ほえる犬は噛まない
画像提供:miro VISION(以下、同じ)
題名 英題
原題 ハングル |
ほえる犬は噛まない A Higher Animal Barking Dogs Never Bite Barking Dog Never Bites フランダースの犬 플란다스의 개 |
製作年 |
2000 |
時間 |
106 110(日本公開版) |
製作 製作支援
配給 |
ウノ・フィルム サヌン・キャピタル シネマ・サービス シネマ・サービス |
監督 |
ポン・ジュノ |
出演 |
イ・ソンジェ ペ・ドゥナ キム・ホジョン ピョン・ヒボン コ・スヒ キム・レハ キム・ジング イム・サンス ソン・ジョンソン チョ・ジェハ ファン・チェリン |
日本版 Video DVD |
字幕版Video 吹替版Video DVD |
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アパート団地の小犬連続失踪事件をモチーフにしたユーモアたっぷりで一風変わった新感覚コミカル風刺劇。原題の『フランダースの犬』には特に意味はなく、監督によると主人公がアニメ『フランダースの犬』の主題歌を歌う場面があるから何となくこの題名にしたとか。英題とそれを直訳した邦題『ほえる犬は噛まない』は、「口やかましい者ほど、実行力・実力が伴わない」という意味の諺。
コ・ユンジュ(イ・ソンジェ)は、犬嫌いのしがない大学講師。年上の妻ウンシル(キム・ホジョン)に養われて生活をしていて、教授になるための賄賂を工面するのにも一苦労の毎日を送っている。ある日、犬の鳴き声が気になったユンジュは憂さ晴らしもあってお隣の犬を地下室に閉じ込めてしまう。
アパートの警備室で経理の仕事をしているパク・ヒョンナム(ペ・ドゥナ)は正義感の強い女の子。彼女は行方不明になった小犬探しを手伝ってビラを団地に張るが、そのビラを見たユンジュはびっくり仰天。ビラには小犬の特徴として「声帯手術をしたので、鳴くことができません」と書いてあったのだ。勘違いに気づいたユンジュは地下室にかけこむが、小犬は姿を消していた。どうやら警備員のおじさん(ピョン・ヒボン)が犬鍋にして食べてしまったようだ。そして、第二、第三の小犬失踪事件が発生する。
『リング』で超能力を持った女性ウンソ(貞子にあたる役)を演じたペ・ドゥナが女性主人公ヒョンナムを好演。人気タレントの彼女だが、この作品のためにドラマ、テレビ番組のMC、ラジオのDJなどをすべて放棄し、演技に打ち込んだ。
主演の二人に加えて助演陣の演技も素晴らしい。怪談「ボイラー金氏」を真顔で語る警備員のおじさんを演じるピョン・ヒボン(1942年生まれ)は数多くのテレビ・ドラマに出演しているベテラン。ユンジュの妻ウンシルは、演劇俳優キム・ホジョンが演じる。1991年に演劇でデビューした彼女は、演劇『花びらのような女、水の上に散り』、『愛を探して』などに出演。1995年の百想芸術大賞演技新人賞(演劇部門)、1997年の百想芸術大賞人気賞(演劇部門)、1998年のヒソ演劇賞などを受賞している。映画初出演作は、キム・スヨン監督が1999年に作った『沈香』だが、『沈香』の封切りが遅れたため『ほえる犬は噛まない』が初の劇場公開作となった。最後に犯人にされてしまう浮浪者役のキム・レハ(1964年生まれ)も演劇俳優で、映画には『ソウル・ガーディアンズ 退魔録』、『虹鱒』の他、ポン・ジュノ監督の短編『支離滅裂』や同じく短編『白色人』にも出演している。ヒョンナムの友人のデブチン女の子を演じたコ・スヒ(1976年生まれ)は劇団「童僧」で活躍中の演劇俳優。演劇『青春礼讃』などに出演している。『ディナーの後に』のイム・サンス監督もイ・ソンジェの先輩大学教授役でカメオ出演。大熱演している。
本作品で長編監督デビューしたポン・ジュノ監督は1969年生まれで、映画アカデミー11期出身。短編映画『支離滅裂』が1995年のバンクーバー国際映画祭に進出しており、『モーテルカクタス』でシナリオの共同執筆と助監督を、『ユリョン』ではシナリオの共同執筆を担当している。シナリオは監督のポン・ジュノ他、ソン・テウン、ソン・ジホの3人で執筆。
製作はチャ・スンジェ。音楽はチョ・ソンウ。CGは『KUMIHO/千年愛』、『銀杏のベッド』、『愛のゴースト』などのCGを担当したパク・クァヌ。
第1回(2000)全州国際映画祭「韓国映画長編」部門、第4回(2000)富川国際ファンタスティック映画祭メイド・イン・コリア部門、第19回(2000)バンクーバー映画祭、第46回(2000)サン・セバスチャン国際映画祭新人監督賞コンペ部門、第44回(2000)ロンドン国際映画祭、2001年スラムダンス国際映画祭コンペ部門、第30回(2001)ロッテルダム国際映画祭、第3回(2001)ブエノスアイレス国際独立映画祭コンペ部門、第25回(2001)香港国際映画祭、2001年シンガポール国際映画祭、第24回(2001)シアトル国際映画祭「アジアン・ビート」部門、第36回(2001)Karlovy Vary国際映画祭回顧展「ニュー・コリアン・シネマ」、第19回(2001)ミュンヘン国際映画祭「若いアジア映画(Young Asian Film)」部門、第20回(2002)ベルギー・シネマノボ映画祭一般プログラム部門招待作品。第13回(2000)東京国際映画祭シネマプリズム部門と第11回アジアフォーカス・福岡映画祭2001では『吠える犬は噛まない』という題名で上映。第9回(2002)シネマコリア上映会では『フランダースの犬/吠える犬は噛まない』という題名で上映。第7回みちのく国際ミステリー映画祭2003 in 盛岡上映作品。
第25回(2001)香港国際映画祭国際映画批評家連盟賞(FIPRESCI Award)、2001年スラムダンス国際映画祭編集賞、第3回(2001)ブエノスアイレス国際独立映画祭「アルゼンチン映画音楽家協会が選定する特別賞」、第19回(2001)ミュンヘン国際映画祭「若いアジア映画(Young Asian Film)」部門「才能ある新人監督賞(High Hope Award)」、第1回(2000)釜山映画評論家協会賞助演女優賞(キム・ホジョン)、第21回(2000)青龍賞新人女優賞(ペ・ドゥナ)受賞作品。
初版:2000/2
最新版:2001/7/15
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投稿者:T.Uさん 投稿日:2000年4月28日(金)18時35分07秒
いまいちぱっとしない映画。地味。主演のペ・ドゥナも、かわいいんだけどぞっこん惚れるというタイプではない。風刺コメディにしては毒がなく、コメディにしては笑いが少ない。見終って不満もないが、特に際立った印象も残らない。別にこの映画にうらみはないのだけど…悪い映画じゃないんだよ…うん。
【評価:★★★】
【ソチョンの鑑賞ノート】
第13回(2000)東京国際映画祭で字幕付を鑑賞。
いや、これは面白いです。でも、これほど、その「面白さ」を文字で伝えるのが難しい映画もありません。私がその「素晴らしさ」を文章で記すのを放棄した作品に『八月のクリスマス』がありますが、「こりゃ、書けないなぁ」と諦めの念を持つのは、それ以来のこと。あえてジャンル分けをするならば、コメディになるのですが、社会風刺の面も強く、かといってそれが強すぎるわけでもなく(風刺が利いていることに気づかない外国人観客も多いのでは?)、本当に不思議な映画です。
東京国際映画祭で鑑賞したのですが、物静かな日本の観客があれほどゲラゲラ笑いながら映画を見るのを私は見たことがありません。そして、上映終了後の監督のトークでは、多くの観客が身を乗り出すようにして聞き入っていました。
監督自ら漫画を書くそうですが、なるほど、この映画のギャグは漫画チックで構図も漫画的なところがあります。そして、怪談「ボイラー金氏」。日本で言えば「トイレの花子さん」のようなお話ですが、あれだけ語りだけで観客を引き付ける演出&演技というのは他に見たことがありません。警備員のおじさんが、自分の鍋を食べようとしている男を追っ払うために話し始めた、こわ〜いお話「ボイラー金氏」。警備員のおじさんの(設定上の)アドリブだと思うのですが、しゃべればしゃべるほどおじさん自身が乗ってきてしまって、延々と話が続きます。最初は「いつまでやるの?」と心配になりますが、気づいた時には観客全員「ボイラー金氏」の虜。いや〜笑った笑った。韓国ではまるで評価されていないようですが、個人的には警備員のおじさんを演じたピョン・ヒボンに助演男優賞か特別賞かをあげたいですね。
デフォルメされたキャラクターを楽しむのがこの映画の面白さの一つですが、登場人物の描写も見事の一言。地下鉄で物乞いをしている貧しい母親に、寝ぼけて席を譲ろうとするパク・ヒョンナム。教授へ賄賂を送りに行く途中で、同じ地下鉄の物乞いに出会い、賄賂の中から1万ウォンをこっそりと渡すコ・ユンジュ。一つのシーンだけで、登場人物の性格や、心の動きをズバッズバッと描ききる。そして、ありとあらゆる登場人物がすべて物語の中で有機的に結びついていて、無駄なキャラクターや無駄なシーンが一つとしてない!
韓国での興行成績は芳しいものではありませんでしたが、分かるような気がします。この映画、笑いの端々で韓国社会の欠点をずばずば指摘しているので、韓国の方がご覧になったら、思いっきり笑い飛ばすことができないのではないでしょうか? のべつまくなし唾を飛ばすおばあさん、犬を食べる習慣、権力者の悪は見逃され割を食うのはいつも下級の民、社会的ステータス(この映画では大学教授)を得るためには何をしても構わないという風潮、社会的公正さより血縁の幸福が優先される・・・ 書き出すときりがないですが、グローバル・スタンダードからははずれた韓国社会の特徴が山のようにてんこ盛りになっているので(日本も他の国のことは言えませんが)、その当事者である韓国人が見たら笑うに笑えない。誰でも自分たちの欠点は見たくない。そんな部分があったんじゃないかと思います。
感性的に近く、なおかつ外国人であるがために気楽にこの映画を笑い飛ばせるという意味で、この作品をもっとも楽しめるのは日本人である可能性があります。それにとにかく笑いのツボが日本人向き(「ボイラー金氏」は他の外国で受けるのかどうか疑問)。韓国人より日本人にお勧めの映画というのも珍しいですね。
日常の些細な出来事を丹念に描いて笑い(感動)を積み重ねていくところといい、主役の演技のみならず脇役がずば抜けて良いところといい、無駄なシーンやキャラクターが一つとしてないところといい、その面白さ(素晴らしさ)を文字で表現するのが難しいところといい、日本人向けの作風といい、これはコメディ版『八月のクリスマス』です。
2000年12月2日執筆
投稿者:SUM さん 投稿日:2000年12月18日(月)00時23分38秒
どこにでもある、苦いけど、他人事だと笑っちゃうような出来事。人生はそういう苦いことの積み重ねだよと、温かい目で見守るようなこの映画。監督のこの視線に感動した。
流れるようなストーリー展開。東京国際映画祭での上映で、会場の評判はかなりよかったようですが、日本で上映されたら、観客の評判はいいに違いない。宣伝上の「ウリ」に欠けるためか一般公開の話を聞かないのは、とにかく残念だ。
【評価:★★★★】
【鑑賞ノオト】 Text by 月原万貴子(月子) 2001/9/13
ある団地を舞台に、ダメ男のちょっとした憂さ晴らしが大事件になってしまう様を描いたブラック・コメディ。
出産間近の大きなお腹をかかえた妻に経済的にも精神的にも寄りかかっている、うだつの上がらない大学講師ユンジュ(イ・ソンジェ)。教授になるためにはかなりの額の賄賂が必要なのに、その工面も妻に任せっきりのダメ男だ。自分の情けなさを自覚しているだけにストレスが溜まっていた彼は、隣の家の飼い犬に八つ当たり。泣き声がうるさいと地下室に閉じ込めてしまう・・・
「小犬連続失踪事件」の解決に燃える団地管理室勤務の事務員ヒョンナム(ペ・ドゥナ)とユンジュの攻防戦はかなりユニーク。逃亡するユンジュをヒョンナムとその親友が追跡するシーンなどはかなりのわくわく感だ。
妻に頼りっきりのダメ男ユンジュを演じるイ・ソンジェはいつもながらの役になりきるカメレオン俳優ぶりを見せていて、さすがの安定感。真夜中、真ん丸く膨らんだ妻のお腹にそっと添い寝する様子には、彼のもつ優しさと弱さが感じられ、妻が不満を持ちつつも見捨てられない訳を見たような気がしました。
ほっぺが赤いペ・ドゥナは可愛いし、事件の鍵を握る警備員のおじさんやホームレスの男、地下鉄の中の物乞いの母子など、脇役もみないい味を出していて、キャスティングに無駄なし!
韓国内での興行成績はイマイチだったそうですが、贈収賄が当然とされたり、犬を鍋物にしちゃったり、社会的弱者にババを引かせたりと、現代韓国の「痛いところ」を突いちゃっているせいかなあという気がします。が、日本人には言ってみれば「対岸の火事」みたいなものですから、安心して笑ってくださいませ。
【評価:★★★★】
『フランダースの犬/吠える犬は噛まない』感想集
第9回シネマコリア上映会のアンケートより
※ 上映会では『恋風恋歌』を併映 ※ 上映会で予定していたポン・ジュノ監督のトークは中止に
- 面白すぎる。ペ・ドゥナは綺麗なお姉さんしか目立たなかった韓国芸能界には稀有な存在。とても魅力的です。(女性,40代)
【評価:★★★★★】
- 説明の難しい映画ですね。こんなにオモシロイのに。一般配給するには勇気を要するか?(男性,30代)
【評価:★★★★★】
- 思ったより面白かった。(女性,30代)
【評価:★★★★★】
- 最高! 円環、鏡などを多用して、奥の深い不条理感を醸し出している。ドイツ映画のような雰囲気あり(ex.『ラン・ローラ・ラン』)。ラストシーンのミラーのチカチカが象徴的。(女性,60歳以上)
【評価:★★★★★】
- ペ・ドゥナがとても良い演技をしていた。とてもかわいい。『ターミネーター2』など他の映画のパロディが入っていて面白かった。(男性,30代)
【評価:★★★★★】
- ヒョンナムと彼女の友達が所在なく青春の日々をつるみながら送っているのが可愛くて、懐かしくて。人間は残念ながら年をとるにつれ、あんな仲の良さは誰とも結び合えなくなってしまいます。団地のおばあちゃんの遺言が大金の話ではなくて「切干大根をあげます」ということだったというのも人と人の心の合わせ方を教えてくれているようで、笑いながら胸に涙が落ちてきました。(女性,50代)
【評価:★★★★★】
- 初めて観ましたが、結構好きです。(女性,30代)
【評価:★★★★★】
- 初めて字幕つきで見て、大変面白かったです。(男性,40代)
【評価:★★★★★】
- 日本で配給されないのは非常にもったいないと思います。(女性,20代)
【評価:★★★★★】
- 何度も見ましたが、字幕つきは初めてでした。とても楽しかったです。(女性,30代)
【評価:★★★★★】
- とにかく笑えました。ドキドキの場面もすべて。最後は笑いでやられました。(女性,30代)
【評価:★★★★★】
- とても面白かったです。ペ・ドゥナさん、イ・ソンジェさんの表情、最高でした。(女性,30代)
【評価:★★★★★】
- とても面白かったです。(男性,60歳以上)
【評価:★★★★★】
- 東京国際映画祭の評判を聞いて、ずっと見たかった作品です。サイコー!! 笑えた。(男性,30代)
【評価:★★★★★】
- 東京国際映画祭で見られなかったので楽しみでした。トークショーは残念でしたが次の機会に。(男性,30代)
【評価:★★★★★】
- タップリ楽しませてもらった。いやぁ、実に面白い。イ・ソンジェのとぼけた演技に惚れた。(男性,50代)
【評価:★★★★★】
- そのまま観ても楽しめました。もっと韓国の社会事情を詳しく知っていたら深い部分まで楽しめたのではないかと思いました。韓国のことをもっと勉強したらまた見てみたいです。(男性,30代)
【評価:★★★★★】
- ずっと見たかったので楽しみにしていました。すごい面白かったので、機会があればもう一度見たい。(女性,30代)
【評価:★★★★★】
- すごい面白かった。すごい笑えて楽しい時間を過ごせました。(女性,20代)
【評価:★★★★★】
- 最高!! 脚本がすごくよく出来ていて主演の二人がうまい!(女性,50代)
【評価:★★★★★】
- こんなに笑った映画は今までない。(女性,20代)
【評価:★★★★★】
- この作品のことは、これまで公開された韓国映画のパンフレットなどで知っていたが、まさかシュールなコメディとは思わなかった。多いに笑えるけど、韓国的に深刻に暗くなる所があるのが難。地位が上がった後のむなしさや、手持ちカメラや、テレビ画面や8mmを用いたユーモアには感心した。(男性,30代)
【評価:★★★★★】
- ケッサク!(男性,20代)
【評価:★★★★★】
- けっこう面白かった。(女性,20代)
【評価:★★★★★】
- 韓国でしか作れない映画だ。テンポと笑いがすばらしい。こういう映画、久しぶりに見た。(男性,20代)
【評価:★★★★★】
- 面白かったし、素敵だった。感動。撮り方も凝ってるし、音楽もよかった。(女性,20代)
【評価:★★★★★】
- 映画祭で見逃していたので、今回とても楽しみにしていて、期待通りで良かったです。(女性,30代)
【評価:★★★★★】
- いや、これは名作ですね!! 評判は聞いていたのですが、内容も役者も素晴らしい。もしかしたら今まで観た韓国映画の中でも最高に感じ入った作品かもしれない。<人間社会を描く>っていうことはこういうことですね。観られて良かった。感謝します。作品を見てしまうと是非監督のゲストトークが聞きたかったと残念です。この監督の名前は覚えます。撮影中の新作も観られるよう祈ってます。(女性,30代)
【評価:★★★★★】
- 一昨年見逃していたので、今回見られて、とても嬉しかったです。(女性,40代)
【評価:★★★★★】
- 一回見ただけではなんとも言えない、狐につままれたような映画だった。それだけメッセージの掘り起こしがいのある作品なんだと思う。もう三回くらい見たい。だから評価はできないけど、ペ・ドゥナが超可愛かったので★★★★★! 少なくとも彼女の魅力を余すところなく写している点は間違いなし。(男性,20代)
【評価:★★★★★】
- イ・ソンジェさんの演技のセンスに感激です。ゲストに呼んで欲しかったです。(女性,30代)
【評価:★★★★★】
- 『アタック・ザ・ガス・ステーション!』より好き。メチャクチャぶっとんで面白いクセに社会的! サントラCD、パンフレット、プレスシートなど是非入手したい。(女性,40代)
【評価:★★★★★】
- 感想なし。(女性,30代)
【評価:★★★★★】
- 感想なし。(女性,30代)
【評価:★★★★★】
- 感想なし。(男性,50代)
【評価:★★★★★】
- 感想なし。(男性,30代)
【評価:★★★★★】
- 感想なし。(男性,30代)
【評価:★★★★★】
- 感想なし。(男性,30代)
【評価:★★★★★】
- 感想なし。(女性,60歳以上)
【評価:★★★★★】
- 感想なし。(女性,40代)
【評価:★★★★★】
- 感想なし。(女性,30代)
【評価:★★★★★】
- 感想なし。(女性,30代)
【評価:★★★★★】
- 感想なし。(女性,30代)
【評価:★★★★★】
- 感想なし。(女性,30代)
【評価:★★★★★】
- 感想なし。(男性,30代)
【評価:★★★★★】
- 感想なし。(女性,30代)
【評価:★★★★★】
- 感想なし。(女性,40代)
【評価:★★★★★】
- 感想なし。(女性,40代)
【評価:★★★★★】
- 感想なし。(女性,40代)
【評価:★★★★★】
- 感想なし。(男性,30代)
【評価:★★★★★】
- 感想なし。(女性,20代)
【評価:★★★★★】
- 感想なし。(女性,50代)
【評価:★★★★★】
- 感想なし。(男性,30代)
【評価:★★★★★】
- 感想なし。(女性,20代)
【評価:★★★★★】
- 感想なし。(男性,40代)
【評価:★★★★★】
- 面白くて、たまには笑える映画もいいと思った。(女性,20代)
【評価:★★★★】
- 面白く、見に来てよかったです。(女性,40代)
【評価:★★★★】
- 面白かったです。ホロリとする所もあって、コメディだけでなくて良いストーリーでした。最後、ペ・ドゥナはどうなったのでしょう?(女性,20代)
【評価:★★★★】
- 面白かった。韓国映画の元気さが伝わってくる。(男性,40代)
【評価:★★★★】
- 普通に面白い。『アタック・ザ・ガス・ステーション!』を観たことがあったので、役者にびっくりした。(女性,20代)
【評価:★★★★】
- 東京国際映画祭の際見逃し、後でとても面白い映画だとの評判だったので、観たくてたまらない映画でした。評判どおり、なかなか面白かったです。あまりかっこよくないイ・ソンジェも、化粧っ気のないペ・ドゥナも自然な感じで、ストーリーのテンポもよく、特にボイラーキムの話は、どうでもいい内容にもかかわらず、思わず話に引き込まれていました。韓国社会のブラックな点を取り上げた内容だったので、韓国ではあまり受けなかったようですが、日本人がどれだけこのブラックな意味が分かるかどうかは別にして、この手の映画は、日本受けしそうな内容と思いますが、どうでしょうか?(男性,30代)
【評価:★★★★】
- 地味な映画だったけれど、日本にはない内容だったので面白かった。(女性,30代)
【評価:★★★★】
- 是非観たかったので、大阪から来たかいがありました。満足です。(男性,40代)
【評価:★★★★】
- 主役の二人もよかったのですが、ウンシル役のキム・ホジョンさんの演技が印象に残りました(自分の退職金を旦那のために投資しようとしたのよ、という場面がよかったです)。(男性,30代)
【評価:★★★★】
- 今回は二作品とも字幕なしで見たことのある作品で良い作品だと思っていました。しかし『ほえる犬は噛まない』は字幕なしでは少々わかりづらかったので、今回の上映会ではよく理解できて満足しました。どうして原題が『フランダースの犬』なのかが唯一疑問(エンディングがアニメ『フランダースの犬』のテーマだったが・・・)。何も知らないで見に来た人がいたとすれば、アニメを思い浮かべて来場したかもしれないですね(笑)。(女性,20代)
【評価:★★★★】
- 黒い。でも面白い!(男性,30代)
【評価:★★★★】
- 楽しかったです。(女性,50代)
【評価:★★★★】
- 笑える映画だったが、素直に笑えない部分もあった。考えさせられる映画だった。(男性,20代)
【評価:★★★★】
- 本当に面白い。この監督の作品をもう一度見たいと思いました。(女性,30代)
【評価:★★★★】
- ポン・ジュノ監督の来日ならずで本当に残念です! 裏話を色々聞きたかったです。(女性,40代)
【評価:★★★★】
- 久しぶりに楽しめる映画だった。
【評価:★★★★】
- バカな映画でよかった。思いっきり笑えるところが、韓国映画っぽいです。(女性,30代)
【評価:★★★★】
- なんとも言えない笑いが魅力です。(女性)
【評価:★★★★】
- とにかく面白い映画です。コメディながら、映像にジャズが入っていてとても洒落た作品だと思います。(男性,30代)
【評価:★★★★】
- とにかく笑えました。(男性,20代)
【評価:★★★★】
- とても良かったです。ストーリーがコミカルで楽しめました。(女性,20代)
【評価:★★★★】
- とても楽しく拝見しました。映画館でなかなか上映されないというのは大変残念ですね。韓国映画や韓国に興味を持って一年も経っていないので、これまでに見た韓国映画の数自体少ないのですが、そのなかでも上位にランクイン! ただ、犬肉文化の韓国だからこその作品ですよね。ちょっとは韓国の文化を知ってからでないとブラックユーモア的要素については思う存分楽しめないのかな、とも。でも、そんなことを知らなくても全体的には楽しめる作品だと思いました。今回のようなコミカル風刺は好きなので結構ハマっちゃった感じです。映画館で上映されたら、友人に薦めます。実は、主演のイ・ソンジェの作品は見たことがありませんでした。本作ではこれまでのイメージとはまた違ったキャラを演じているみたいですね。「初」イ・ソンジェでしたが、すごく面白みのある主人公だと感じる演技でした。小市民的キャラがとても出ていました。この作品でイ・ソンジェのイメージが固定されそうな勢いです。それ程にヒット!です。こんな作品つくっちゃうポン・ジュノ監督のゲストトークが中止になってしまい、残念ですね。映画を見る前は「中止か」と思っただけなんですが、見終わった後は、こんな作品つくっちゃうポン・ジュノ監督ってどんな人なんだろう?って、トークを聞いてみたかったなぁと思いました。ペ・ドゥナは美人と言うわけではないと思うのですが(好みもありますが・・・)、かわいいなぁ、と思ってしまいました。妹的なかわいらしさなのかもしれません。コメディセンスもありますよね。上映前に「これからの韓国映画を背負って立つ女優」とおっしゃったかと思うのですが、まさしく!その通りだと感じました。(女性,20代)
【評価:★★★★】
- とても楽しみにしてた。おもしろかった。再上映してください。(女性,20代)
【評価:★★★★】
- どうせ皆悪い事してるだろうというような社会風刺なんだか、お笑いなんだか、アクションなんだかよく分からないが、妙な味のある映画で、最後で一応ペ・ドゥナの職以外はピシッとまとまる所にセンスを感じました。笑いのセンスが少し日本とずれていて狙いすぎる所と、盛り込みすぎの感があるので、評価は3.75位です。(男性,30代)
【評価:★★★★】
- 東京国際映画祭で見られなかったので見れて良かったです。すごく面白かったです。(女性,30代)
【評価:★★★★】
- テンポがよく楽しい映画だった。ペ・ドゥナが可愛かった。(女性,30代)
【評価:★★★★】
- ちょっとブラックですが、とても面白かったです。ペ・ドゥナと友達がGOOD!(女性,30代)
【評価:★★★★】
- すばらしい。全編ばかばかしさに満ちていたし、主演の女優さんもよかった。主演の男優は『美術館の隣の動物園』とまた違って、演技派だと見直した。(女性,30代)
【評価:★★★★】
- 好き嫌いが分かれると思いますが、自分としては好きなタイプの映画でした。(男性,30代)
【評価:★★★★】
- 数年前、東京国際映画祭で見た。ものすごく面白かった。その日の観客の反応も良かったように思う。これは必ず日本公開されるなと思った。が、今だなし。不思議だ。(女性,30代)
【評価:★★★★】
- けっこうシュールな笑いでツボでした。(女性,30代)
【評価:★★★★】
- ゲストトークを楽しみにしていたのに、中止になって非常に残念です。『ほえる犬は噛まない』のような韓国映画をはじめて見ました。韓国にもこういうタイプの映画があるなんて知らなくて興味深かったです。(女性,20代)
【評価:★★★★】
- キャラクターのデフォルメ化とストーリーの現実的ナマナマしさの対比が面白い。(男性,30代)
【評価:★★★★】
- オリジナル上映を一回見ただけ。おおよそ分かっていたつもりだったが、やはり日本語で台詞を見ないと。(男性,40代)
【評価:★★★★】
- 面白かったです。言葉が分かって嬉しい。(女性,50代)
【評価:★★★★】
- 面白かったけど、少し長いかも。(女性,30代)
【評価:★★★★】
- 面白かった。彼が犯人だと分からせる場面とか印象的だった。(女性,20代)
【評価:★★★★】
- イ・ソンジェは注目してます。ペ・ドゥナと力強い女友達の友情が弱かったです。(女性,40代)
【評価:★★★★】
- イ・ソンジェさんは出る映画によって本当に様々な演技や表情を見せてくれ、いつも新鮮な驚きがあります。韓国ではあまりヒットしなかったようですが、風刺が効きすぎているからでしょうか。日本人の私には十分楽しめました。(男性,30代)
【評価:★★★★】
- イ・ソンジェさんの作品の中で一番面白かった。(女性,20代)
【評価:★★★★】
- イ・ソンジェがヘナチョコぶりを好演。ペ・ドゥナとその友達役の娘も良いです。ドアミラーをへし折って大事にかかえて電車で眠っているシーンがなぜか好きです。(男性,30代)
【評価:★★★★】
- ある程度韓国事情を知らないと楽しめない気がします。ここまで韓国の人が韓国の欠点を描くとは! ラストのイ・ソンジェの表情が印象的でした。(女性,20代)
【評価:★★★★】
- VCDで観てあまり理解できなかった作品です。字幕付きで観られてとてもうれしく楽しめました。(女性,40代)
【評価:★★★★】
- 「犬」→「猫」と来て、次は何?>ペ・ドゥナ(男性,30代)
【評価:★★★★】
- 感想なし。(女性,40代)
【評価:★★★★】
- 感想なし。(女性,20代)
【評価:★★★★】
- 感想なし。(女性,30代)
【評価:★★★★】
- 感想なし。(女性,30代)
【評価:★★★★】
- 感想なし。(女性,30代)
【評価:★★★★】
- 感想なし。(女性,30代)
【評価:★★★★】
- 感想なし。(男性,30代)
【評価:★★★★】
- 感想なし。(男性,20代)
【評価:★★★★】
- 感想なし。(女性,20代)
【評価:★★★★】
- 感想なし。(男性,40代)
【評価:★★★★】
- 感想なし。(女性,30代)
【評価:★★★★】
- 感想なし。(男性,30代)
【評価:★★★★】
- 感想なし。(女性,20代)
【評価:★★★★】
- 感想なし。(女性,30代)
【評価:★★★★】
- 感想なし。(女性,40代)
【評価:★★★★】
- 感想なし。(女性,50代)
【評価:★★★★】
- 感想なし。(女性,30代)
【評価:★★★★】
- 感想なし。(女性,50代)
【評価:★★★★】
- 感想なし。(女性,30代)
【評価:★★★★】
- 感想なし。(女性,30代)
【評価:★★★★】
- 感想なし。(男性,60歳以上)
【評価:★★★★】
- 感想なし。(女性,60歳以上)
【評価:★★★★】
- 感想なし。(男性,40代)
【評価:★★★★】
- 感想なし。(女性,50代)
【評価:★★★★】
- 感想なし。(女性,40代)
【評価:★★★★】
- 感想なし。(男性,30代)
【評価:★★★★】
- 感想なし。(女性,20代)
【評価:★★★★】
- 感想なし。(男性,20代)
【評価:★★★★】
- 感想なし。(男性,30代)
【評価:★★★★】
- 感想なし。(男性,20代)
【評価:★★★★】
- 感想なし。(女性,20代)
【評価:★★★★】
- 感想なし。(女性,30代)
【評価:★★★★】
- 感想なし。(女性,30代)
【評価:★★★★】
- 感想なし。(男性,30代)
【評価:★★★★】
- 感想なし。(男性,30代)
【評価:★★★★】
- 感想なし。(男性,40代)
【評価:★★★★】
- 感想なし。(男性,50代)
【評価:★★★★】
- 感想なし。(女性,50代)
【評価:★★★★】
- 感想なし。(女性,50代)
【評価:★★★★】
- 感想なし。(女性,20代)
【評価:★★★★】
- 感想なし。(女性,30代)
【評価:★★★★】
- 感想なし。(女性,30代)
【評価:★★★★】
- 感想なし。(男性,30代)
【評価:★★★★】
- 感想なし。(女性,50代)
【評価:★★★★】
- 感想なし。(女性,20代)
【評価:★★★★】
- 感想なし。(男性,20代)
【評価:★★★★】
- 感想なし。(女性,30代)
【評価:★★★★】
- 感想なし。(女性,40代)
【評価:★★★★】
- 感想なし。(女性,20歳未満)
【評価:★★★★】
- 両作品とも好きな女優さんで良かった。対照的な作品だったからよかったです。(女性,20代)
【評価:★★★】
- 面白かった。一般受けはしないが、意欲作でいい。(男性,30代)
【評価:★★★】
- 今回、この作品の主眼が分からなかったです。無理に笑わせようとしている作品にも見えたし、ただたんにペ・ドゥナの天然がはいったキャラクターを大事にしたかったのか、イ・ソンジェの役の夫婦間の問題が重要だったのか、違う意味で難しい映画だったような気がします。犬でなくても団地生活住民の話一本でもよかったと思うのですが。(男性,30代)
【評価:★★★】
- 笑えるところもあって面白いけど、怖いところもあり。(男性,20代)
【評価:★★★】
- 笑えてよかった。最後の終わり方が寂しい。イ・ソンジェさんは色々な役ができるとあらためて思った。(女性,20代)
【評価:★★★】
- ペ・ドゥナは真面目そうな人なのに友達がドアミラーを壊しても怒らずそれをおもちゃ代わりに持って歩いていたのが?(男性,30代)
【評価:★★★】
- ペ・ドゥナの『プライベートレッスン 青い体験』もいい映画でしたよ。(男性,50代)
【評価:★★★】
- ペ・ドゥナかわいー(男性,30代)
【評価:★★★】
- ブラックユーモアめいていて悪くはないけど、私は真面目すぎるせいか、いまひとつノリきれないものはある。「映画の中で動物は虐待されていません」というテロップはあったけれど十分に虐待されているのでは?(男性,30代)
【評価:★★★】
- ブラックユーモアな映画なのに笑いたくなる場面があり面白かったです。ペ・ドゥナもかわいい女優さんと思いました。(女性,30代)
【評価:★★★】
- とても変わった作品ですね。うける人とうけない人に分かれそうですが、私はまぁまぁ乗れました。確かに皮肉・風刺が効いている感じはしました。でも、オチがビシッと決まってないような。犬二匹も死に至らしめて自分は付け届けして教授になったわけ? そこのところがちょっと納得いきませんが。韓国の男性は気の強い女性が好きなんでしょうかね?(女はたいてい気が強いけれど)(女性,30代)
【評価:★★★】
- 楽しかったけど、ラストのオチがいまいち・・・でした。(女性,30代)
【評価:★★★】
- コリア映画って面白い物も結構あるんですね。(女性,30代)
【評価:★★★】
- ケーキの下のお札。あれで教授になってしまうんですね。そして、すべての罪を着せられてしまう人。どちらの映画でも感じたことは、人は人を差別せずにはいられないということ。(女性,40代)
【評価:★★★】
- 面白かった。問題は日本でのタイトルのみ。原題『フランダースの犬』では例のアニメと紛らわしいですよ!(男性,30代)
【評価:★★★】
- 面白かった。日本語版を見られて嬉しい。(女性,30代)
【評価:★★★】
- 犬を食べる文化が一般的には認められないし、理解されない日本でこの映画が上映されることは絶対に希望しない。イ・ソンジェの映画毎の演技など、とても興味があるし面白い作りだとは思うが、韓国映画好きとしては、この映画を入り口に一般の人に見てほしくない。一般公開反対!!(女性,30代)
【評価:★★★】
- 犬好きにはオススメできないです。(女性,30代)
【評価:★★★】
- 一風変わった映画で好み。(男性,40代)
【評価:★★★】
- イ・ソンジェさんのファンで前から見たいと思っていたので良かったです。(女性,30代)
【評価:★★★】
- 『反則王』のほうが面白かったです。内容としては『ほえる犬は噛まない』も好きなのですが、個人的に・・・ スミマセン。(女性,20代)
【評価:★★★】
- 感想なし。(女性,30代)
【評価:★★★】
- 感想なし。(女性,40代)
【評価:★★★】
- 感想なし。(女性,30代)
【評価:★★★】
- 感想なし。(男性,20代)
【評価:★★★】
- 感想なし。(女性,30代)
【評価:★★★】
- 感想なし。(女性,20代)
【評価:★★★】
- 感想なし。(男性,30代)
【評価:★★★】
- 感想なし。(男性,30代)
【評価:★★★】
- 感想なし。(男性,30代)
【評価:★★★】
- 感想なし。(男性,30代)
【評価:★★★】
- 感想なし。(女性,20代)
【評価:★★★】
- 感想なし。(女性,40代)
【評価:★★★】
- 感想なし。(女性,20代)
【評価:★★★】
- 感想なし。(女性,30代)
【評価:★★★】
- 感想なし。(女性,20代)
【評価:★★★】
- 感想なし。(女性,30代)
【評価:★★★】
- 感想なし。(女性,30代)
【評価:★★★】
- 感想なし。(女性,30代)
【評価:★★★】
- 感想なし。(男性,30代)
【評価:★★★】
- 感想なし。(男性,30代)
【評価:★★★】
- 感想なし。(男性,20代)
【評価:★★★】
- ほとんど笑えない。実際には犬を虐待していないにしても、ストーリー上で二匹の子犬を殺し、鍋にして食べ、しかもそのショックでおばあさんも死ぬという展開はどうしても楽しめない。大学の教師夫婦の話と管理室の女の子の話とどっちつかずの中途半端な印象を残す。(男性,40代)
【評価:★★】
- 韓国が犬を食べるという文化は否定しないけれど、他人が可愛がってた犬をあのように食べてしまう人がいるという設定はどうかと思います。韓国好きとしては、韓国について何も知らない人がこれを見たら、どう思うでしょうか? 誤解されやすいと思います。はっきり言って、この映画は日本で配給されなくて良いと思います。純粋に楽しめない映画でした。(女性,30代)
【評価:★★】
- 犬が好きなので、ちょっとグロくて心から笑えなかった。イ・ソンジェさんは好きなので期待していたのですが。(女性,30代)
【評価:★★】
- 感想なし。(女性,30代)
【評価:★★】
- 感想なし。(男性,40代)
【評価:★★】
- 最初の言い訳には一体どういう意味があったのか? 犬を殺したところから笑えなくなった。それがアップで映し出される時に笑った観客の神経が信じられない!! これをコメディと同等のレベルで語って欲しくない。文化の違いといえばそれまでだが、日本人には理解できない。大変後味の悪い映画。ペ・ドゥナの好演が台無しである。(女性,40代)
【評価:★】
- んー、どっちかというと日本人に犬を食べるシーンはキツイのでは?!(男性,30代)
【評価:★】
- 小ネタのみ・・・(男性,30代)
【評価:★】
- ストーリー、構成などうまいなと思いますが、私のような犬好きにはとても辛いものがあります。とても笑えません。イ・ソンジェの内面が変わっていく様がうまかったと思います。(女性,40代)
【評価:★】
- ストーリー的に面白い内容でよかった(日本人には考え付かないもの)。(女性,20代)
- 映画の出演者や場面的には笑えたが、犬好きやペットを飼っている人には不条理な展開なのでは? 犬食文化が理解できないとかなりつらいと思いました。(女性,30代)
投稿者:NOBさん 投稿日:2003/6/22 20:02:51
いやぁ、笑って笑って笑い転げました。
隣の部屋に住むアジュンマが、日本人の僕が何に笑っているのかを知ったら・・・ さぞかしむかついて怒るんだろうなぁ。「イ チョッパル ケーセッキヤ」とか言われそう。
それくらい的確に韓国社会を写し取りながら、重くも軽すぎもせず、バランスがとてもいい。『殺人の追憶』には、うなりましたが、監督第一作が、これほどの出来なら、当然だって感じがします。
『火山高』でも独特な雰囲気を醸し出していた、警備員のピョン・ヒボン。なんか、大友克洋の漫画に出てきそうな風貌が凄い存在感ですね。彼なくしては、この映画は成り立たなかったでしょう。
【評価:★★★★】
投稿者:Dalnaraさん 投稿日:2003/11/4 00:50:19
一見市民の日常生活のスケッチのよう。それは韓国人ならもう見慣れていて何とも思わないような、でも外国には敢えて見せないだろうというような韓国社会の光と影。影の部分を遠景に留めずにきっちりおもしろく描いている。
韓国人の持つ犬に対するambivalence(愛玩用と補身用)を表現しながら欧米の映画祭によく出品したなぁ、とその蛮勇に感服。「犬は安全に管理されています」という冒頭のおことわり文が皮肉っぽくていい。
愛玩用と補身用という犬の価値のambivalenceの他にも対称形の発見。どちらかといえば女性は正義感にあふれ不言実行で、男はいいかげんに情けなく生きているかんじ。そんな男たちが出世したり、何のとがめも受けなかった一方で、女たちは職を失う。心が正しくって不言実行でカッコよくても社会では負け犬になってしまう女性たち。男と女の対照的な浮沈から理不尽に思える現代社会が浮かび上がる。
警備員の「ボイラー金氏」の話、即興にしてはディテールに凝った長い話で、不言実行より有言不実行な人が勝ちそうな勢いだった。
おばあちゃんはアガ(ワンちゃん)が死んでショックで倒れて死に、一方小学生の女の子はいなくなった犬のことはもう忘れたのか、新しい犬とうまくやっているよう。孤独と犬にそそぐ愛情はこんなふうに反比例するのだろうか。
市民の悪意や罪のスケッチ。その中で黄色は正義の味方の色。でもユンジュの身に付ける黄色は半透明で、ヒョンナムの黄色いパーカーほどくっきりしていない。正真正銘の正義ではない、少々の悪意を宿したどっちつかずの内面、二重性を象徴しているよう。赤は敵の色を象徴しているみたい。キャップにTシャツ、蓋付きのバケツ。韓国語で「赤」も「敵」も同じ発音だし・・・
エンディングでジャズにアレンジされた『フランダースの犬』の曲。Bassがぶんぶん言っていたのが突然メタル調にShoutする『フランダースの犬』の曲に変わる。音楽の変調が韓国社会のambivalenceに再度言及しているようにも聞こえた。あるいは、一見静かな市民生活のスケッチには悪意と罪が内包され、平和のなかに破綻が予感されているようにも・・・聞こえた。
【評価:★★★★】
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