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ハッピーエンド


画像提供:ムヴィオラ(以下、同じ)


題名
英題
ハングル
ハッピーエンド
Happy End
해피엔드
製作年 1999
時間 99
100(日本版Video&DVD)
製作
共同製作
提供
共同提供
ミョン・フィルム
ソウル・ムービー
CJエンターテインメント
国民技術金融
監督 チョン・ジウ
出演 チェ・ミンシク
チョン・ドヨン
チュ・ジンモ
チュ・ヒョン
ファン・ミソン
キム・ビョンチュン
ユ・ヨンス
ホ・エイン(赤ん坊役)
日本版
Video
DVD
字幕版Video
吹替版Video
DVD

 不倫に陥った妻、不倫相手の男、そして失職した夫の愛と殺意を大胆に描く「世紀末痴情劇」。メロとスリラーを巧みに結合させており、結婚と愛の世紀末的情緒をモダンな映像で写す。短編映画で名をはせたチョン・ジウ監督長編デビュー作。

 ソ・ミンギ(チェ・ミンシク)はリストラで銀行を首になってしまい、妻チェ・ボラ(チョン・ドヨン)の代わりに家事・育児をする凡庸な男。一家を支えるチェ・ボラは、子供英語学院の院長をしているやり手のキャリア・ウーマンだが、ウェッブ・デザイナーで大学時代の恋人キム・イルボム(チュ・ジンモ)との不倫を楽しんでいる。生後5ヶ月の娘(ホ・エイン)を持ちながら不倫に走る妻と失職した夫。ふとしたことで妻の不倫に気づいたソ・ミンギは屈折した殺意を抱く。

 『情事』を見て以来「作品として必要であればいつでも脱ぐ用意がある」と発言していたチョン・ドヨンが演じる初めての露出演技&情事シーンが話題となった。世紀末の1999年12月に公開されたが、不倫を素材にしているせいか中年客層のとりこみに成功し、年を越える大ヒットとなった。

 インディペンデント映画で有名な「映画製作所青年」出身の7人が、1997年に長編映画企画チームとして結成した「青年フィルム」が企画し、ミョン・フィルムが製作した作品。企画=インディペンデント系、製作=商業映画系という珍しい組み合わせが新しい試みとして注目された。製作者はイ・ウン。シナリオは監督のチョン・ジウ。ロングテークとロングショットを活用した映像が特徴の撮影を担当したのは、『バッドムービー』の16mm撮影と『LIES/嘘』の撮影監督を担当したキム・ウヒョン。音楽スーパーバイザーを担当したチョ・ヨンウクは、『接続』『クワイエット・ファミリー』『陽が西から昇ったら』『カル』の音楽も担当している。また、チュ・ヒョンが古本屋の主人役で友情出演している。

 「青年フィルム」が企画した当初はチョン・ドヨンやチェ・ミンシク等にシナリオを持っていっても出演を拒否されるなど映画化が危ぶまれたが、ハン・ソッキュが映画雑誌『シネ21』のインタビューで「良いシナリオだ」と発言したことがきっかけとなり、ミョン・フィルムとの合弁形式での製作が決定。そして、ミョン・フィルムとはデビュー作『接続』で縁のあるチョン・ドヨンのキャスティングが決まり、無事映画化された。

 韓国語ではメデタシメデタシのラストを "Happy Ending" と表現したり、日本と同じく "Happy End" と表現したりする。この映画の最後には駄目押しで「Happy End」の文字が浮かぶが、これは逆説的な意味で「メデタイ」ラストと言っているのだろうか、それとも「幸福の終わり」という意味なのだろうか?

 シナリオはノベライズされ小説として出版されている。

 ホームページを通じて、一般人へ映画への投資を呼びかけ、1億ウォンの投資公募に成功するなど、新しい資金調達方法も話題となった。製作費は13億ウォン。

 2001年春には『快楽到死』という題名で香港公開された。

 第53回(2000)カンヌ国際映画祭「国際批評家週間」部門、第36回(2000)シカゴ国際映画祭コンペ部門、第22回(2002)Fantasporto国際映画祭プレミア&パノラマ部門、第20回(2000)ハワイ国際映画祭、第21回(2002)香港金像奨「最高アジア映画賞」部門招待、第45回(2000)アジア太平洋映画祭主演男優賞(チェ・ミンシク)、第37回(2000)大鐘賞助演男優賞(チュ・ジンモ)、第20回(2000)映画評論家協会賞女優主演賞(チョン・ドヨン)・新人監督賞(チョン・ジウ)、第1回(2000)釜山映画評論家協会賞主演女優賞(チョン・ドヨン)、第8回(2000)春史映画芸術賞主演女優賞(チョン・ドヨン)受賞作品。

初版:1999/12
最新版:2002/4/28



投稿者:T.Uさん 投稿日:1999年12月13日(月)20時48分37秒

 映画が始まるやいなや、チョン・ドヨンがくんずほぐれつしちゃって、観客達はみんなお地蔵さんになっていました。そのシーンがまた結構長まわしで、映画を見ていてこれほどまでスクリーンを凝視したことはありませんでした。

 話は単調で、どこかで見た事あるような話です。チョン・ドヨンの濡れ場のシーンが公開前から話題を呼んでいましたが、たぶんそのシーンで観客を呼ぼうという魂胆なのではないでしょうか。

 でも、クライマックスの数分はチェ・ミンシクの迫力に圧倒されます。残酷な場面なのに、妻を奪われた夫の哀しみがひしひしと迫ってきて、気づいたら彼に共感している自分に気づきました。

【評価:★★★】



投稿者:福岡さん 投稿日:2000年1月12日(水)15時25分00秒

 冒頭から大胆なヌギヌギは目の保養にはイイ。

 ストーリーはあともう一つヒネリが利いていると面白いんだろうけど。ラストのほうはちょっと予定調和的というか退屈。「ハッピーエンド」の文字が出てきてあっけない終わり。

 チョン・ドヨンが死んだ後はもう出てこないからもう目の保養ができんのがわかっているからネー。

【評価:★★★】


【ソチョンの鑑賞ノート】

 1999年末にソウルで見た後、2000年5月30日に韓国文化院の特別韓国映画鑑賞会(チョン・ジウ,チュ・ジンモ,イ・ウンがゲストで来日)で字幕付きを鑑賞。

 大変興味深い映画です。リストラにあって毎日暇そうに暮らす夫を尻目に、英語塾を経営するキャリアウーマンの妻は、昔の恋人と不倫に走る。ある日、その事実を知った夫は殺意を感じる・・・ と、あらすじだけ聞くとよくある不倫物かと思うんですが、男女の立場が完全に逆転していて面白いんです。つまり、働く夫が不倫をし、それに気づいた妻が・・・ というのがよくあるパターンだと思うのですが、それが完全に逆転してしまっている。女性が家計を支えているのに対し、男性二人は完全に女性に依存してしまっていて、そして、そういう環境が登場人物の性格付けを決定しています。

 チェ・ボラは夫と娘を養うのみならず、愛人のキム・イルボムに会社のホームページ・デザインを任せることによって、彼を養っている。逢い引きをするのは当然のことながら愛人宅。夫のソ・ミンギは完全に中年主婦化しており、TVドラマに没頭するあまり電話に出ず、チェ・ボラに「あんた、おばさん?」と罵られる始末。牛乳パックを丁寧に切り開くのが様になっており、パゴダ公園とタプコル公園を区別しないと気が済まないことから分かるように、どうでもいいことに細かい性格。チェ・ボラの愛人キム・イルボムはボラとソ・ミンギの子供を自分の子供と思い込み(それとも本当にそうなのか?)、赤ん坊と3人で暮らすことを夢見る囲われ愛人根性丸出し。

 韓国でも日本でも、現実によくある不倫は、家計を支える男性が外で愛人を作るというパターンだと思うのですが、この映画では、男性と女性のパートがまるっきり入れ替わってしまっている。そして、そういう環境が個人個人の性格までも決めてしまっている。生まれながらにして働くのは男性、家事をするのは女性のほうが向いているなんてことは全くなくて、その時々の環境の変化によって女性は男性化するし、男性も女性化する。そんな監督の明確な社会観を見て取れるのが、この映画を面白いと思った理由です。

 もう一つ感心するのは、監督の演出力。映画としてはかなりオーソドックスな作りで、ストーリー展開も結構見え見えなんですが、それでも観客の目を捕えて離さない、飽きさせない、時間を感じさせない作品です。また、台詞に依存せず、映像と音楽だけでストーリーを語っていく力量も相当な物。

 残念なのは、舞台挨拶で監督が「この映画が、愛と、家族について考えてもらうきっかけになれば・・・」というような発言をしていたのですが、「家族」について思いを巡らすというのは、ちょっと無理があるなぁと感じること。「単なる復讐劇」と言ったら言い過ぎかもしれませんが、深い余韻がいつまでも残り、帰宅時にあれこれ思索を巡らす映画にまではなっていない。ラスト近くに意味深なシーンが散りばめられていて、観客に想像することを要求はするのですが、観客が自発的に考えるというより、「あのシーンの意味を考えなさい」と課題を出されたような印象です。

 具体的にイマイチと感じた点を挙げると例えば、チェ・ボラが浮気をする理由。当初は「仕事は忙しいし、子供の面倒は見ないといけないし、おまけに駄目亭主はリストラされるしで、肉体的にも精神的にも追いつめられていたところに、昔の恋人キム・イルボムが現れ、彼に心の安らぎを求めた」と思っていたのですが、イルボムとの最後の密会のシーンでの会話を聞くと、どうやら2人の関係は子供が産まれる前(結婚直後?)からのものらしい。そうすると、相思相愛のキム・イルボムを捨てて、なぜソ・ミンギと結婚したのか? そのあたりがどうにも腑に落ちません。逆にこのあたりのストーリーを描いてくれれば、登場人物のキャラクターも一層たってくるし、より重厚な物語になったように思います。

 でも、僕はこの監督には期待してます。『ハッピーエンド』はソウルで最初に見たのですが、字幕がなくても映像だけでストーリーが全て分かりましたから。映像だけで語る演出力があるというのは、やっぱり大した才能だと思います。まだデビュー作ですからね。次回作に期待したいと思います。

2000年6月1日執筆



投稿者:鈴さん 投稿日:2000年5月31日(水)

 昨日5/30は『ハッピーエンド』を観て来ました。チェ・ミンシク氏は来日されず、少し残念でしたが、かわりに舞台挨拶に立ったチュ・ジンモ氏もなかなかハンサムで素敵な方です。『シュリ』の舞台挨拶ははるか彼方でという印象が強かったのですが、今回はかなり前の席でしたので、カメラを持って行かなかった事をちょっと後悔しました。上映終了後、チュ・ジンモ氏はロビーでサインや写真撮影に応じていたのですが、出遅れた私は見ているだけ状態・・・ 何だかいつも間抜けでした。

 『ハッピーエンド』は何か切なく、考えさせられる映画でした。ドヨン様演じるチェ・ボラは、何かしら満たされぬ思いを持つ女性のように思います。現代は現代でいろいろと大変な時代ではありますが、食べる事や生きていく事に必死だった時代からみれば、ずっと自由であるはずなのに、自由であるがゆえに道に迷ったり見失ったり、思い描く方向へ進めないいらだちのようなものも増しているように思います。家庭を壊す気もなく、心の隙間をちょっと満たすだけのつもりでも、深みにはまり、悪いこと止めなければと思いつつ状況は・・・ そんな妻を殺してしまいながらも夫は愛していたのですね。

 愛で結ばれた夫婦でも、長い年月の間にはいろいろな事があり、様々な思いや情が絡み合ってくるものだと思います。そんな思いや情を胸の奥に閉じ込めたり、あるいは昇華、浄化(どうもぴったりくる言葉が見つからないですが・・・)させつつ、生きていくような気がします。そして最期に残るのは、結婚した時とはまた違った穏やかな愛や思いであれたらきっと幸せでしょうね。チェ・ボラがちょうちんをつかまえられないシーン・・・ 天に昇ることも許されず、さまよい続ける彼女の魂のようなものを思い、淋しく感じました。

 しかしドヨン様はとても魅力的な女優さんですね。『接続』を観た時も思ったのですが、スーッとした清涼感のようなものがあってしかもさりげなく自然に入ってくる演技をする方だと思います。今後の活躍も楽しみです。

P.S.
 今も少し気になっているのは、愛人は赤ん坊を自分の子と思っていましたが、アルバムなどを見てしまった夫も、ベッド上の娘に触れ、熱があるのに気づくあたりで、「(この愛おしい)娘は、もしかしたら自分の子ではないのでは。」と感じたのでは・・・と。ラスト、残った夫と娘。「自分の子ではないかもしれないと感じた赤ん坊を、彼はこの先大事に育てていけるのだろうか。」なんてフッと思ったりしたのですが、日が経つに連れ、何のためらいもなく娘を病院へ連れていったことなどからも(子供好きの男のようでしたので大変だという気持ちが先に立ったのかも知れませんが・・・)自分を裏切るだけでなく、子供も省みないような妻に憤りを感じ、娘を不憫に思っただけなのか・・・ 俳優の表情を含めて、もう一度見てみたい気がしています。



『ハッピーエンド』感想集
劇場パンフ・プレゼントより
  • ビデオで観ました。主演三人が素晴らしい映画でした。
  • はっきり言って、ショックでした。チョン・ドヨンには純朴でけがれのない女性というイメージを勝手に抱いていた(エッチなんて絶対しないと……)ので、正視できなかったです。でも僕の体の一部は正直に反応していたのがいかにも情けない……
  • まだ観ておりませんが、チョン・ドヨンさんの大ファンとしては、待ちに待った公開です。久しぶりに苦手な新宿へ足を踏み入れます。これも全て『ハッピーエンド』のため。
  • 昨年『私にも妻がいたらいいのに』を拝見しました。その時のチョン・ドヨンの演技が何とも良かったです。また彼女を違う作品で見たいなぁと思いました。
  • 『接続』を観てハン・ソッキュさんのファンになり、韓国に興味を持つようになりました。今はハングル検定試験の準2級を目指しています。かわいらしい相手役のチョン・ドヨンさんの映画は久しぶりなので楽しみにしています。
  • チェ・ミンシクさんの演技が気になって観たのですが、チョン・ドヨンさんの肝の座った演技に驚きました。日本人からするとありきたりとも言えるストーリーですが、助演のチュ・ジンモさんも加えた役者陣の魅力と演技力に脱帽です。
  • まだ作品は見ていませんが、チョン・ドヨンさんのファンです。彼女のすばらしい演技力にいつも感嘆しています。この作品も、きっとすばらしいと思います。ぜひ、字幕付きで見てみたいです。
  • 『接続』を観てチョン・ドヨンのファンになってたので公開を心待ちしていました。
  • チョン・ドヨンのファンでビデオを購入し、日本語訳のないまま鑑賞しました。職が無い夫、仕事に充実しその合間に浮気をする妻、普通の家庭の反対の生活を見ていると、男として情けなくなり、よって夫に同情はしたくないです。残った子供だけがかわいそうな気がしました。
  • この作品にて、チョン・ドヨンの大ファンになりました。これ以降、彼女の主演する作品を立て続けに拝見いたしましたが、驚くばかりの演技っぷりです。演技者だけでなく、全てにおいて女性としても憧れる存在で、また1つ韓国、韓国映画を好きになるきっかけを与えてくれた女優でもあります。
  • 『接続』ハン・ソッキュ目当てで見たのですが初めて見たチョン・ドヨンに惹かれました。ハン・ソッキュに負けない存在感がありました。KNTVで見たドラマ『星を射る』では等身大の女性を演じてたのですが、映画の大人っぽい感じとは全然違って驚きました! 彼女でコメディが見てみたいです。彼女なら笑えてそれでいてホロッとさせる役も上手いと思います。
  • チョン・ドヨンが提灯を追いかける場面が美しい。チェ・ミンシクが本屋で読んで泣いていた本の題名が知りたい。
  • チョン・ドヨンの濡場が話題になっていますが、公開が待ち遠しいです。必ず、劇場に見に行きます。
  • 『星を射る』のチョン・ドヨンがとても可愛く素敵でした。『パンチ』のチュ・ジンモはかっこ良くてファンになりました。『シュリ』のチェ・ミンシクは迫力がありました。この三人がどんな演技をしてくれるのか、早く観てみたいです。
  • チョン・ウソン目当てに見た『MUSA−武士−』でチュ・ジンモに惹きつけられ、『パンチ』で見せてくれた全く違うイメージにすっかりハマってしまいました。『ハッピーエンド』ではどんな顔を見せてくれるのか、楽しみです。
  • 予告編を見たのですが、絶対見たいと思いました。チョン・ドヨンってあまり好きではなかったのですが、なんだかファンになりそうです。
  • チョン・ドヨンは『我が心のオルガン』を見て以来、好きな韓国女優の一人です。『我が心のオルガン』では小学生役でしたが、この作品では不倫する人妻役。役ごとに変化する彼女をぜひ見たいです。
  • 『ハッピーエンド』という題名からして最後の展開がとても気になっていた。登場人物との関係は事前に知る事ができたのだけれど、途中から自分の考えていたものとは違ってきた。それがとても意外だった。最後、髪の薄いあかちゃんと添寝した白昼はとても雰囲気が出ている。残った静かな生活が、ハッピーエンドなのかもしれない。不倫の話と言う意味で観たこの映画は、私は妻のポラとその浮気相手に対して、やっぱりよくないことだよ、という罪悪感を観ていて感じた。旦那さんに対して沸騰したやかんの火を消すのは、(働いてない)主夫の役目でしょう、という彼女に少し立ったくらい、チェ・ミンシクの演技は同感させる程上手なのだと思った。あかちゃんを抱えて、浮気相手から隠れる夫の姿、「おまえ、職場ではいつも素足なのか」と聞く夫が、少し悲しく感じた。浮気相手が、自宅に電話をかけるベルの音がとてもうるさく感じた。困るよ……という気になる。気持ちが楽になる不倫が困らせる対象に変わっていくのも困ったものである。心のジレンマも演技に出ていたと思う。映画を観ている側での不倫感として、『ハッピーエンド』で見せた不倫とは、自分の道楽ではすまないものなのだ。と感じさせ、前回あった映画『密愛』で見せた不倫は、魅力のあるものという感じがした。話の感想ではないけれど、私はこの女優さんチョン・ドヨンの映画は、『接続』『我が心のオルガン』の2本で、『接続』を見たときは正直あまりこの女性には興味が湧かなかった。だけど、『ハッピーエンド』でみる役柄ではとても魅力的に出す事ができた映画なんじゃないかと思う。始り、シンプルなスーツスタイルで出てきたときは、とても大人な女性に見えた。セックスシーンで見せるお尻はとても女っぽかった。髪をおろしたり化粧を落とした顔を見せたり、彼女が童顔だと言われるのが良くわからなかったけれど、それがよくわかった。この映画では化粧を落とした顔やパリッと決めた顔を見比べる事が出来た(素顔が洞口依子に似ていると思った)。素顔をみたあとで、化粧をした顔を見ると彼女の事がすごく色っぽく思見えた。それが今回のはまり役にも思った。
  • フランス映画を見ているようでした。なかなか内容を把握することが難しい。友人と見たのですが、それぞれに解釈があり、見た人によっていろいろととれる映画でした。
  • 3人の関係が切なすぎます。夫は夫として一生懸命勤めているのに妻には届かず、愛人も恋人のために尽くし、妻は愛人がいることで夫との関係を何とか保っている。子供がいても愛人を想うと子供を置いて走っていける、初恋をしている乙女のようです。この主人公の気持ちいたい程わかってしまう自分、今はあの気持ちを抱ける人がいないので、主人公に嫉妬している自分がいます。結末は悲しすぎます。チュ・ジンモ、本当に素敵です。恋する男の切なさ、背中で感じます。チュ・ジンモに恋し始めています。
  • 実は居住地で公開されていないので、VCDでの鑑賞ですが、スクリーンで見たかったなあ、と思います。チェ・ミンシク、チョン・ドヨンの御二人の演技力、リアリティーには舌を巻きます。チュ・ジンモもよく役柄にはまっていたと思いますし、やはり韓国映画は俳優がすごい。
  • とても激しい映画で、チェ・ミンシクの凄みのある演技はさすがと思いました。チョン・ドヨンは『スキャンダル』で見せた、しとやかで、でも芯の強い女性と打って変わって、自由奔放な女性を演じていて上手な女優だと思いました。でも結末が、悲しい映画ですね。
  • チェ・ミンシクさんの出演なので拝見しましたが、気になっていたチョン・ドヨンさんの変身ぶりの感心しました、さすがに女優さん! 『ハッピーエンド』は満たされることがない現代社会を映しているような、人は何に満たされるのでしょうか、考えさせられる映画ですね。
  • 地方では、なかなか劇場で韓国映画を観ることはできませんが、地道に地元の映画館にリクエストしております。『ハッピーエンド』も、チョン・ドヨンがすきなので、楽しみなんですが(『我が心のオルガン』とは、180度変わってて)話題のジンモくんも期待してます。スクリーンが先か、DVDレンタルででるのが先かわかりませんが、是非見たい作品です!
  • ミンシクさんの主夫ぶりが秀逸。ドヨンちゃんのヌードよりも、強烈です。
  • 韓国映画ファンになってまだ1年です。『我が心のオルガン』を見て以来、チョン・ドヨンさんのファンです。この『ハッピーエンド』もすごく見たい作品ですが、地方では公開されていません……(涙) ビデオやDVDが出るまで我慢しなくてはいけないのかしら???
  • 四国では残念ながら見たい映画を思うように見られないのが現状です。せめて劇場パンフでも見て、DVDが出るのを待つという心境です。作品にはとても期待しています!
  • 主人公3人がそれぞれの立場で先のことを考えずに行動した結果おとずれた結末は衝撃的でした。現実的とは言えない展開ですが、人間の一つの本質を見た感じです。チョン・ドヨン演じるボラ(というよりチョン・ドヨン自身)があまりにも魅力的でした。パゴダ公園じゃなくタプコル公園だという場面が面白かった。

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