1999年に映画デビューし、次世代スクリーン・スターと目される期待の若手男優。スポーツで鍛えられた体、女性を魅了する目、抜群のスタイル、そして整ったマスクが特長。
高校在学時にヘビメタ・バンドのリーダーとして活躍し、軍隊から帰って来てからは、ユ・インチョンが運営する劇団「ユ・インチョン レパートリー」に公開募集で入団。演技力を磨き、演劇『タクシー・ドライバー』などに出演した。そんな彼の名前が知られるようになったのは、CMがきっかけ。バッカスのCMや、ソン・ユナが心ときめかせる「隣の家の男」で登場した東西コーヒーミックスのCMで有名となり、人気歌手ノアのミュージックビデオ『残した愛』には主人公として出演した。
1999年に映画『ダンスダンス』でダンスに魅了される医大生を演じ、映画俳優としてデビュー。ダンスは、劇団「ユ・インチョン レパートリー」で、ジャズダンス、タンゴ、韓国舞踊などを習っていたという。
『ダンスダンス』ではパッとしなかったが、この映画がきっかけとなり、『ハッピーエンド』でチョン・ドヨンとベッド・シーンを演じる配役にキャスティングされる。『ハッピーエンド』では、大学生時代の同級生で初恋の相手だった既婚女性を一途に愛する男性を好演。第37回(2000)大鐘賞助演男優賞を受賞する。そして、その演技力が認められ、テレビ・ドラマにも進出し、KBSの2本のドラマで主演級の配役を得る。
2000年にはキム・ギドク監督の意欲実験作『リアル・フィクション』に主演。一日で撮影を完了するという製作方式と同時に、メジャーな俳優である彼が実験作にキャスティングされたことも話題となった。
2001年には中国オールロケの超大作『MUSA−武士−』で若き将軍役を演じ激しいアクションを見せたかと思うと、「純情映画」とのコピーで宣伝された恋愛映画『ワニ&ジュナ 〜揺れる想い〜』ではキム・ヒソンと共演するなど、大活躍。映画界で確固たる地位を築いた。
初版:2000/7/20
最新版:2001/12/1
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