第16回(1995)青龍賞
概要
『スポーツ朝鮮』が主催している映画賞。第16回の受賞式は、1995年12月7日国立劇場大劇場で開かれました。
受賞作品/人物
勝手な講評
最優秀作品賞は、1970年代の労働運動をテーマにした『美しき青年 全泰壱』。この作品は、監督賞と撮影賞も受賞しています。日本でも公開され、韓国映画の新しい息吹を感じさせてくれた『301・302』は、女優主演賞と脚本賞を受賞。この映画の脚本を担当した若干20歳のイ・ソグンは、1997年に『ラブラヴ』で監督としてもデビューします。
もう一人、女優主演賞を共同受賞したのは『ドクター・ポン』のキム・ヘス。この映画の主演男優はハン・ソッキュですが、この後、彼は爆発的な人気を博すようになります。
男優主演賞は、アクション演技に冴えを見せた『テロリスト 哀しき男に捧げる挽歌』のチェ・ミンス。また、この年、イ・ジョンジェとイ・ジウンがデビューし、青龍賞をはじめ数多くの新人賞を受賞しています。
『灼熱の屋上』は、1997年のアジアフォーカス・福岡映画祭で上映され、大好評を博しましたが、この作品は国内でも興行性・作品性の両面で高く評価されています。青龍賞では、新人監督賞と女優助演賞を獲得しました。
皆さん、受賞おめでとうございます。
文責:ソチョン 2000/3/23
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