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コメディや犯罪スリラー、そしてロマンスなど様々なジャンルの要素を詰め込んだ「フュージョン・コメディ・スリラー」映画。数組の新婚夫婦の済州島団体旅行中に起きた新郎殺害事件をめぐるサスペンス・コメディ。目玉をくりぬかれた新郎の死を軸に、おかしくも背筋が寒くなるような新婚旅行を描く。「体と魂の旅行」という意味の造語「身魂旅行」は「新婚旅行」をもじっている（韓国語でも発音が全く同じ）。
新婚旅行をする6組のカップルと、旅行会社のミスで新婚カップルのツアーと一緒にさせられてしまった中年夫婦１組、合計７組の夫婦が済州島にやってくる。ところが、騒々しい新婚初夜の翌朝、新婚夫妻の中で一番の浮気者だった新郎キム・ジュノ（チャ・スンウォン）が猟奇的な方法で殺害される。新婚旅行中だった刑事チェ・ピョンシク（ファン・インソン）は犯人検挙に立ち上がるが、一行全員が容疑者と見なされ、楽しいはずの「新婚旅行」は地獄のような「殺人旅行」になってしまう。
キム・ジンマン（ホン・ギジョン役）＆チョン・ソンギョン（チュ・ゴウン役）、チャ・スンウォン（キム・ジュノ役）＆チョ・ウンスク（チョン・ウンジン役）、ファン・インソン（チェ・ピョンシク役）＆カン・ミンギョン（チャン・ヒョニ役）、キム・セヨン（ナム・セジュン役）＆イ・ジソン（イ・スジン役）、イ・インチョル（チョ・マンドン役）＆シン・シネ（クォン・ジョングム役）、キム・ヒョンソク（ユン・ジョンフン役）＆ヤン・ソミン（キム・ソニ役）、オム・チュンベ（ソン・チュンホ役）＆リュ・ジヨン（チョ・チュンジャ役）が各々夫婦役で登場。
泰昌興業が開催した「第１回次世代映像シナリオ公募展」で3千万ウォンの大賞を受賞した、LG広告のコピーライター ユン・ジェギュンの脚本をカン・ウソク監督の助監督出身の新人監督ナ・ホンギュンが演出する。
韓国映画にはスター・システムに依存した作品が多いが、この映画は主演と助演の区別がほとんどないのが特徴。キム・ジンマンは映画『花を持つ男』やMBCテレビの『虎先生』に出演してる男優。カン・ミンギョンは映画『下の階の女、上の階の男』やMBCテレビの『ホテル』に出演してる女優。イ・ジソンは1995年度ミス・ワールド・ユニバーシティ世界第３位のセクシー女優。出演作には映画『アタック・ザ・ガス・ステーション！』やMBCテレビの『総合病院』がある。キム・セヨンは映画『約束』や演劇『ハムレット』に出演してる男優。シン・シネは有名な女性ポンチャッカーで、映画『産婦人科』や『我が心のオルガン』にも出演している。イ・インチョルは『明日に流れる川』，『プワゾン』，『ディナーの後に』，『我が心のオルガン』などにも出演している男優。ヤン・ソミンは、ミュージカル『ブロードウェー42番街』，『愛は雨に乗って』で歌とダンスの実力を見せ付けた有望株の女優。ツアーガイド役のキム・ソヨンは、1995年のスーパー・エリート・モデル大会１位となりMBCテレビの『カップル』や『1.5』などに出演している女優。最も印象に残る演技を披露している男女混合教教祖役のオム・チュンベは『将軍の息子』，『華厳経』，『ガンマン』，『真の男』，『コルセット』，『朴対朴』などにも出演している。リュ・ジヨンは『カ』に出演している女優。イ・セチャンは、映画『ひとりで浮かぶ月』，『光は我が胸に』，『沈香』や、KBSドラマ『娘だくさんの家』，『喝采』，『男は孤独』、MBCドラマ『われらの天国』，『愛のために』などに出演している男優。1998年にイ・ギョンヨンと離婚したKBSスーパータレント出身のイム・セミが、この作品でスクリーン・デビューした。
2000年の韓国映画祭（主催：駐日韓国大使館・文化院、韓国映画振興委員会、アルファクス衛星放送）で日本初上映された後、2003年の「元気な韓国映画はこうつくる！ 〜日韓映画人シンポジウム〜（主催：日本映画撮影監督協会）」でも上映された。
初版：2000/3/14
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