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カン・ジェギュ


名前
漢字
ハングル
カン・ジェギュ
姜帝圭
강제규
性別
監督作品
1996銀杏のベッド
1999シュリ
2004ブラザーフッド
製作作品
2000燃ゆる月
2001ベサメムーチョ
2002オーバー・ザ・レインボー
夢精期
2003SSU

 常に最新の技術を駆使した大作を供給する若手監督のホープ。英語名"Jacky KANG"。1962年11月27日、馬山生まれ。父親の影響で高校生の時に写真に夢中になり、週末になると釜山に行って映画を見る日々を送っていた。1985年に中央大学演劇映画科を卒業。大学在学中に短編映画を製作し映画監督を夢見る。この時期、第9回韓国青少年映画祭撮影賞・優秀賞、第3回冬柏映画祭冬柏賞を受賞。

 1984年、チョン・イニョプ監督の演出部で映画界に入る。1985年、合同映画社演出部に入社し、その後、ソヌ・ワン監督の三和プロダクションに入社する。この時期、『イブの体験』(1985)の演出部、『桃花』(1987)と『片翼の天使』(1987)の助監督などを担当する。監督としてデビューするまでには、助監督、シナリオ作家、放送プログラム、CM、文化映画製作、映画輸入会社職員など多様な経験をした。シナリオ作家として『そう、たまには空を見よう』『誰が龍の爪を見たのか』、『薔薇の日々』、『ゲームの法則』、『地上満歌』などの脚本を担当する。『誰が龍の爪を見たのか』で1991年の韓国シナリオ協会大賞と第27回(1991)百想芸術大賞シナリオ賞を、『ゲームの法則』で第5回(1994)春史映画祭創作脚本賞を受賞。また、MBCテレビのベスト劇場『亀の夢』、『2番目新婦』や、企画物として1994年にオムニバス・スリラーの『国花』、『13人の血』の監督を経験する。

 「映画発電所」を設立し代表に就任した後、この会社でCGを駆使したSF恋愛映画『銀杏のベッド』を企画。同作品で、1996年に映画監督としてデビューする。中国の女性作家の原案を元に、自らシナリオを執筆したこの作品は大ヒットし、第17回(1996)青龍賞新人監督賞を受賞。「映画を最も美しく見せるスタイリスト」との評価を受ける。

 1997年には、同じく「映画発電所」で『地上満歌』を企画。脚本も担当するが、この作品は興行的に完全な失敗に終わる。

 1998年に、みずからの名前を冠した姜帝圭フィルムを設立し代表に就任する。姜帝圭フィルム創立作品となる第二作の『シュリ』は、韓国と北朝鮮の諜報員が繰広げるスパイ・アクション大作。三年間の準備の末に製作されたこの作品は韓国映画史上記録的な大ヒットとなり、監督は各種インタビューに引っ張りだこ。一躍時の人となった。また、この作品は製作も兼ねているため莫大な興行収入が監督の手元に流入。映画一本の製作で財閥規模の収入(100億ウォンを越えるといわれている)を得ることになった。この作品で第35回(1999)百想芸術大賞監督賞と第20回(1999)青龍賞監督賞を受賞。

 『シュリ』以降、姜帝圭フィルムの勢いはとどまる所を知らず、2000年2月には韓国最大のベンチャー投資会社である総合技術金融(KTB)と提携を結び、7月にはソウル江南地区に最先端のシネコンZOOOOZをオープン。8月には、SMエンターテイメント、エンシーソフト、バルンソンなど有力他社と組んで、総合エンターテイメント社アイスクリーム・エンターテイメントを設立。また、2001年には100億ウォン・クラスの映画専門ファンド「ベンチャー・プラス・マルチメディア投資組合」を設立するなど、映画に関する全てのものを自前で揃えるべく積極的な業務展開をしている。

 2000年11月には、愛弟子のパク・チェヒョン監督デビュー作となる『燃ゆる月』を発表。姜帝圭フィルムで製作したこの作品では、企画とプロデュースを担当した。ただし、この作品は完成度が低く、『シュリ』のカン・ジェギュ プロデュース作品ということで大きな期待を抱いて映画を見た観客からは彼を非難する声があがったといういう。

 姜帝圭フィルムは、2001年に、ドリカム(Dreams Come True)の新曲"See You In My Dream"のミュージック・ビデオを製作した。これは、『シュリ』を見たドリカム側が姜帝圭フィルムへMVの製作を依頼したのがきっかけとのこと。また、同年には俳優をはじめとする著名人のマネジメント会社「サイクロン・エンターテイメント」を設立。

 2001年8月に、姜帝圭フィルム第三作として『ベサメムーチョ』を発表。この作品では企画・製作を担当した。

 なお、『シュリ』以降、プロデューサー業と会社の業務拡大に力を入れてきたカン・ジェギュだが、2001年9月には、姜帝圭フィルム代表理事の地位を他人に譲り、これからは監督業に専念することを宣言している。

 2002年1月、姜帝圭フィルムは、エッグ・フィルム(監督専属システムを導入した会社で、ペ・チャンホクァク・ジェヨンパク・チャヌクイ・ヨンジェ、イ・ムヨンらが属する)、KTBエンターテイメント、三星ベンチャー投資の三社と連合し、A-LINEをスタートさせた。同社は投資・製作・配給を一手に引き受ける国内最大のメジャー映画会社を目指しており、2002年には韓国映画10作品を含む20作品あまりを配給する予定。

初版:1999/2
最新版:2002/1/22


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