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ソン・ガンホ


名前
漢字
ハングル
ソン・ガンホ
宋康昊
송강호
生年月日 1967年1月17日
慶尚南道金海生まれ
性別
血液型 A
サイズ 180cm
家族事項 妻と息子・娘が一人ずつ
出身校 金海高等学校
慶尚専門大学放送芸能科入学1年中退
デビュー 1991年 演劇『童僧』
出演映画
1996豚が井戸に落ちた日
1997グリーンフィッシュ
ナンバー・スリー
1998クワイエット・ファミリー
1999シュリ
2000反則王
JSA
2002復讐者に憐れみを
爆烈野球団!
2003殺人の追憶
2004大統領の理髪師
特別出演
1997バッドムービー
演劇 童僧(1991)
飛べ、鳥達よ(1992)
異性反乱 女達それを拒否する
うま味がございます(1993)
チジェル(1994)
スターになるぞ(1995)
蜚言所(ピオンソ)(1996)
 1997年に突然出現した異色俳優。画家である父親の影響で、早くから芸術方面に関心を持っていた彼は、劇団「生の粉」や兵役中の軍隊の劇団で演技経歴を積んだ。除隊後の1991年にソウルの劇団「演友舞台」に入団し、演劇『童僧』で俳優デビュー。映画界に進出するきっかけとなったのは1997年の『グリーンフィッシュ』だが、イ・チャンドン監督はコメディー演劇『蜚言所(ピオンソ)』を見て彼の演技に注目しキャスティングを決めたという。

 長い間、演劇の舞台で演技経歴を積み、1996年の『豚が井戸に落ちた日』でキム・イソンから依頼され、彼の友人役として端役映画デビュー。1997年の『グリーンフィッシュ』と『ナンバー・スリー』で一気にスターダムにのしあがった。『グリーンフィッシュ』では卑劣で野心にみちたチンピラを、『ナンバー・スリー』では不死派のボス役を演じた。特に『ナンバー・スリー』では「彼とハン・ソッキュ抜きにはこの映画を語れない」といわれるほどの演技力を発揮。第35回大鐘賞では新人男優賞を、第18回青龍賞では男優助演賞を、1998年の映画評論家協会賞では男優演技賞を獲得し、一躍時の人となった。他に1997年には、問題作『バッドムービー』や短編『同窓会』にも出演している。

 普段は口数が少なく物静かな性格だが、カメラの前に立つと役に完全に没入する。その演技力は演劇の舞台で身に付けた。名前も風貌も独特で、そのたどたどしい口調が人気の秘密。『ナンバー・スリー』以降は、劇中の『ううう、裏切りだ!』という彼の台詞をTVで物まねするのがはやり、彼のCMも大人気。下手な二枚目スターより断然人気がある。

 1998年の『クワイエット・ファミリー』でも彼の人気が炸裂。映画がヒットした要因の一つはソン・ガンホ人気といわれ、そのコミカルな演技はパク・チュンフンを超えるとの評もある。

 1999年には、『ナンバー・スリー』で共演したハン・ソッキュチェ・ミンシクと『シュリ』で再共演。南北朝鮮のスパイ・アクションものであるこの作品では、『ナンバー・スリー』や『クワイエット・ファミリー』とは一味違うシリアス演技を披露。なお、この映画ではアクション演技に備えて激しいトレーニングをしたため7キロ痩せて顔付きが随分と変わってしまっている。

 2000年にはコミカル・スポーツ映画『反則王』で初めて主役らしい主役を演じた。この映画では、夜になると反則レスラーに変身するサラリーマンを大熱演。「ソン・ガンホ印」とも言われる独特の口調と得意のコメディ演技が炸裂し、観客を笑いの渦に巻き込んだ。

 日本でもヒットした『JSA』では、兄貴肌の人情味あふれる北朝鮮兵士オ・ギョンピルをナチュラルな北朝鮮弁と最高の演技で演じきり、演技力とスター性を兼ね備えた俳優として認められるに至る。そして、この作品で、第1回(2000)釜山映画評論家協会賞主演男優賞、第3回(2001)ドーヴィル・アジア映画祭主演男優賞、第38回(2001)大鐘賞主演男優賞を受賞する。

 実は本格的な映画デビュー作『グリーンフィッシュ』から『JSA』まで興行的に失敗した作品がないという隠れたヒット・メーカーでもある。

 『JSA』のパク・チャヌク監督と再びタッグを組んだ『復讐者に憐れみを』では、娘の死をきっかけに冷酷な殺人鬼になってしまう男を演じた。

 "Yahoo! KOREA" の「ソン・ガンホのホームページ一覧表」(韓国語)はこちら

初版:1998
最新版:2002/4/30


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