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ジャングル・ジュース


題名
英題
ハングル
ジャングル・ジュース
Jungle Juice
정글쥬스
製作年 2002
時間 98
製作
提供
 
 
 
 
配給
サイダス
アイ・ピクチャーズ
無限技術投資
シネマ・サービス
サイダス
mvpc創投
青於藍(チョンオラム)
監督 チョ・ミノ
出演 チャン・ヒョク
イ・ボムス
ソン・チャンミン
チョン・ヘジン
キム・ヨンソン
イ・ボンギュ
キム・マン
ポン・テギュ
キム・ジュンギ
日本版
Video
DVD
字幕版Video
吹替版Video
DVD

 ひょんなことから麻薬を手にしてしまい、裏組織と警察から追われる身になってしまった二人のチンピラを描くポップなコミカル・アクション。キャッチ・コピーは「フレッシュ・チンピラ・ムーヴィー 100%」。題名の「ジャングル・ジュース」は、もともとは自家製密造酒の意味だが、最近では、数種類の酒を混ぜて酔っ払いやすくした爆弾酒、色々な薬を混ぜて作る安価で効果抜群の幻覚剤、といった意味でも使われており、この映画では最後の「幻覚剤」の意味で使われている。

 ギテ(チャン・ヒョク)とチョルス(イ・ボムス)は清涼里の588(娼婦街)をネグラとするチンピラ。将来についてはなんのビジョンも持っていないが、裏組織に入ってクールに生きたいとは思っている。そんなある日、彼等にとって絶好のチャンスが訪れる。人手がないことから暴力団員のミンチョル(ソン・チャンミン)からお呼びがかかり、麻薬の取引に同行することになったのだ。ところが、いざこざで麻薬を奪われたうえ、ミンチョルは警察に捕らえられてしまい、ギテとチョルスはボスから、なくなった麻薬を取り戻すか、代金の2,000万ウォンを支払うよう脅迫される。学生をカツアゲしたり、オバタリアンのセックスの相手をしたりして、なんとか金を工面しようとする二人。しかし、そんなことではお金は貯まらず、ついには自家製幻覚剤を飲んでハイになり、ATMから現金を強奪しようとする・・・ その後、組織に警察のガサ入れが入るが、そのどさくさにまぎれて、ギテとミンチョルは大量の麻薬を手にしてしまう。そして二人は、麻薬を売りさばくべく売春婦のメグ(チョン・ヘジン)と一緒に釜山へ逃走する。

 『スナッチ』や『トレインスポッティング』のように(といってもあくまで韓国風だが)、残酷な暴力描写と小粋な笑い、それにセックス、麻薬、罵詈雑言がチャンポンになった作品。未来に対するビジョンがなく、毎日をただただ無意味な消費に費やす裏街道の青春を、チンピラと娼婦街の人々を主役にして描いているが、社会の底辺で生きる人々をじっとりムーディに描くのが常だった韓国映画にあっては、底抜けに明るく描いているのがこれまでの作品と異なる。裏街道にうごめく若者をクールに描いた過去の作品と比べた場合、『ビート』『太陽はない』をムーディ系とすると、本作は底抜け系とでも言えようか。

 チャン・ヒョクとイ・ボムスのゴロツキ演技が見もの。これまで端役、脇役、助演、主演級の配役と着実にステップアップしてきたイ・ボムスが、この作品で初の本格的な主演に挑戦。チャン・ヒョクとイ・ボムスはチンピラになりきるために、清涼里に行って本物のチンピラの行動や語り口を研究したという。また、これまで都会的でスマートなキャラクターを演じることが多かったソン・チャンミン(孫暢敏)も坊主頭で暴力団員を熱演。1965年4月24日生まれの彼は、この作品の後、織田裕二主演の『T.R.Y.』に出演する。このほか、『ティアーズ』のポン・テギュも出演している。

 監督はこれがデビュー作となるチョ・ミノ。1966年生まれで、映画アカデミー(8期)出身のチョ監督は、『非常口がない』(1993)の演出部で映画界入りし、『灼熱の屋上』で脚本と助監督を、『インシャラ』では助監督を担当した人物。

 製作はチャ・スンジェ。脚本は監督のチョ・ミノが執筆。撮影はイ・ドゥマン。音楽はキム・ジェウォンとパク・ヨン。美術はイ・デフン。編集はハム・ソンウォン。

 撮影のうち50%程度は釜山でロケされた。

 2002年3月22日に公開され、オープニングで Boxoffice Top の興行成績をマークした。

 第3回全州国際映画祭2002「韓国映画の流れ」部門招待作品。

 韓流シネマ・フィステバル2005上映作品。

初版:2002/3/25
最新版:2002/4/1



投稿者:SUM さん 投稿日:2002/5/10 00:01:38

 チンピラと銃と大金という、最近流行のそれ。

 『7人の夜明け』よりテクニック的な作品ではないが、こちらのほうが優れているのは、『7人の夜明け』になくて『ジャングル・ジュース』にあるものが二つあること。

 それは「クール(冷徹)さ」と「登場人物の魅力」だ。

 ただ、どちらかというと、ストーリー展開やギャグの間は、ガイ・リッチー系、クエンティン・タランティーノ系や『トレイン・スポッティング』の筋よりは、矢口靖史の「巻き込まれ型ジェットコース・コメディ」や北野武の「冷たい笑い」の影響の方が大きいような気がする。彼らのレベルには到底追いついていないが、日本系の影響が強いのは、国に漂う空気も、そこに住む人の気質も違うのだから正解だったろう。

 リュ・スンワンのように飛びぬけた作品ではなかったけれど、充分面白かったっす。

【評価:★★★★】


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