クァク・チギュン
名前 ハングル |
クァク・チギュン 곽지균 |
本名 漢字 ハングル |
クァク・チョンギュン 郭驪マ 곽정균 |
性別 |
男 |
監督作品 |
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「愛」をテーマにしたメロドラマを得意とする中堅監督。若き日に誰しもが経験する通過儀礼や、青春時代に若者が感じる心の傷などを扱ったラブストーリーを好み、その叙情的な映像には定評がある。
監督デビュー前には脚本家としても活躍しており、監督作品のうち、『二人の女の家』、『深い悲しみ』、『プライベートレッスン 青い体験』は自らが脚本を執筆している。また、チャン・ヒョンス監督のデビュー作『歩いて空まで』(1992)の脚本も担当している。
1954年11月10日(陽暦)、忠清南道大田生まれ。ソウル芸術専門大学映画科卒業。身長170cm、血液型はA型。
1977年にチョ・ムンジン監督の『古い家』(1977)と『離れの客とお母さん』(1978)のスクリプターとして映画界に入門。その後は、イム・グォンテク監督の『偶像の涙』(1981)、『曼陀羅』(1981)で助監督を、日本でも『弾夜』という題名でビデオがリリースされているノ・セハン監督の『誕夜』(1982)や、同監督の『竿を掴んだ女』(1984)、『鹿狩り』(1984)では脚本を担当する。
1986年に、アン・ソンギとイ・ミスクをキャスティングした悲しい恋の物語『冬の旅人』で映画監督デビュー。日本でもビデオがリリースされたこの美しい作品は、高く評価され、監督自身、第25回(1986)大鐘賞新人監督賞、第6回(1986)映画評論家協会賞新人監督賞、釜山映画評論家協会賞新人監督賞など、新人監督賞を総なめにしたほか、今日の作家賞、キリスト教文化賞などを受賞する。
その後も、『若き日の肖像』で第29回(1991)大鐘賞最優秀作品賞・監督賞を、『歩いて空まで』で第30回(1992)大鐘賞脚色賞を受賞している。また、『冬の旅人』、『二人の女の家』ではイ・ミスク、『その後も長い間』、『薔薇の日々』、『深い悲しみ』ではカン・スヨンという大女優を起用。彼女たちの魅力を存分に引き出して、1980年代後半から1990年代前半にかけては、韓国的なメロドラマを作る監督として、その名を轟かせた。
1990年代後半からの新世代監督の台頭以降、作品供給が滞りがちになっているが、2000年にはペ・ドゥナ、キム・ジョンヒョン、キム・レウォン、ユン・ジヘといった若手俳優を起用した『プライベートレッスン 青い体験』を発表した。
初版:2002/1/31
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