チャ・テヒョン

　KBSに勤める父と声優の母の次男として生まれ、1995年にKBSのスーパータレント・コンテストで銀賞を受賞したのがきっかけで芸能界入りする。しかし、その後四年間ほどは鳴かず飛ばずで回ってくる配役はちょい役ばかりだった。映画もこの時期に『ハレルヤ』でデビューしているが、その配役はもちろん端役。

　そんな彼がブレイクしたのは1999年のこと。メディカル・ドラマ『ひまわり』で演じた、すっとぼけた感じの研修医役で人気を博し、続いてチョン・ジヒョンと共演した『Happy together』ではドジなチンピラを好演。そして、『日差しに向って』では、ついに主役をゲット。キム・ヒョンジュ、キム・ハヌル、チャン・ヒョク等と共演し、一躍新世代スターとしての地位を確立する。

　続く2000年には、テレビ・ドラマ『ジュリエットの男』に主演し、若手男優ナンバー１といっても過言ではない人気を博した。

　そして、2001年2月には以前から噂のあった歌手デビューを果たしアルバム収録曲『I Love You』が大ヒット。続いて7月には『猟奇的な彼女』でスクリーン主役デビュー。共演のチョン・ジヒョンとの絶妙のコンビが話題となったこの作品は爆発的な大ヒットとなり、チャ・テヒョン自身、第22回(2001)青龍賞新人男優賞、第25回(2002)黄金撮影賞新人男優賞、そして第39回(2002)大鐘賞人気賞を受賞する。

初版：2002/1/3
最新版：2002/2/19