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秘密


題名
英題

ハングル
秘密
The Secret
Secret Tears
비밀
製作年 2000
時間 108
106(釜山映画祭版)
製作
製作支援

配給
タダ・フィルム
無限技術投資
シネマ・サービス
シネマ・サービス
監督 パク・キヒョン
出演 キム・スンウ
ユン・ミジョ
チョン・ヒョヌ
パク・ウンスク
ソン・イェジン
チョン・ソヌァ
キム・ヨンファン
キム・グァンイル
イ・スンオク
チェ・デウン
チェ・ソンウン
チョ・ギョンホ
チョ・ヒャンイ
チ・デハン
イ・ヒマン
日本版
Video
DVD
なし

 超能力をもった15歳の少女と人生に疲れた30代の男性が主人公の超現実ファンタジー・メロ。『女校怪談』のパク・キヒョン監督第二作。監督自らタダ・フィルムを設立して製作し、脚本も執筆。現代韓国女子高生の性事情など、前作に引き続き社会的なコードも含んだストーリーとなっている。

 離婚歴のある保険会社のサラリーマン、グホ(キム・スンウ)、彼の職場の同僚ヒョンナム(チョン・ヒョヌ)、そしてドギョン(パク・ウンスク)の三人が乗る車が、豪雨の高速道路で少女ミジョ(ユン・ミジョ)を轢いてしまう。飲酒運転のため、警察に届けることができない三人は、少女をグホの家に連れて行くが、翌朝、目を覚ましたミジョは言葉と記憶を失っていた。そして、ミジョの面倒を見ることにしたグホは、神秘的な魅力を持った彼女とテレパシーで語り合うようになり、二人はやがて愛し合うようになる。二人の信頼と愛が深まるに連れ、ミジョの超能力は強まっていくが、やがてミジョの隠された秘密が明らかになる。

 3,000倍の倍率を勝ち抜いて主役の超能力少女ミジョに抜擢されたのは、大きな瞳に透き通るような白い肌と、その容貌だけでも神秘的なユン・ミジョ(本名:チャン・ミンギョン)。彼女は1983年12月1日生まれの現役高校生で、演技経験は全くない新人。『シュリ』で北朝鮮時代のイ・バンヒを演じたパク・ウンスクが、キャリアウーマンの保険会社事故調査員ユ・ドギョン役で出演。KBSスーパータレント1期出身で、テレビ・タレントと演劇俳優として活動してきたチョン・ヒョヌがグホの同僚ヒョンナム役を演じる。「秘密」のキーワードとなる少女ジヨンを演じるチョン・ソヌァは、ソウル芸術大学映画科一年在学中の女優で、『真実ゲーム』『魚と寝る女』などにも出演している。少年ソグを演じるキム・ヨンファンは世宗大学映像学科一年の男優。

 「超現実」感を表現するために、長時間のクローズ・アップ、高速撮影やロングテイクを多用している。撮影監督は『北京飯店』でデビューし、これが二作目となるムン・ヨンシク。水中撮影は『マトリックス』で水中カメラを担当したロジャー・バッキンガム(Roger Buckingham)が担当。ラスト・シーンは、オーストラリアのワーナブラザーズ・スタジオで撮影している。また、オプチカルは日本のIMAGICAが担当。音楽を担当したのは、広告プロデューサーから広告音楽家に転身し、『陽が西から昇ったら』『穴』『ハッピーエンド』などの音楽を担当したキム・ギュヤン。

 映画の封切りに先立って、スポーツ少女漫画『I Can't Stop』、少女漫画『ホテル・アフリカ』などで人気の漫画家パク・ヒジョンがこの映画の原作シナリオを漫画化し、『シークレット』という題名で漫画雑誌『ウィンク』に連載。映画の内容の一部をあらかじめ漫画で公開し、観客の好奇心を刺激して映画の潜在市場を拡大させるマーケティング戦略が話題となった。

 第5回(2000)釜山国際映画祭韓国映画パノラマ部門、第30回(2001)ロッテルダム国際映画祭コンペ部門、第21回(2001)Fantasporto国際映画祭公式コンペ部門、第25回(2001)モントリオール世界映画祭World Cinema: Reflections of Our Time部門、第34回(2001)シッチェス国際映画祭「ファンタスティック」コンペ部門、第20回(2001)バンクーバー国際映画祭「龍虎(Dragon and Tigers)」ノン・コンペ部門、第50回(2001)ハイデルベルク国際映画祭長編コンペ部門、2002年フィラデルフィア映画祭「ニュー・コリアン・シネマ」部門招待、第24回(2001)黄金撮影賞銀賞(ムン・ヨンシク)受賞作品。

 日本では「辛韓国映画祭2003」で『秘密の涙』という題名で初上映された。

初版:2000/7/31
最新版:2002/10/8



投稿者:イム・ボンジュさん 投稿日:2000/12/30 16:26:13

 ユン・ミジョの神秘的な瞳は確かに吸い込まれてしまいそうだったが、残念ながら、それで終わり。超能力とか彼女の「秘密」とかの題材を活かすことが出来ていないと思う。

 キム・スンウにはかわいそうだが、あの沈黙の間合いを自分なら表情だけで保てる、と思っているんなら、それは大いなる間違いであろう。また、『シュリ』のイ・バンヒ役で鮮烈な印象を残したパク・ウンスクも、せっかく全編に登場していながら、十分生かされていなかった。

 監督・スタッフとも、変化球を投げてやろうと意気込んだのは良いが、ボールをひねりすぎてしまったか。

【評価:★★】



投稿者:SUMさん 投稿日:2003/2/4 23:05:54

 この映画のメインである二人の愛とテレパシーが一番の無駄。少女の語りかけがもっと映像的で間接的であって二人の関係ももっと微妙なものならばよかったのでは。

 これではドラマ『高校教師』にも勝てない。

 目の隈のヒロインの表情は、どこか『つぼみ』イ・ジョンヒョンに通じるものもあるけれど、映画の中身が薄いので、演技力を評価しようにもどうにもならない。

【評価:★★】


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