ハリウッド映画に憧れ、映画に人生を捧げた2人の男を描いた作品。アン・ジョンヒョの原作をユ・ジヒョン、シム・スンボ、イ・ウォングン、そして監督のチョン・ジヨンの4人が脚色。
中学生の頃、ユン・ミョンギル(パク・ポンチョル)とイム・ビョンソク(チャン・ムン)は映画好きの少年として育った。やがて、高校生になった彼らは映画サークル「荒野の7人」を結成。ところが、ミョンギル(ホン・ギョンイン)は、映画館で知り合った女子高校生のヒョンスク(チョン・スルレ)が映画に詳しいビョンソク(キム・ジョンヒョン)に好意を持っていることを知ると、嫉妬で彼と絶交してしまう。
月日が経ち、ビョンソク(チェ・ミンス)は、大学を卒業して助監督になったミョンギル(トッコ・ヨンジェ)を訪ね、彼からもらったシナリオで映画を作り始める。
成人したヒョンスクは、『アダダ』のシン・ヘスが演じている。製作はアン・ドンギュとユ・インテク。後に『リメンバー・ミー』で監督デビューするキム・ジョングォンが助監督を担当している。
1994年度映画振興公社選定「良い映画」、第42回サンセバスティアン映画祭国際映画評論家賞、第33回大鐘賞企画賞(アン・ドンギュ)、第31回(1995)百想芸術大賞大賞・作品賞・監督賞(チョン・ジヨン)・男子人気賞(トッコ・ヨンジェ)、第15回青龍賞最優秀作品賞受賞作品。
第7回(1994)東京国際映画祭(京都大会)のアジア秀作映画祭で『ハリウッド・キッズの生涯』という題名で上映されている。第1回(1996)釜山国際映画祭「韓国映画回顧展」部門、第36回(2001)Karlovy Vary国際映画祭回顧展「ニュー・コリアン・シネマ」出品作品。
初版:2000/3/20
最新版:2001/7/3
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