チュ・ノミョンのベーカリー
題名 英題
ハングル |
チュ・ノミョンのベーカリー Love Bakery The Wife in Romance 주노명 베이커리 |
製作年 |
2000 |
時間 |
108 |
製作・配給 |
シネマ・サービス |
監督 |
パク・ホンス |
出演 |
チェ・ミンス ファン・シネ ヨ・ギュンドン イ・ミヨン シン・グ キム・イソン ユン・ヒョンスク チョン・スギョン イ・セチャン カン・ミギョン |
日本版 Video DVD |
なし |
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中年夫妻の「夫婦の危機」を題材にしたコミック・ロマンス。二組の夫婦同士が相手の夫と妻に好意を感じることによって起こる事件を軽快なタッチで描く。テーマは不倫だが、内容はロマンティック・コメディ。同時期に公開された『ハッピーエンド』では「妻の浮気に逆上し殺意を感じる夫」が主人公だったが、この作品の主役は「妻の幸せのためには不倫にも耐える男」だ。『KUMIHO/千年愛』でデビューしたパク・ホンス監督第3作で、脚本も監督が執筆。
パン屋「チュ・ノミョンのベーカリー」を経営するチュ・ノミョン(チェ・ミンス)は、「良いパンを焼くということは素敵な恋をすることと似ている」を信条にしているが、妻のハン・ジョンヒ(ファン・シネ)とは結婚して、はや10年。マンネリ化してきた生活に妻は溜息をつき笑顔を見せなくなる。しかし、3流小説家のパク・ムソク(ヨ・ギュンドン)がパン屋にやって来るようになると、妻は女性として生き生きとし始める。ノミョンは妻が元気を取り戻したことを喜ぶが、それがムソクのおかげという点が気になる。一方、保険設計士であるムソクの妻イ・ヘスク(イ・ミヨン)は、夫が食べもしないパンを毎日のように買ってくるのを怪しみ、パン屋へ行くことを禁じる。ノミョンは、ムソクが来なくなってからまた始まった妻の溜息に耐えられなくて、ヘスクにムソクのパン屋への出入を許可してくれるよう頼む。ヘスクは夫を鞭で殴るような妻だったが、ノミョンの妻を思う真心に触れ、次第に彼にひかれ始める。
パク・ホンス監督は新婚夫婦の生活を描いて大ヒットした『結婚物語』のシナリオ作家で、チェ・ミンスは同作品の主演男優。1998年に『エキストラ』,『チャン』への投資で映画産業に進出したサンブ・エンターテイメントが自ら製作社となって製作した第一作となるはずだったが、サンブの破産によりシネマ・サービスが製作を受け継いで完成した。製作費は16億ウォン。
初版:2000/1/20
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投稿者:SUM さん 投稿日:2000年9月17日(日)21時05分10秒
イ・ミヨンの映画だと思ったのは私だけだろうか? イ・ミヨンやファン・シネがなぜヨ・ギュンドンのような男に惚れるのか? そんな謎はコメディだからと割り切るとして、イ・ミヨンがいい女です。それがストーリーの説得力になってるってのがこの映画のうりか。
2組の夫婦が、相互の公認の不倫を経てお互いの関係を取り戻す・・・ こんなのにあこがれるてしまう私だけれども、そういう感覚がないと、ずいぶん冷めて見てしまうかも(イ・ミヨンに惹かれなければなおさら・・・)。
【評価:★★★】
投稿者:さかなさん 投稿日:2003/2/16 07:30:47
VCDで観たので言葉は分からなかったけど、あらすじを知っていれば十分楽しめる。
なんと言っても見所は「今や渋いナイス・ガイ代表のチェ・ミンス」にあらゆるタブーをさせたところか。ともかく情けない、冴えない、うらわびしい、眉が下がってる。そのくせ無駄に二枚目でナイス・バディ。
ストーリーは凡庸の域を出ないけれど、軽い娯楽として楽しめる(吹き替えなしでパン作りの様子を見せるところも必見。頑張ってます)。嬉し恥ずかし、チェ・ミンス兄貴のドタバタ、ヒイヒイ声の泣き顔、そして愛らしい上目使い。
興行的に振るわなかったのはチェ・ミンス=ナイス・ガイを求める人が多かったからなのか、それともハッピーエンドが物足りなかったからなのか。ともかくウヒャウヒャ笑って観られる作品。
【評価:★★★★】
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