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パク・チョルス


名前
漢字
ハングル
パク・チョルス
朴哲洙
박철수
性別
監督作品
1978がき大将
1979夜になれば降る雨
1980痛い成熟
1981こんな女いませんか
1982野良犬
1983鋳掛け屋の女房
1985おふくろ
1986霧の柱
1987朴哲洙のヒーロー林巨正
1988立葵のあなた
1989今日の女
1990ステファノとグレチェン
(原題:五歳庵)
水の上を歩く女
1991ソウルのエビータ
テレサの恋人
1992雪花
1994我らの時代の愛
1995301・302
1996ビールが恋人よりいい7つの理由
学生府君神位
1997産婦人科
1998家族シネマ
2000ポンジャ

 世界にその名を知られた韓国人中堅監督の一人。

 1948年、慶尚北道清道生まれ。1973年、成均館大学経営学部卒業。しばらく教職に就いていたが、映画に目覚め1975年に申フィルムのシン・サンオク監督に入門。1978年に『がき大将』で映画監督デビュー。1980年代はMBCテレビ・ドラマのプロデューサーとしても活躍していた。現在は、朴哲洙フィルムと朴哲洙フィルムアカデミーの代表をつとめ、後進の育成にも力を入れている。

 デビュー以来毎年コンスタントに映画を製作しており、初期作品の中で有名なのは、大鐘賞作品賞を獲得した『おふくろ』と『霧の柱』、それに百想芸術大賞監督賞を受賞した『立葵のあなた』。彼が映画作家として成功した『おふくろ』は、1985年の映画法改正を受けて設立された黄奇性事団の第一回作品でもある。彼の名が世界的なものとなったのは、現代都市に住む女性の拒食症と過食症の問題を扱った『301・302』がきっかけ。1994年に設立した自前の会社「朴哲洙フィルム」の創立第一作であるこの作品は世界各国の国際映画祭で評判となり全世界で配給された。これ以降彼の作品はすべて国際映画祭に出品されており、監督自身韓国内の興行を意識するというより世界を相手にした映画作りを目指している。監督の言葉によれば「既存の映画文法から脱皮し、常に変化することが私の目標」であり、「1970年代末から韓国映画は何も変わっていないし、国内では観客の顔色をうかがう映画がずっと作られている。世界市場に進出できる素材を絶えず模索すべき」とのこと。

 『301・302』で「食」という人間の本源的な営みについて描いた後、葬式をテーマとした『学生府君神位』では「死」を、産婦人科での出来事をオムニバス風に綴った『産婦人科』では「生」を描き、そして『家族シネマ』では「家族」を描くに至った。日常的な題材の中で人間本来の営みを巧みに描いた佳作を数多く生み出しており、『学生府君神位』以降はドキュメンタリータッチな作風が特徴となっている。

 日本人俳優が大勢出演している『家族シネマ』はオール日本ロケ&オール日本語の日韓合作であり、1998年10月の日本映画部分解禁により韓国での上映が可能となった作品。また『ステファノとグレチェン(原題:五歳庵)』、『301・302』がアジアフォーカス・福岡映画祭で紹介されたり、福岡市の広報ビデオの製作を依頼されたりと日本との関わりも深い。

 1999年2月、大田に「朴哲洙フィルムアカデミー」を開設。この映画学校で後進の育成にも乗り出している。また、同年秋に牙山で開催された第1回韓日青少年映画祭(KOPAN YF 99)では執行委員長をつとめた。そして、同年11月には朴哲洙フィルムを大田に移転。現在では本拠地を大田に移しており、忠武路とは一線を画した活動をしている。

 2000年には、中年女性と少女の触れ合いをデジタル・カメラに収めた女性映画『ポンジャ』を発表。この作品は、朴哲洙フィルムのある大田でロケした地方映画でもある。

 2001年に朴哲洙フィルムで製作した『二十四』では企画を担当している。

 2002年には、東京芸術大学で月一回、特別講義を担当する予定。

初版:1998
最新版:2002/3/10


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