すらっとしたプロポーションと、どことなくスー・チー似のマスクを持った若手女優。1999年にCMでしなやかなテクノダンスを披露して、一躍有名になった。
高校生だった1997年に、ご近所の知り合いに雑誌記者がいるという話に付いていった所、「雑誌のモデルをやってみないか?」と突然の提案を受け、女性ファッション雑誌『エコール』の表紙モデルになったのが、芸能界へ進むきっかけだった。そして、1997年のMBCテレビ・ドラマ『思春期』でブラウン管デビュー。同じくテレビ・ドラマの『私の心を奪ってみて』では、パク・シニャンのことを片思いする女子高校生役を演じる。
女子高校在学中の18歳の時、恋愛映画『ホワイト・バレンタイン』の主役でスクリーン・デビュー。『私の心を奪ってみて』に続いてパク・シニャンと共演したこの作品は興行的には惨敗だったが、彼女自身は第35回(1999)百想芸術大賞女子新人演技賞を受賞する。そして、この映画の公開と前後して、1億ウォンのギャラでCM契約をし話題となった。
その後、CMのテクノダンスで有名となり、2000年に出演した『イルマーレ』のヒット要因の一つは「チョン・ジヒョン人気」とまで評されるようになる。その人気を示すかのようにCMのギャラと出演数もうなぎ上りで、2000年は一年間で10億ウォンを越えるCM出演料を受け取った。また、2001年にはあるインターネット・アンケートで「最高のカリスマを持ったCMモデル」の1位に選定された。
ちなみに、CMなどのセクシーなイメージとは異なり、『イルマーレ』では、化粧っ気がなく憂いと孤独に満ちた大人の女性を演じてる。
『SBS 人気歌謡』の司会をした経験もあり、チャン・ヒョクと共演したミュージック・ビデオ『日月至愛』、『Hey Girl』などにも出演している。
2001年には大ヒットしたラブコメ『猟奇的な彼女』に主演し、男勝りの強烈キャラの女の子を演じた。そして、この作品の演技で第39回(2002)大鐘賞女優主演賞と人気賞をダブル受賞。2001年もっとも輝いていた/活躍した女優の一人といって差し支えない好演だった。
次回作はイ・スヨン監督の『4人の食卓』。
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初版:2001/3/28
最新版:2002/1/6
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