チェ・ジウ

　MBC23期で芸能界デビューするも長い間スター候補生止まり。そんな彼女の顔が知れ渡ったのは、1996年に開かれた「韓国の Isabelle Adjani 選抜大会」で韓国版 Isabelle Adjani に選ばれたのがきっかけ。その後、映画『パク・ポンゴン家出事件』に出演し、1997年の KBS TV ドラマ『初恋』で大ブレイク。以後、多数のCMをこなし人気女優の仲間入り。MC の経験もある。

　映画初出演作は『パク・ポンゴン家出事件』で、この時は助演。その後『ハレルヤ』に特別出演し、映画に本格的にデビューしたのは主役を演じた『オルガミ　〜罠〜』。このサイコ・スリラー映画での演技が認められ、第21回(1998)黄金撮影賞新人俳優賞、第34回(1998)百想芸術大賞の新人演技賞を獲得する。

　1998年の『ファースト・キス』ではアン・ジェウクと共演。ロマンティック・コメディーのこの作品で、27歳になるまでキスを一度もしたことのないうぶな女性の心理を繊細かつ自然な演技で表現し、高い評価を受ける。

　1999年の『NOWHERE　情け容赦無し』では、凶悪犯の恋人役を演じている。同年には、チョ・ソンモのミュージックビデオ『悲しき霊魂式(For Your Soul)』にも出演。

　その後、映画界から遠ざかり、主にテレビ・ドラマで活躍するようになる。2002年には大ヒット・テレビ・ドラマ『冬のソナタ』に主演。涙を流すシーンが多いことから「涙の女王」と称されるようになったこの作品は、アジア諸国でも放送され、チェ・ジウも各国で人気爆発。香港映画界から出演オファーが届いたり、2002年末に催された台湾第39回金馬獎映画祭に主演男優賞のプレゼンテーターとして参加するなど、アジアをまたにかけた活躍が目立つようになってきている。

　2002年冬には久しぶりに『ピアノを弾く大統領』で映画に主演。アン・ソンギと共演し、『冬のソナタ』とは全く異なるコミカルな演技を披露した。

　2003年には、日本の有名ドラマをリメイクした日中韓合作ドラマ『101回目のプロポーズ』にも出演。

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初版：1998
最新版：2003/4/7