韓国では珍しいサイコ・スリラー映画。監督のユ・サンウクが、パソコン通信に連載した『ピアノマン』を自ら脚色して映画化。妖しい映像が際立った作品。
犯人との心理戦に定評のある瑞草警察署刑事2部のソン・ミラン刑事(イ・スンヨン)。彼女のもとに、ある日、血まみれになった心臓と"PM"というイニシャルが彫られたミュージックボックスが入った小さな小包が送られてくる。ミランは"PM"というイニシャルから犯人は正体不明の男ピアノマン(チェ・ミンス)と断定。ベテランのヤン・セヒョン刑事(シン・ソンホ)と共に捜査を始める。そして、以前ミランのパートナーだったピョン・ジェヒョク刑事(パク・チョル)と、ヤン刑事の息子で警察学校に進学したヤン・ジヌ(ホン・ギョンイン)も捜査を始めるが、彼らの捜査を嘲笑うように、ピアノマンの犯行は続く。
テレビ・ドラマの人気女優イ・スンヨンは、この作品でスクリーン・デビューを果たした。CGを担当したのはゼロワン・ピクチャーズ。
第35回(1997)大鐘賞撮影賞(ソ・ジョンミン)、第20回(1997)黄金撮影賞金賞(ソ・ジョンミン)受賞作品。
初版:2000/3/18
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