ユ・サンウク
名前 漢字 ハングル |
ユ・サンウク 兪相旭 유상욱 |
性別 |
男 |
監督作品 |
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独特のスタイルを持ち、サイコ、ホラー、スリラー系の映画を得意とする監督。ハリウッドでの活躍の機会をうかがうため英語名 "Jonathan You" を名乗り、映画でもそのようにクレジットされる。1964年、大邱生まれ。中学生の時『ジョーズ』を見て感動し、映画監督になる決心をする。大学では英語を専攻。1987年、MBC青少年文学賞に中編小説『虚無の名前に』が当選。続いて1989年に映画振興公社シナリオ公募で『友よ、ケンタッキーの古屋に』が当選。その後、キム・ヨンビン監督の『キムの戦争』(1992)のシナリオ作家として映画界に入門。この作品で第28回(1992)百想芸術大賞脚本賞を受賞する。1992年の映画振興公社シナリオ公募では『二人の女の物語』が当選し、この作品はイ・ジョングク監督の演出により映画化され、第32回(1994)大鐘賞6部門を独占。ユ・サンウクも脚本賞を受賞する。
1992年に書いたシナリオ『絶対の愛』,『二人の女の物語』,『我らの時代の愛』が一度に映画振興公社支援対象作に選定されたのがきっかけで、黄奇性事団から声がかかり、1994年に『絶対の愛』で監督デビュー。1996年には、彼がパソコン通信に連載したことがある『ピアノマン』を脚色して映画化。この作品は特にパソ通ネットワーカーの間で話題となった。
1996年の映画振興公社シナリオ公募に審査委員として参加し、応募されていたチャン・ヨンミンのシナリオ『建築無限六面角体の秘密』を読んで興奮。自らの手で映画化することを決意する。第3作となるこの『建築無限六面角体の秘密』には、前作『ピアノマン』で得た特殊効果とCGの経験、そして30億ウォン近い製作費を投入し、今までにないミステリーSFアドベンチャー作品に仕立て上げた。
監督自身、パソコン通信やインターネットで小説を発表しており、1994年に発表されコンクールで入選した小説『猫の旅人宿』は、監督の公式サイト"Jonathan You's Webzine"で公開されていた(現在は、サイトは閉鎖された模様)。なお、『ピアノマン』はパソコン通信に応募した第2作目。
1997年の『深い悲しみ』では脚色を担当。
初版:1999/5/4
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