男物語

　やくざ界で生きてきた一人の男イム・ボンマン（チェ・ミンス）。組織の中間ボスにまで上り詰めた彼は、ある日筋肉が段々麻痺していく病気にかかり、あと２ヶ月の命であると宣告される。ボンマンは残された時間をもてあまし気味に過ごしていたが、そんな彼の前に昔の彼女ヒギョン（イ・テラン）が現れる。そして自分息子ボング（ソク・コンピョ）の存在を知るボンマン。彼は残された２ヶ月を息子と共に過ごす決心をするが、やくざ同士の抗争はそれを許してくれない。

　最近これといったヒット作のないチェ・ミンスが全力投球で、父親の愛情を好演技。また『将軍の息子』シリーズでデビューしたパク・サンミンとシン・ヒョンジュンが助演で出演して話題。トッコ・ヨンジェ、キム・ハクチョル、ミョン・ゲナムらの脇役陣も渋い。

　主演女優のイ・テランは、1975年3月25日生まれで、身長は170cm。ヘソン女子商業高等学校を卒業し、1997年にSBSのトップタレント大賞を受賞して芸能界入りした。テレビ・ドラマ『地平線の彼方』(SBS)，『私の心を奪ってみて』(SBS,1998)などに出演した後、『男物語』で映画デビュー。その後は、『７人の新婦』(SBS)，『いまは愛する時』(SBS)，『順風　産婦人科』(SBS)，『グッバイマイラブ』(MBC,1999)，『日ごと幸福に』(MBC)など主にテレビドラマで活躍している。

初版：1999/4
最新版：1999/12/5