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アメリカン・ドラゴン


題名
英題
ハングル
アメリカン・ドラゴン
American Dragons
아메리칸 드레곤
製作年 1998
時間 95
製作 オライオン
大宇シネマ
監督 Ralph Hemecker
出演 パク・チュンフン
Michael Biehn
Cary-Hiroyuki Tagawa
Bryon Mann
日本版
Video
DVD
なし

 1997年1月に撮影を完了した韓米合弁のアクション・ノワール映画。制作社のオライオンがMGMと合併になり封切りが遅れていたが、韓国・アメリカでは1998年冬に公開された。パク・チュンフンはニューヨークに派遣された韓国人刑事役。『ターミネーター』などに出演した米国俳優 Michael Biehn 演じる刑事と共に、中国系ギャングと対決する。制作は『ターミネーター』,『羊たちの沈黙』のオライオン社。大宇シネマが共同出資して制作した。監督はTV版『Xファイル』のRalph Hemecker。

 ある日、ニューヨークの日本人街で殺人事件が発生。事件捜査のため二人の刑事が派遣される。父がマフィアだったため犯罪に対する憎悪心を持つ刑事ルカ(Michael Biehn)。父の後を継いで国際的刑事になったものの、殺人犯に妻と息子の命を奪われ、激しい自責と復讐心にかられているキム刑事(パク・チュンフン)。辛い過去を背負った二人の刑事が連続殺人事件の解決に挑む。

 パク・チュンフンのハリウッド進出映画で、アメリカでの封切り時には映画雑誌で彼が紹介された。ハリウッド映画に東洋人俳優が出演する場合、脇役だったり悪役だったりすることが多いが、この映画のパク・チュンフンは完全な主役。12人のキャスティング・ディレクターが東洋人主演俳優をキャスティングするために各国のトップスター数十名をオーディションした結果、パク・チュンフンが選ばれた。留学で身に付けた流暢な英語。それに、『追われし者の挽歌(原題:彼らも我らのように)』で見せた内面演技、『極道修行 決着(おとしまえ)』,『ゲームの法則』などのアクション演技、そして十八番のコミック演技と幅広い演技力がキャスティングの決め手になったとか。

初版:1998/12/7



投稿者:SUMさん 投稿日:1999年2月23日(火)22時51分13秒

 B級ハリウッドノワール。B級と思えば、なかなか光る点もたくさんあるのだけれども、突如殴り合いが始まるようなところなど、全体的に緊張感がかけるような気がする。

 マイケル・ビーンもパク・チュンフンもダーティでいい。

 中国と日本と韓国のつながりが強引な気がするのは、気がするだけなのか、それともアメリカ人にはみんな一緒なのか。

【評価:★★★】


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