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愛の黙示録


題名 愛の黙示録
製作年 1995
時間 100
製作 M.Tヒューマンサービス
監督 キム・スヨン
出演 石田えり
キム・ヨンウ
キム・グミョン
風見章子
イ・ジュン
チェ・イルァ
日本版
Video
DVD
なし

 朝鮮総督府の役人の娘でありながら、木浦在住の孤児院「共生園」を営む韓国人青年尹致浩(ユン・チホ)と結婚し、三千人を越える韓国人孤児を女手一つで育て上げた日本人女性、田中千鶴子の生涯を描く。原作は、千鶴子の実の息子で現在大阪府堺市で在日韓国老人ホーム「故郷の家」を運営している尹基(ユン・ギ)の『母よ、そして我が子らへ』。脚本は『絵の中のぼくの村』などで人物描写に定評のある中島丈博。監督には韓国映画界の重鎮キム・スヨン、そして撮影監督に『風の丘を越えて〜西便制』の鄭一成(チョン・イルソン)を迎えて製作した初の日韓合作映画。

 監督・スタッフ・俳優の多くが韓国人、そして舞台のほとんどが韓国ということで、完成当初から韓国での公開が期待されていたが、日本が資本を出しているために日本映画と分類され結局公開できず。しかし 1998年の日本映画解禁により、輸入解禁第一号となった。

 主役の田中千鶴子には石田えりが扮し、初めてとは思えない韓国語で熱演。国籍を超えたキリスト教的慈愛精神を発露する千鶴子、そして全ての子供に分け隔てなく愛情を降り注ぐことからくる実の親子間の葛藤に悩む千鶴子。二人の千鶴子を見事に演じている。

 平成8年度「児童福祉文化賞」(厚生大臣賞)受賞。「第20回山路ふみ子福祉賞」受賞。

初版:1998/11/1



投稿者:SUMさん 投稿日:1998年12月20日(日)10時20分37秒

 前半、やや大河ドラマ総集編的に、時系列を追うことによりすぎていて、半ば退屈してしまいましたが、それでも要所を押さえる程度に孤児院を切り盛りしてゆく千鶴子の人間が描かれ、なんとかラストへ物語が運ばれ、「母と実の子」の関係などはやっぱり感動しました。

 演出もまぁまぁですし、良くも悪くも佳作といったところでしょうか。

【評価:★★★】


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