キム・ソンホン
名前 漢字 ハングル |
キム・ソンホン 金成鴻 김성홍 |
性別 |
男 |
監督作品 |
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1956年、釜山生まれ。中央大学演劇映画科を卒業し、シナリオ作家として活動を開始する。『甘い新婦』(1988)、『幸せは成績順じゃないでしょう』(1989)、『俺は日ごと立ち上がる』(1990)、『トゥー・カップス』(1993)、『トゥー・カップス2』(1996)など数多くのカン・ウソク監督作品の脚本を執筆。『幸せは成績順じゃないでしょう』では、第26回(1990)百想芸術大賞シナリオ賞を受賞する。他にシナリオを担当した作品としては『砂の城』(1989)、『第二の謝罪』(1989)がある。
1990年に自らシナリオを共同執筆した『そう、たまには空を見よう』で監督デビュー。この作品と第2作の『十七歳のクーデター』は青春もの。ただし、この2作品は興行的に失敗し、その後しばらくシナリオ作家としての活動に戻る。第3作の『爪』は女性の嫉妬心を描いたサイコ・スリラーで、キム・ソンホン自ら「私の正式デビュー作」と語る作品。そして、第4作の『オルガミ 〜罠〜』はマザコン男に嫁いだ女性の悲劇を描いたサイコ・スリラーの秀作。
1999年の『新装開店』はカルト・コメディ。『トゥー・カップス』や『トゥー・カップス2』で磨いたコメディ感覚と、『爪』、『オルガミ 〜罠〜』で発揮したスリラーのテクニックを融合させ、独特の笑いの空間を作り出した。
2001年の『セイ・イエス』は、幸せな夫妻に嫉妬した男が二人につきまとい、恐怖のどん底に陥れるサスペンス・スリラーで、非のうちどころのない友人に対しコンプレックスを持っている女性が主人公の『爪』、自分の息子を奪った嫁に嫉妬する母親を描いた『オルガミ 〜罠〜』に続く、「キム・ソンホンの嫉妬」シリーズ第三弾ともいえる作品。
2002年には映画会社スタジオ・プラスを設立。
初版:1999/5/1
最新版:2002/1/26
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