ファン・シネ似のモダンなイメージの女優。アメリカ育ちで英語がペラペラ。香港映画や日韓合作などへのキャスティングも多い国際派女優。
小学校四年生の時に父親の仕事の関係でアメリカに移民し、サンタモニカ大学に入学。当初は産業デザインを専攻していたが、彼女の才能を見ぬいた教授の薦めで演劇映画科に専攻を変更する。1996年に帰国し、SBS TV『出発モーニングワイド』、KBS『演芸街中継』などのリポーターとして活躍。
出演したCMがイ・ジェヨン監督の目にとまり、1998年の『情事』で映画デビュー。この作品では、イ・ミスクの妹で、イ・ジョンジェのフィアンセの役を演じた。そして、この作品の演技で第19回(1998)青龍賞女優助演賞にノミネートされる。翌年の第ニ作『恋風恋歌』では、チャン・ドンゴンの過去の恋人役で出演。
『情事』と『恋風恋歌』では脇役だったが、三作目の『穴』では初の主演を演じる。『穴』は第4回(1999)釜山国際映画祭でプレミア上映され、キム・ミンは映画祭の華として各種行事に顔を出した。
その後、テレビ・ドラマ版『ディナーの後に』とも評されるKBSドラマ『招待』で、イ・ヨンエ、チュ・サンミと共演。また、SBS TV の映画情報番組『接続! ムービーワールド』のMCを担当するなど多彩な活躍を続けている。
2001年旧正月映画として香港と韓国で公開された香港映画『アクシデンタル・スパイ(The Accidental Spy,特務迷城)』では、ジャッキー・チェンやビビアン・スーと共演。ジャッキーが製作・主演したこの作品は、韓国もロケ地となっているが、全世界配給するため英語に堪能なキム・ミンに白羽の矢がたった。なお、この『アクシデンタル・スパイ』への出演によって中国語圏での知名度がアップしたキム・ミンは、韓国人俳優としては初めて台湾の金馬獎(2001年12月8日開催)に公式招待された。
2001年には金城一紀の小説を映画化した『GO』にも友情出演。窪塚洋介演じるコリアン・ジャパニーズの母親が勤めている焼肉屋の店員を演じている。
最新作は2002年のダンシング・コメディ『ウララ・シスターズ』。これまで知的で物静かなイメージがあったキム・ミンだが、この作品では「壊れた」演技を披露して注目された。
"Yahoo! KOREA" の「キム・ミンのホームページ一覧表」(韓国語)はこちら。
初版:2000/3/5
最新版:2002/9/18
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