物静かでありながらも、清純で清潔な容姿が魅力の女優。ちょっぴり垢抜けなさが残るがそれがまた純粋さを感じさせる。
高校在学中、制服のCMでデビューし、SBSドラマの『白夜3.98』でシム・ウナ演じるアナスターシャの少女時代を演じる。また、同局の『KAIST』では、一見冷たそうに見えるが実は優しい心を持ったク・ジウォンを演じ、大衆に顔を知られるようになる。
1999年の『虹鱒』で、カン・スヨンの妹セファ役を演じ、スクリーン・デビューを果たす。この作品は、第12回(1999)東京国際映画祭で上映され、彼女の清新な演技は日本人観客の記憶に残るところとなる。ちなみにイ・ウンジュは、5歳から14年間、ピアノを学んでおり、ピアニストになるのが夢だったが、『虹鱒』で映画の魅力にとりつかれ、以後ピアニストの夢はあきらめたとか(『秘花 〜スジョンの愛〜』では彼女がピアノを弾くシーンがある)。
同じく1999年にはインターネット映画『エカ』にも出演している。また、CMでも活躍しており、パク・チニョンやキム・ジャンフンのミュージック・ビデオにも出演している。
2000年にはホン・サンスの第3作『秘花 〜スジョンの愛〜』で、初の主演を演じる。彼女が演じたヤン・スジョン役は、公開オーディションなど様々な方法で役者を探したが適役が見つからずにいたところ、ある日、スタッフの目にイ・ウンジュが目に止まり、急遽キャスティングが決まったという。そして、この作品での演技が認められ、第38回(2001)大鐘賞新人女優賞を受賞する。
2000年にはスプラッター映画『海辺へ行く』にも友情出演している。
2001年のスマッシュ・ヒット恋愛映画『バンジージャンプする』では、TVドラマ『白夜3.98』で共演したイ・ビョンホンと再共演し、恥ずかしがり屋の男性をリードする美しい女性を演じた。
2001年にはインターネット映画『アミの夢』にも出演。総100分のこの作品は2001年3月26日から一日10分ずつ10日間放送された。
初版:2000/8/15
最新版:2002/2/19
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