朝鮮戦争(1950年〜1953年)を描いたイム・グォンテク作品。戦争に巻き込まれていく庶民の悲しみ苦しみを描く。
朝鮮戦争休戦20周年を記念して、国と軍が製作を全面バックアップした国策映画の大作。パク・チョンヒ(朴正煕)大統領出席の閣議で製作が決定され、韓国映画振興公社が製作した。
1950年6月25日、チャン少尉が恋人スナと週末を楽しんでいる時、北朝鮮軍がソウルを奇襲し朝鮮戦争が始まる。そして、1950年6月25日の北朝鮮の南侵からソウル奪回までの過程をスナの個人的体験を中心に描く。
日本では『ホワイト・バッジ ファイナル 史上最大の作戦』という題名でビデオ化されているが、第5回(1992)東京国際映画祭でグランプリをとった『ホワイト・バッジ』とは全く関係ない。また、DVDは『ソウル奪還大作戦 大反撃』という邦題で発売されている。
第13回(1974)大鐘賞特別賞(イム・グォンテク,キム・チャンスク,ソ・ジョンミン)、第20回アジア映画祭女優主演賞(キム・チャンスク)受賞作品。
初版:1999/1/28
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