最後の試み
題名 英題 ハングル |
最後の試み Last trial 마지막 시도 |
製作年 |
1998 |
時間 |
92 |
製作 |
シネマ・ジュヨン |
監督 |
キム・ジョンチョル |
出演 |
トッコ・ヨンジェ ノ・ヒョンジョン パク・チュンギュ ホ・ジュノ パク・チュヨン キム・ジュヨン カン・ソンジン |
日本版 Video DVD |
なし |
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勃起不能になり悩んでいた中年の劇団代表ジヌク(トッコ・ヨンジェ)は、自分の芝居に出演する女優ヘジ(パク・チュヨン)と愛に陥り性機能を回復する。しかし、そのヘジをジヌクに会わせたのは実は彼の妻だった...
中年男性の性機能障害にともなう葛藤とその克服を描き、上演中に演出家らが逮捕されるなど猥褻論議を呼び起こした演劇『最後の試み』を映画化。IMF 寒波で失業者が増える中、失職に対するストレスが性トラブルにつながり離婚が急増している韓国社会ではタイムリーな題材といえる。また「テーマを描くという必然性をもった初めての韓国成人映画」との看板や、往年の名優、パク・ノシク、ホ・ジャンガン、トッコ・ソンの息子パク・チュンギュ、ホ・ジュノ、トッコ・ヨンジェが共演している点で話題となったが、興行的には全くの失敗。
ちなみに、演劇のほうは、1994〜1997年まで4年連続で演劇の動員No.1を記録し、延べ30万人が劇場に足を運んだ。1998年3月現在パート3が上演されている。
初版:1998/4/18
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投稿者:SUMさん 投稿日:1998年4月17日(金)10時44分00秒
演劇では記録的な動員を見せながら、映画館ではぱっとせずあっという間に映画の上映は打ち切られてしまった。勿論、演劇ではエロスは少なくても映画やビデオではエロスものはいくらでもある、といったハンディはあったかもしれないが、映画としての出来不出来が興業にも出たのは確かだろう。
世界観を映像として伝えるのには技術が必要である。俳優にある程度の存在感はあるものの映画の意図が強く伝わってこない。神代辰巳監督のレベルにまで求めないにしても不満の残る映画であった。エロス映画として見せようとする努力がいちいち空回りしているのではないだろうか。
これが、エロスにテーマを持ち込むという意味で「最後の試み」にならなければ良いのだが。
【評価:★★】
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