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題名
ハングル

아버지
製作年 1997
時間 113
製作 ソウル・クァンヨン
シネマ・サービス
監督 チャン・ギルス
出演 パク・クニョン
チャン・ミヒ
チェ・ジョンユン
イ・ホジェ
ホン・リナ
チェ・ジョンウォン
チョン・ジュノ
ファン・ミソン
イ・インチョル
チェ・ヨンジェ
日本版
Video
DVD
なし

 キム・ジョンヒョンの同名ベストセラー小説を忠実に映画化した作品。膵臓ガンを告知された父とその家族を描く。

 韓国中央省庁に勤めているジョンス(パク・クニョン)はある日、親友のナム・ドクター(イ・ホジェ)から膵臓癌の宣告を受ける。完治する見込みは全くなく、残された人生はわずか数ヶ月。彼は自分が癌であることを家族に打ち明けられず一人で悩む。そして、酒を飲んで帰宅することが多くなり、家族にあたり散らすジョンス。娘ジウォン(チェ・ジョンユン)はそんな父親を非難。断絶した家族関係が浮き彫りとなり、ついにジョンスは旅館に泊まるようになる。しかし、ナム・ドクターから父が癌であることを聞いた家族は、父を旅館から連れ戻し暖かく迎える。そして、家族の愛に包まれながらジョンスの闘病生活が始まる。

 チャン・ミヒがクラシック音楽好きな知性あふれた母親ヨンシン役で登場。夫の暴力に耐え、かつ母の威厳も保つ女性を演じる。

 キム・ジョンヒョンの原作小説は『アボジ』という題名で双葉社から日本語訳が出版されている。日本版監修はつかこうへい。

初版:1998/12/7



投稿者:SUMさん 投稿日:1998年12月20日(日)10時20分37秒

 重厚な作品です。映画の出来としては良い意味でも悪い意味でもチャン・ギルス監督が巨匠への階段を歩んでいるのが確認できる作品ということができるかもしれません。ややくどいとも思える前半のシーンが後半につながっていき、「見せられてしまった」感じがします。小説の正攻法での映画化のようですが、そのテーマの素晴らしさが最終的には勝ったかなという気がします。

【評価:★★★】


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