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ユン・ジョンチャン


名前
ハングル
ユン・ジョンチャン
윤종찬
性別
監督作品
2001鳥肌

 1963年、ソウル生まれ。2001年現在、ホソ大学演劇映画科映画学部教授。

 漢陽大学演劇映画学科で映画演出を専攻し、1991年に卒業。1993年には『非常口がない』の助監督を担当する。そして、アメリカへの留学を準備していた矢先の1995年6月29日に三豊百貨店崩壊事件で妻を失い、「今まで自分とは無関係だと思っていたことが、ある日突然自分の身に降りかかってくる恐怖」を実体験する。

 その後、アメリカのシラキュース(Syracuse)大学に留学し大学院映画科で映画演出を専攻。1998年に卒業し修士号(MFA)を取得する。三年間のアメリカ留学生活の中で三本の短編映画『プレイバック(Playback)』(1996,16mm,13分),『メメント(Memento)』(1997,16mm,45分),『風景(Views)』(1998,16mm,20分)を製作。これらの作品は国内外の映画祭に招待され、短編時代からその独特な世界観と感覚的な映像が注目の的となる。なおこの三作品は、(1)視力を消失していく女と、恋人を殺した男、(2)両親の分からない男と、息子をなくした女、(3)死んだ恋人との思い出にひたる男と、消えた女を探そうとする男が主人公と、いずれも「運命」、「記憶」、「時間」などをテーマにしており、これは長編デビュー作『鳥肌』へも受け継がれている。特に『メメント』は、ある若者がアパートにやってくることにより、30年前にそこで起こった殺人事件と自分の関係を知るというストーリーで、『鳥肌』はこの『メメント』の延長線上にある作品といわれている。

 なお、脚本・演出・撮影・編集・音楽を手がけた『プレイバック』は、第3回ソウル短編映画祭本選に進出。同じく脚本・演出・撮影・編集・音楽を手がけた『メメント』は第4回ソウル短編映画祭本選に進出し、シラキュース映画祭公式招待作品として上映された。また脚本と演出を担当した『風景』は、第1回(1998)東京国際短編映画祭、第23回(1999)香港国際映画祭、第4回(1999)釜山国際映画祭ワイドアングル部門に招待され、1999年釜山短編映画祭では優秀作品賞を受賞している。

 2001年に、シナリオも担当した心理ミステリー・ホラー『鳥肌』で長編監督としてデビュー。ホラー映画には珍しくロングテークを多用し、光と闇の陰影をつけたその撮影・照明方法、そして「次に何が起こるかわからない」予測不可能な構成が話題となったこの作品は、世界三大ファンタスティック映画祭に招待され、第22回(2002)Fantasporto国際映画祭では審査委員特別賞・監督賞・主演女優賞を受賞。また、韓国内でも『受取人不明』と共に「2001年の韓国映画の発見」と高く評価され、監督自身も第2回(2001)釜山映画評論家協会賞と第38回(2002)百想芸術大賞で新人監督賞を受賞した。

初版:2001/9/15
最新版:2002/3/14


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