キム・ユミン
名前 ハングル |
キム・ユミン 김유민 |
本名 漢字 ハングル |
キム・ユジン 金攸鎮 김유진 |
性別 |
男 |
監督作品 |
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監督兼シナリオ作家。大作映画ブームの昨今の韓国映画界にあって、低予算映画を好む珍しい監督。
1964年6月16日(陽暦)生まれ。成均館大学で中国文学を学ぶ。雑誌で映画振興公社が行っているシナリオ公募の記事を読んで、『憂国の志士』というシナリオを執筆。これが1986年の映画振興公社シナリオ公募に入賞し、シナリオ作家としてデビューする。その後、『アスファルト上のドンキホーテ』(1988)、『私の恋人ドンキホーテ』(1989)などの脚本を担当する。
しかし、自分が書いたシナリオが撮影の過程で段々変更され、結局自分の意図したものとは異なった作品になってしまうことに怒りを覚え、「自分が書いた作品は自分で監督をする」という考えをもつに至る。そして、独立プロ「青い映画社」を設立し、1991年に、自ら書いたシナリオ『青い袖』を直接、製作・企画・監督して映画化。映画監督としてデビューする。なお、この『青い袖』は、韓国も出兵したベトナム戦争を描いた戦争映画で、日本では『ホワイト・バッジ2 戦場の青き狼たち』という題名でビデオ化されている。
監督作品はすべて自ら脚本も執筆している他、『ビールが恋人よりいい7つの理由』(1996),『チャンネル69』(1996),『カ』(1998)のシナリオを担当している。
その後、製作会社フィクションバンクを設立し代表に就任。『シュリ』の成功により大作ブームに沸く韓国映画界のトレンドに逆らうかのように、低予算映画のイエローヘア・シリーズを二本、世に送り出す。
1999年の『イエローヘア』は、トリプル・プレイのセックスシーンが問題となり、韓国公演芸術振興協議会がスタートした1997年10月以降、韓国映画としては初めて等級附与保留判定を受け(一般公開できない)、話題となった。また『イエローヘア2』は、性転換して女性になった芸能人ハリスを起用したことにより大きな話題となったが、興行的には振るわなかった。
初版:1999/7/19
最新版:2001/9/16
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