全羅南道の木浦生まれ。幼い頃から古典舞踊を始め、小学校5年生でパンソリを始める。1983年に全羅北道のパンソリ大会学生の部で最年少一位を記録。1986年、本格的にパンソリを学ぶためにソウルの高校へ入学。数々のコンクールで賞を受ける。1989年に中央大学韓国音楽科に進学し、人間文化財のキム・ソヒ(金素姫)に師事する。
1992年5月にコンテストで「ミス・春香」に選ばれ、イム・グォンテク監督が偶然それをTVで見ていたのがきっかけとなり『風の丘を越えて〜西便制』への出演が決定。この作品では見事なパンソリと演技力を披露。第31回(1993)大鐘賞新人女優賞、第14回(1993)青龍賞新人女優賞、第13回(1993)映画評論家協会賞新人賞、第1回(1993)上海国際映画祭最優秀女優賞などを受賞する。映画のヒット中は、彼女の一重瞼で典型的な韓国美人の顔立ちに影響され、一時韓国女性の整形熱が冷めたといわれる。
その後の出演作『太白山脈』ではムーダン(巫女)役を、『祝祭』でもパンソリを歌うなど、一貫して韓国伝統文化を体現する役を演じている。
映画の他にもミュージカル『ショウ・コメディー』に出演したり、ラジオのDJとして活躍したりしていたが、1997年4月にキム・デジュン(金大中)の媒酌で米国シアトル大学に留学していたキム・ウンヒョン氏と結婚。同年末に男の子を出産した後、1998年に元々の専門であるパンソリの国楽舞台に復帰している。映画界への復帰予定は今のところない。
1999年に、全州ウソク大学芸体能学部国楽学科兼任教授に就任。
初版:1998/6/23
最新版:2000/11/23
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