ヌードモデルのリュ・ミオが映画初主演したセックス・ミステリー・スリラー。「セックスは人間の本能」という視点から、セックスを耽美的にではなく、赤裸々に表現する。
隣家の人妻ユン・ソリ(リュ・ミオ)に恋をした、売れない無名作家のユ・チョル(ユ・チョル)。彼は、ソリが自分のことを愛していると思い込み、恋心はやがて「ソリを彼女の夫から救出しなければ・・・」という妄想に発展する。やがて、妄想は彼を無関係な女性の強姦・殺害に駆り立てる。そして、警察の捜査が始まった頃、彼はついにソリを拉致し、自宅の地下室に監禁。彼女を鎖で縛って、変態性行為を繰り広げる。
演劇『ヌードル・ヌード』(1999)とセックス・ダイエット・ビデオで話題を集めたリュ・ミオが全裸のベッドシーンを披露。彼女が劇場用長編映画に出演したのは『やくざ修業2』に続いて2作目。
監督は、リュ・ミオが出演したセックス・ダイエット・ビデオの演出をしたチョ・ミョンファ。この作品で脚本も担当しているチョ・ミョンファは、1982年に『少林寺の王書房』で監督デビューし、『エマ夫人11』(1995)、『テロリスト2』(1997)などの演出をしている中堅監督。
真昼間にソウルの繁華街でストリーキング撮影を強行し警察が出動。また、体を切断する場面や屍姦描写が問題になり、3度の等級保留判定を受けた。最終的には一部削除して審議を通過し、公開された。
初版:2000/10/29
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