家族用アニメーション。聖書の『サムエル記』で描かれているダビデの英雄譚をアニメ化。韓国のトゥーニー・パーク社がハリウッドの企画会社と共同製作したディズニー風味のアニメで、2年間の製作期間と43億ウォンの製作費を投入した。
ハープを弾くのが好きな羊飼いの少年ダビデ。預言者サムエルは平凡なこの少年が将来イスラエル王になると予言する。ある日、ダビデは精神的な病にかかっていたサウル王に仕えるようにと宮殿に呼ばれ、ハープの音で王の心を落ち着かせる。そして、宮殿でミガル王女と出会ったダビデは彼女の心をもとらえる。そんなある日、外敵が巨人を先頭にしてイスラエルを侵攻。ダビデは勇敢にも、小さな石で巨人を倒し、サウル王は彼と王女ミガルの結婚を約束する。しかし、ダビデの活躍でイスラエルの地に平和が訪れると、サウル王はダビデが自分の王座を狙っているのではないかと疑心暗鬼になり、彼を亡き者にしようと企てる。
製作はイム・ソッキュとリチャード S.キム。脚本はユリア・キム。ディズニーのTVアニメや劇場用アニメの製作に10年以上参加してきたリチャード S.キムとイ・チュンヨンが製作総指揮。音楽を担当したのは、1995年に『アラジン』でエミー賞を受賞したアレックス・ウィルキンソンとマイケル・ガイスラー。
映画のカットを紙面に印刷した書籍『ザ・キング』と、映画を元にしたゲームを発売する計画もある。
初版:2001/5/5
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