題名 英題 ハングル |
護国八万大蔵経 The Tripitaka Koreana 호국 팔만대장경 |
製作年 |
1978 |
時間 |
128 |
製作 |
韓振興業 |
監督 |
チャン・イルホ |
出演 |
キム・ヒラ チョン・ヒ チン・ボンジン パク・アム キム・ジンギュ |
日本版 Video DVD |
なし |
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高麗時代、蒙古の侵略に対し、都を江華島に移して戦った人々を描く。『乱中日記』(1977)に続いてチャン・イルホ監督が世に送り出した歴史大作。映画では、八万大蔵経・高麗青磁・金属活字など世界的にも高い文化水準だった高麗時代の仏教信仰のあり方が描かれている。また、高麗時代の風俗、衣装なども面白く、歴史の勉強にはもってこいの作品。
映画は、現在も経典の保管してある海印寺(ヘインサ)の映像から始まる。高麗時代の1231年、侵略してきた30万の蒙古軍は高麗のシンボルとも言える大蔵経をすべて焼き払ってしまう。それに対し、時の王、高宗(キム・ジンギュ)は首都を江華島(カンファド)に移し、大蔵経の再建に取り掛かる。仏力を集結して蒙古を退けようというのだ。もちろん蒙古軍はこれを妨害するが、再建作業は晋州で進められ、大蔵経は16年かかってついに完成する。
1970年代から1980年代にかけて一世を風靡した男優キム・ヒラが大蔵経の復刻に命をかける主役イ・ジュンを熱演。撮影はソ・ジョンミン。
第17回(1978)大鐘賞編集賞(イ・ギョンジャ)・美術賞(チョ・ギョンファン)受賞作品。
初版:1999/8/20
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