キム・シオン

　1962年、光州生まれ。パリの映画実技学校(C.L.C.F:Conservatoire Livre du Cinema Francais)で映画演出を専攻し（1988〜1991年）、1991年に卒業。短編映画『容疑者(Le Suspect)』(1990)，"J'ai Envie de M'envole"(1991)，"Alleur"(1991)，『私はどこかに飛んで行きたい』，『シムド(Shimwood)』(1993)を演出する。

　1997年夏に、16mmの独立映画『ハウドゥン（夏雨燈）』を製作。長編監督としてデビューする。色彩感覚に優れたこの作品は、第３回(1998)釜山国際映画祭「新しい波」部門に出品されたのがきっかけとなり、第28回(1998)ロッテルダム国際映画祭タイガー賞コンペ部門にも進出。翌1999年には韓国内でも封切りされた。

　現在、都市に住む若者の感性を描いた長編映画『クジガ』を準備中。

初版：1999/7/3

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