『アドリブ・ナイト』 ハン・ヒョジュ舞台挨拶
Reported by 鄭美恵(Dalnara)
2008/2/14
ドラマ『春のワルツ』で主演デビューしたハン・ヒョジュの映画初主演作が公開されている。映画は、第2のキム・ギドクとも呼ばれる、『チャーミング・ガール』イ・ユンギ監督の『アドリブ・ナイト』。原作は平安寿子の同名の短編。
街中で「ミョンウン、ミョンウンじゃないか」と突然見知らぬふたりの男から声をかけられた彼女(ハン・ヒョジュ)。音信不通の娘・ミョンウンに代わって臨終の床にある父親(キ・ジュボン)を見舞ってほしい、人助けだと思って、といきなり懇願される。なにか秘密を抱え翳のあるような彼女は1日だけミョンウンになり見知らぬ家族の集まる家に行くことにするが…。
青みがかかった薄闇の夕暮れ時からはじまってうす青い夜明けまでの1日をアドリブで過ごした彼女の繊細な心の動きがHDカメラで映し出される。キム・ヨンミン、キム・ジュンギ共演。
公開に先立ったこの映画の試写会での舞台挨拶のもようをお伝えする。最初に「みなさんはじめまして、わたしはハン・ヒョジュです」と日本語で挨拶。日本語を3ヶ月ほど勉強したことがあるそうで、司会者の日本語の質問をにこにこ笑顔で聞いていました。
── 日本にいらしたことはありますか。
日本には7回来たことがあります。東京に5回、小樽と札幌に1回ずつ来ました。
── 日本についてどう思いますか。
日本の映画や音楽が好きです。日本の映画はジャンルにこだわらず作られていて多様な魅力があります。そして日本そのものも多様な魅力があるので日本に来るたびに魅力を再発見しています。それから日本人は優しいし配慮があると思います。
── 主人公の役作りはどのようにしましたか。
役作りは監督が日本の映画などのDVDを送ってきたのでそれを観て日本の情緒や感情を感じながら準備しました。役になりきるように主人公になりきった主人公の日記を書いたり、演技したものをセルフカメラで撮影したのを見たりしていました。音楽もたくさん聴いて、それはこの映画の時だけではなく他の時もそんなふうに準備と努力をしています。
── この映画のどんなところをすすめますか。
この映画のおすすめは、基本的には全部好きなんですがたくさん出演している俳優たちが一同に会してリビングで話すシーン、これからどうするかを話し合っているシーンはひとつのセリフも聞き漏らさずに聞くとおもしろいしおすすめです。俳優の、それぞれのキャラクターが凝縮されているので好きなシーンのひとつです。もうひとつは最後に誰かに自分の心境を打ち明けた後泣いたシーンです。そこは複雑な感情の出ているシーンなのでみなさんに見てほしいです。
── 最後に日本のみなさんに一言お願いします。
遅くなりましたが新年おめでとうございます。いつも健康で幸せで愛でいっぱいの一年になりますように。これからもヒョジュを見守ってください。
ハン・ヒョジュの次回作はイ・ジュンギと共演する時代劇ドラマ、イ・ユンギ監督の次回作は再び平安寿子原作の『素晴らしい一日』の予定。
Copyright © 1998-
Cinema Korea, All rights reserved.
|