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韓流シネマ・フェスティバル2005
イ・ソンジェ来日 リポート

Text by Kaoru Photo by 美雨香
2005/4/12受領



 韓流シネマ・フェスティバル2005のオープニング作品『氷雨』の主演俳優イ・ソンジェが来日した。22作品の中から<見たい作品ファン投票>で1位に選ばれた『氷雨』のオープニングチケットはわずか数分で売り切れており、追加上映も行われるほど高い人気を得ている。

 4月8日(金)、新宿タカシマヤにて行われたトーク&握手会では平日の昼にもかかわらず大勢のファンが駆けつけた。ダークグレーのスーツにブルーのシャツで登場したイ・ソンジェ。集まったファン一人一人に話しかけながら丁寧に握手をする姿は誠実なイメージそのもので、イベントを遠巻きに見ている人々からも「背が高くてステキねぇ」と声があがっていた。

 4月9日(土)の舞台挨拶ではストライプのスーツで登場。司会の田代親世氏との冗談を交えたトークで会場は和やかな雰囲気に包まれていた。

Q: 映画のプロモーションで来日されるのは今回で3度目だそうですが、以前と違うと感じることはありますか?
A: 街中に韓国の映画やドラマのポスターが貼ってありますし、私を知っている人も増えたようです。それに女性がますます綺麗になりました。

Q: お上手ですね。日本のファンはいかがですか?
A: 俳優を愛してくれるのは韓国も日本も同じですが、日本のファンはすごく熱心に心から愛してくれると思います。

● 韓国初の本格的な山岳映画として話題になった『氷雨』は零下40度の中で撮影が行われた。

Q: 『氷雨』はどのような映画ですか?
A: 雄大な山の中に二人の男と一人の女性の愛を描いた作品です。個人的にも大好きな作品ですので皆さんにも楽しんでいただけたらと思います。

Q: 撮影中、苦労されたことは?
A: たくさん服を着ていたのでトイレに行くときはたくさん脱いで、またたくさん着て、だんだん面倒くさくなってトイレに行かなくなりました。

● 寒いギャグをいうことで有名なイ・ソンジェ

A: この作品の後、私は個人的に寒くなりました。なぜかというと、もともと周りを和やかにするタイプではないのですが、『氷雨』の撮影中に寒いギャグを言ったら一度に和んだので、それから意図的に寒いギャグを言うようになりました。私自身はそういうギャグをいうタイプではありません(会場からは笑いが・・・)。

Q: ということだそうですので、皆さん誤解しないように(笑)。キム・ハヌルさんとのラブシーンについてお聞かせください。
A: 本格的なベットシーンは初めてで、もっと濃厚でしたがカットされてしまいました。一大決心をして撮影したのに残念です。

Q: 女性のファンは安心していると思いますよ。
A: そうですか?

Q: ソン・スンホンさんはどういう方ですか?
A: 私よりだいぶ後輩になりますが、好青年で礼儀正しい人です。撮影のない日は一緒にゲームをして私は下手なので、かなり巻き上げられました。良い兄と弟の関係を作ることができたと思います。実は彼の方が私より寒いギャグを言います(会場から「エー!?」という声が・・・)。

Q: ソン・スンホンさんがこの作品に出演することを決めたのはイ・ソンジェさんの胸を借りたかったからだそうですが?
A: そのことは新聞で読みましたが、実際は違うと思います。私に学ぶべき点はありません。私に配慮して言ってくれたのだと思います。

● 特殊メイクで醜い男に変身した『シンソッキ・ブルース』について

Q: 『シンソッキ・ブルース』に出演を決めたのはなぜですか?
A: ・・・オカネ!? ・・・ジョーダン(日本語でそう答えると会場は大爆笑)。

A: 面白いもの、感動できるもの、余韻が長く残るもの、作品を選ぶときはこの3つで決めます。『公共の敵』と『シンソッキ・ブルース』はキャラクターで決めましたが、他はシナリオで決めました。

Q: 次回作は?
A: まだはっきり決まっておりませんが、多分アクションで男同士の話になると思います。

Q: 最後に皆様にメッセージをお願いします。
A: 週末なのに大勢の方が来てくださって大変うれしく思います。『氷雨』以外にも優秀で面白い作品が集まっていますので、ぜひ観に来てください。そして、今日は私の日本のファンサイト「みどりさいだあ」の方々も来てくれているようですし(会場から拍手)、ソン・スンホンさんのファンからもお花が届いていましてとてもうれしく思います。ありがとうございました。

 ナチュラルな笑顔と大人の雰囲気で会場を魅了したイ・ソンジェ。休日は家族と過ごすことが息抜きになるという彼の飾らないナチュラルさがとてもかっこよかった。


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