『二重スパイ』 コ・ソヨン初日舞台挨拶リポート
Text & Photo by 宮田浩史
2003/6/9受領
日時:2003年6月7日(土) 13:20〜13:35
会場:丸の内東映
司会:今村知子
通訳:尹春江
『シュリ』、『JSA』に続き朝鮮半島の南北分断をモチーフとした大作『二重スパイ』が、2003年6月7日(土)より全国東映系にてロードショー。公開にあわせて、生まれながらに北朝鮮のスパイとしての宿命を背負ったヒロイン、ユン・スミを演じたコ・ソヨンが来日した。以下、東京・丸の内東映にて行われた舞台挨拶の模様をお届けする。
司会者に紹介され、コ・ソヨンがミニのワンピースに編み上げのサンダルという軽やかないでたちで登場。女性客から「かわいい!」という声があがる。
コ:こんにちは。はじめまして。私はコ・ソヨンです。よろしくお願いしまーす。
との日本語での挨拶に会場から大きな拍手が。
司会:なぜ過去の朝鮮半島を舞台に描いたこの作品に出演されようと決心なさったのでしょう。
コ:シナリオがとても面白く、なかなか出会うことの出来ないキャラクター、ジャンルでしたので、ぜひ出演してみたいと思いました。
司会:北朝鮮のスパイを演じるということは非常に難しいことだったと思うのですが。
コ:初めにシナリオをいただいた時はそれほど深く考えなかったんです。しかしこの役のモデルとなるような人物がいないということもあり、演じていくうちに難しいと感じるようになりました。そこで監督や出演者の皆さんといろいろなディスカッションをしながら役作りをしていきました。
司会:共演のハン・ソッキュさんの印象は?
コ:ハン・ソッキュさんとは、以前コーヒーのCMでご一緒したことがあるんですが映画では初共演だったんです。皆さんが受ける印象どおりの、優しい方でした。
司会:どのような方に、この作品のどんなところを観ていただきたいですか?
コ:南北問題というテーマが少し重いと感じられるかも知れませんが、特に若い人たちにこの映画に関心を持っていただき、観ていただければと思います。
司会:ここからはコ・ソヨンさんご本人に関して伺いたいと思います。日本が大好きで良く来られるそうですが、どういったところがお好きなんですか?
コ:街並みがとても綺麗で、人々がとても親切ですよね。そして何よりも、美味しい料理が多いということ。日本へ遊びに来ると必ず少し太って帰ります(笑)。
司会:昨夜はお好み焼きを召し上がったそうですね。
コ:韓国にはあまりない日本の伝統料理のようなものが好きで、日本に来たときには歩きながらたこ焼きやお好み焼きを食べることもあるんですよ。
司会:今日の衣装とても可愛いですが、どちらで買われたんですか?
コ:すべて私の私服なんです。韓国で買いました。
司会:日本でお買い物に行かれる予定は?
コ:もうカバンを一つ買いました。
司会:行ってみたいところなどありますか?
コ:最近は六本木が面白いと聞いたので行ってみたいです。あとは青山にも。
司会:ファッションで気にかけているポイントは?
コ:カバンや靴などの小物に気を使っています。服装の中ではジーンズが一番好きです。普段はカジュアルな格好が多いですね。
司会:スタイルの良さを保つ秘訣は?
コ:小さい頃から運動がとても好きなんです。今も時間のあるときは運動するように心掛けています。
司会:そうですか、ありがとうございます。
コ:はい、ありがとうございまーす(日本語で)。
司会:日本語もお上手なんですね。
コ:今はまだあまり出来ませんが、習っている最中です。
司会:今度来られたときはぜひ日本語でもいろいろ話してくださいね。
コ:はい。一生懸命勉強したいと思います。
司会:最後に映画ファンの皆様にメッセージを!
コ:韓国映画に関心を寄せていただきありがとうございます。この人気が続くよう、韓国映画の発展のために頑張って、また新たな作品で皆さんにお会いしたいと思います。今回の『二重スパイ』を楽しんでいただき、周りの人たちにも勧めてくだされば嬉しいです。ありがとうございました。
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