ソン・スンホン

　アルバイト中に声を掛けられ、衣料ブランド「Storm」モデル1期としてデビュー。その後、テレビ・ドラマ『男女６人恋物語（原題：男３人女３人）』へ出演し、爆発的な人気を得る。同じくドラマの『美しい彼女(Beautiful My Lady)』では、ボクサーのイ・ビョンホンのライバル選手として登場。また同時期に出演した『君と僕』も話題となった。

　テレビ界で人気を博した後、映画界への進出を目指し『男女６人恋物語』を降板。しかし、映画デビュー作となる『ホワイトクリスマス　恋しくて、逢いたくて』は製作社サイドの問題で完成が遅れ、公開されたのは1999年の秋だった。この作品の配役は、ただ愛のためだけに生きる男性で、同じくテレビ・ドラマで人気のキム・ヒソン、キム・ヒョンジュと共演した。

　その後、2000年に放送され驚異的な視聴率をマークしたお化けドラマ『秋の童話』に主演し、ウォンビン、ソン・ヘギョらと共に人気を博する。このドラマはアジア各国で放送され、現地でのソン・スンホン人気もうなぎのぼり。特に、香港からは数多くの映画出演のオファーが舞い込むようになる。

　そんな中、2001年にアクション監督として有名なコーリー・ユン（元奎）がメガホンをとった『クローサー』（米国英題：SO CLOSE　中文題：夕陽天使　香港英題：Virtual Twilight　韓国英題：Virtual Weapon）に出演。スー・チーの恋人役を演じた。なお、カレン・モク、ヴィッキー・チャオ（チャオ・ウェイ）も主演したこの『クローサー』は香港・中国俳優とスタッフが製作し、コロンビアが世界配給した作品で、韓国では2002年9月20日に公開された。ちなみに『クローサー』へのキャスティングは、やはり『秋の童話』が中華圏諸国で放送され大人気を博したのがきっかけとか。

　『クローサー』の後も、香港映画界から数々のオファーが届いたが、それらを蹴って出演したのが、若干26歳の青年監督デビュー作『ひとまず走れ！』。この作品では血の気の多いヤクザな少年を演じている。

　日本のファンが運営する「ソン・スンホンまでの距離」はこちら。「ソン・スンホン By ども」はこちら。"Yahoo! KOREA" の「ソン・スンホンのホームページ一覧表」（韓国語）はこちら。

初版：1999/9/20
最新版：2002/9/17