キム・ジウン
撮影:月原万貴子(月子)
名前 漢字 ハングル |
キム・ジウン 金知雲 김지운 |
性別 |
男 |
監督作品 |
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演劇界出身の映画監督。オーバーな演技とドタバタが主流だった従来の韓国コメディとは異なり、ペーソス漂うコメディ映画を作りあげる。
1964年、ソウル生まれ。演劇俳優キム・ジスク(金知淑、ホームページ)を姉に、ボクシングの元世界チャンピョンでミュージカル俳優のキム・ジウォンを兄に持つ。
1983年にソウル芸術専門大学演劇科に入学するが、一年後に軍隊へ。そして除隊後は大学をやめ、しばらくプー太郎生活を送っていた。そしてその時期に、アルバイトでためたお金で五ヶ月間のヨーロッパ無銭旅行を敢行。パリにニヶ月程滞在して100本あまりの映画を鑑賞する。
ピョン・チャンホ監督の助監督として映画界入りし、『幼い恋人』(1994)の助監督を担当するが、その後は演劇界で活躍。
1993年、演劇『お嬢さんと与太者』に俳優として出演。以後、演劇俳優・演劇演出家・CMアートディレクターとして活動する。手がけた演劇は『お嬢さんと与太者』(1993)、『熱い海』(1994)、『ムーヴィー・ムーヴィー』(1995)など。なお、劇団「伝説」で演出を担当した『熱い海』は、つかこうへい作『熱海殺人事件』の韓国版で、『ムーヴィー・ムーヴィー』は『蒲田行進曲』の韓国版。
1996年12月に初めて書いたニ本のシナリオが映画専門誌のシナリオ公募に当選。その内の一本『シネ21』のシナリオ公募に当選した『コミック残酷劇』が(残りの一作は『プレミア』シナリオ公募に当選した『良い時節』)、『クワイエット・ファミリー』という題名で映画化され映画監督デビュー。『クワイエット・ファミリー』はコミックとホラーという相反する二つのジャンルを融合させた新しい映画であり、スターに依存しない映画作りが高く評価された。
1999年初夏、『クワイエット・ファミリー』が上映された NEO KOREA 韓国新世代映画祭'99 で来日。『アドレナリン・ドライブ』の矢口史靖監督とトークショーを行った。
第二作の『反則王』は『クワイエット・ファミリー』でも起用したソン・ガンホ主演のプロレス映画。昼は銀行員、夜はプロレスラーに変身する男を通じて、現代社会に生きる男性のペーソスを描いたこの作品は、キム・ジウンの演出力とソン・ガンホのコミック演技がうまくマッチして大ヒットした。
2000年には、チャン・ジン、リュ・スンワンと三人で各々30分程度のデジタル短編映画を撮る「デジタル短編プロジェクト」で、コミック・ホラー『カミングアウト』(44分)を発表。シン・ハギュンが出演するこの作品は、製作を担当した media4m のサイトで2000年8月からネット公開され、132万に達するオンライン鑑賞者を動員した(2001年3月現在)。
最新作は、タイのノンスィー・ニミブット監督、香港のピーター・チャン監督と共に共同製作したオムニバス・ミステリー映画『THREE/臨死』の第一話『メモリーズ』。
次回作は『箪笥』。
初版:1998
最新版:2002/9/12
■ キム・ジウン監督インタビュー
『ア・テイル・オブ・トゥー・シスターズ(邦題:箪笥)』がプレミア上映されたゆうばり国際ファンタスティック映画祭2004で来日されたキム・ジウン監督のインタビューはこちら。
投稿者:tsubaki さん 投稿日:2000年11月27日(月)16時40分49秒
あんにょんはせよ?
今回初めて投稿させてもらう韓国映画をこよなく愛する者です。よろしくお願いしまーす!
早速ですが、私の大好きな映画監督であるキム・ジウン監督さんについてです。キムジウン監督が12月に来日されるのはもう皆さんご承知ですよね? 『反則王』で。
今年の夏、縁あって韓国でお会いして以来メールを頂いているのですが、そのメールを通しても監督が今回の来日を大変楽しみにされているのが強く感じられます。
「TOKYO FILMeX 2000 は前から行きたかった映画祭であり、その上、海外で唯一私の映画ファンのいる日本で行われるため、いつも身近に感じられる映画祭でもある」とおっしゃってました。
監督の生の声を皆さんにお知らせしたくて投稿させてもらいました。
皆さん! 監督の来日を楽しみにしていて下さいね!!!
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