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台湾における韓国芸能事情

Text & Photo by 月原万貴子(月子)
2001/4/23受領



 台湾に行ってきました。

 韓国の映画を何かやっていないかしらん? と見回してみたものの、上映作品はゼロ。あんなにたくさんの映画館があるのに、上映作は、台湾が1本、中国が1本、香港が2本、日本がゼロで、他はすべてハリウッドものというありさま。本当にがっかりしました。

 仕方ないのでVCDでも買おうかなっとCDショップに入ってみたら、あーらびっくり。新作コーナーに韓国もののTVドラマが山積みなのです。しかもヒット・チャート・コーナーにはアン・ジェウクのCDが平積み、BOOKコーナーにはウォンビンの写真集が置かれているではないですか!

「これってどういうこと?」

と地元在住の友人に聞いてみたところ、昨年あたりから、韓国のTVドラマが次々に放映され、高視聴率をあげているそうなのです。

 本国でも大ヒットした『花火』(2000)の放映がきっかけで始まった台湾の韓国ドラマ・ブーム。主演のチャ・インピョは瞬く間に若い女性を中心に(週刊誌には10代から80代までの女性に愛されていると紹介されていました)、不動の人気を獲得。ヒロインを演じたイ・ヨンエともども、台湾では良く知られる韓国スターとなっています。

 続いて、同じくチャ・インピョ主演の『星に願いを(原題:星は私の胸に)』(1997)も放映され、同作に出演していたアン・ジェウクの人気が爆発! 彼が歌った挿入歌も大ヒットなんだとか。歌手として北京公演も成功させているアン・ジェウクには、ぜひ台北でもコンサートを! との声が多く寄せられているそうです。

 またシム・ウナ主演の『青春の罠』(1999)では、ヒロインに感情移入する女性が続出。彼女を裏切る男役のイ・ジョンウォンは、酷い男の代名詞となっているそうです。

 続いて『秋の童話』(2000)が放映され、ここでは新人ウォンビンが人気急上昇。ナイス・バディを惜しげもなくさらした写真集の売れ行きも好調だとか。たしかに可愛いもんねー、彼。

 韓国ドラマの人気の秘密は、メリハリのあるストーリー展開と、個性的なキャラクター設定にあるようです。たとえて言うのならば、大映ドラマや野島伸司もののようなものでしょうか?

 これらのTVドラマは熱烈ファン&見逃した人のために、VCD化されていて、かなり高価(ほとんどがBOX仕様)にもかかわらず、そこそこに売れているらしいし、ついには韓国アイドル・グッズ専門店(*)もオープンしたそうです。

 日本ブームが安定期に入った台湾で、今、この韓国ブーム。本物かも?

(*)「韓流風」台北市漢中街21号 TEL 02-2375-5200


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