『カル』でハン・ソッキュの相棒オ刑事を演じていたベテラン男優。20年以上の芸歴を誇り、そのいぶし銀の演技はファンを唸らせるものがある。
1969年に、映画『いつも他人』で主演のシン・ソンイルの運転手役で、エキストラ出演。同年には合計5作品に出演するが、いずれも端役で、事実上のスクリーン・デビュー作は1993年の『生きるんだ』。
1970年にKBSに入社して、テレビ・ドラマに出演し活躍し始める。テレビでは中堅俳優としての地位を築いていたが、映画への思いは捨てがたく、1993年に『生きるんだ』へ出演。その後、映画への出演が途絶えたが、1990年代末に至り、『悪い女 青い門』、『カル』での演技が認められ、以降、韓国映画になくてはならない脇役俳優としての地位を固める。
日本公開作の『反則王』ではプロレス・ジムの館長を、また『魚と寝る女』では女性連れで釣り池にやってくる中年男を演じている。
『カル』の演技により第20回(1999)青龍賞では男優助演賞候補にノミネートされている。
2001年のアクション・ミステリー『ジャスティス〜これが法だ〜』には、『カル』に続いての刑事役で出演している。また、アニメ『マリといた夏』では声優を担当。
初版:2001/8/7
最新版:2002/1/14
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