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ペパーミント・キャンディー


画像提供:アップリンク(以下、同じ)


題名
英題
原題
ハングル
ペパーミント・キャンディー
Peppermint Candy
ハッカ飴
박하사탕
製作年 1999
時間 130(韓国公開版)
135(アジア・フィルム・
     フェスティバル版)
129(日本公開版)
製作
共同製作
提供
 
配給
イースト・フィルム
NHK
ユニコリア文芸投資
ドリーム・ベンチャー・キャピタル
シンド・フィルム
監督 イ・チャンドン
出演 ソル・ギョング
ムン・ソリ
キム・ヨジン
パク・セボム
ソ・ジョン
コ・ソヒ
パク・チヨン
イ・デヨン
キム・ギョンイク
チョン・ウヒョク
キム・ジュボク
クォン・ヨングク
チェ・ヨンシク
シム・テソン
パク・チョンサン
アン・チャンモ
パク・キルス
カン・ソンスク
チェ・ミングム
ユ・ジニ
シン・ブヨン
イ・ウンスク
チェ・ヒョンスク
ユ・ヨンス
コン・ヒョンジン
チャン・ムニョン
イ・ビョンチョル
ソン・ジョンファン
チ・サンウク
コ・ジョンピル
イ・ドゥギョン
ハン・ヨンス
ファン・ギョンウク
チェ・ドンムン
ハン・ジェサン
チェ・ジョンファ
オ・ヨンシル
チョ・ミンチョル
ペ・ジャンス
ヤン・ヒギョン
イム・サンヒ
キム・イングォン
日本版
Video
DVD
字幕版Video
DVD
直輸入韓国版DVD

 1人の中年男性の一生を時間をさかのぼって描いた作品。個人史と共に韓国現代史を描いており、政治・社会的な環境が個人の人生を狂わせていく様が語られる。『グリーンフィッシュ』のイ・チャンドン監督第2作。NHKとの共同製作作品で、1998年秋に韓国において日本映画が部分解禁されて以降最初の日韓合作となった。また、第4回(1999)釜山国際映画祭では韓国映画としては初めてオープニング作品に選定されるなど高い評価を受けた。

 映画の冒頭、40歳の中年男キム・ヨンホ(ソル・ギョング)が突然鉄橋の線路の上に立って自殺をしようとする。迫り来る列車。ヨンホの頭には、3日前の出来事、5年前の出来事、12年前の出来事、15年前の出来事、19年前の出来事、そして20年前、純粋な初恋をしていたあの頃の出来事・・・過去20年間の個人史が走馬灯のように蘇る。20年前のキム・ヨンホは何を思い、そして何が彼を自殺に駆り立てたのか? 1979年以降の韓国現代史が個人の歴史に与えた影響とは?

 製作費は10億ウォンで、1999年に設立された投資会社ユニコリアが初めて投資した作品。製作者はミョン・ゲナム。シナリオは監督のイ・チャンドン。撮影はキム・ヒョング。照明監督はイ・ガンサン

 出演陣の90%を公開オーディションで選抜。新人を大挙起用しアンチ・スター・システムを目指したが、主人公キム・ヨンホを演じるソル・ギョング(彼はオーディションとは別にキャスティングされた)の演技が大絶賛を浴びるなど大成功をおさめた。ヨンホの初恋の相手であるユン・スニムを演じるのは、1974年7月2日生まれの新人ムン・ソリ(文素利)。成均館大学教育学科卒の彼女は、大学に通いながら演劇サークルで活動し、短編映画『ブラック・カット』や光州事件を扱った演劇『黄色い花』に出演した経験がある。キム・ヨンホの妻ヤン・ホンジャは『ディナーの後に』のキム・ヨジンが演じる。ヨンホの浮気相手の女子職員ミス・リ役のソ・ジョンは1972年6月10日生まれ。『脱−純情地帯』、『涙』、『2 1 セックス』、『アクア・レクイエム』などのインディペンデント映画に出演しており、キム・ギドク監督の『魚と寝る女』にも出演している。群山でヨンホが一夜を共にする女性キョンア役のコ・ソヒ(22)は韓国芸術総合学校演劇院3年在学中の新人。光州事件の犠牲となり、彼女の死がヨンホを変えるきっかけとなった女の子を演じたのは、ウングァン女子高校3年のパク・チヨン。その他『虹鱒』で田舎の少年テジュを演じたキム・イングォンも出演している。

 1999年末に日本のアジア・フィルム・フェスティバルで上映された。その後、2000年1月1日0時から韓国でも公開されたが、これはアジア・フィルム・フェスティバルで上映されたものとは編集が異なる(日本公開版は韓国公開版と同じ)。韓国では多くの劇場を確保することができず地味な公開となったが、観客が作品の良さを認め「1人で2回見よう」運動や「友達に勧めよう」運動を展開。公開後数週間経ってから逆に劇場数が増えるという珍しい現象が起こった。また、映画の主人公と同世代の40代以上の観客を数多く集めたのも話題となった。

 第53回(2000)カンヌ国際映画祭「監督週間」部門、第35回(2000)Karlovy Vary国際映画祭コンペ部門、第24回(2000)モントリオール世界映画祭「未来の映画:新しい傾向」部門、第10回アジアフォーカス・福岡映画祭2000、第13回(2000)ヘルシンキ国際映画祭Asia Meets Europe部門、第19回(2000)バンクーバー国際映画祭、第36回(2000)シカゴ国際映画祭コンペ部門、第24回(2001)ポートランド国際映画祭コンペ部門、第29回(2001)ベオグラード国際映画祭、2001年NAT映画祭、第44回(2001)サンフランシスコ国際映画祭出品作品。第4回(1999)釜山国際映画祭オープニング上映、第35回(2000)Karlovy Vary国際映画祭審査委員特別賞・国際映画クラブ連盟ドンキホーテ(FICC)賞・アジア映画振興基金(NETPAC)賞、第2回(2000)ブラチスラバ映画祭最優秀監督賞(イ・チャンドン)・最優秀男優賞(ソル・ギョング)受賞作品。

 1999年映像物等級委員会選定「今年の良い映像物」。第37回(2000)大鐘賞最優秀作品賞・監督賞(イ・チャンドン)・助演女優賞(キム・ヨジン)・新人男優賞(ソル・ギョング)・脚本賞(イ・チャンドン)、第23回(2000)黄金撮影賞新人男優賞(ソル・ギョング)・撮影助手賞(チェ・ヨンテク)・照明賞(イ・ガンサン)、第36回(2000)百想芸術大賞男子新人演技賞(ソル・ギョング)、第20回(2000)映画評論家協会賞最優秀作品賞・監督賞(イ・チャンドン)・新人男優賞(ソル・ギョング)・脚本賞(イ・チャンドン)、第8回(2000)春史映画芸術賞創作脚本賞(イ・チャンドン)・主演男優賞(ソル・ギョング)、第21回(2000)青龍賞男優主演賞(ソル・ギョング)・脚本賞(イ・チャンドン)受賞作品。

初版:1999
最新版:2001/1/27


■ イ・チャンドン監督インタビュー

 『ペパーミント・キャンディー』に関するイ・チャンドン監督インタビューはこちら

資料提供:アップリンク

■ イ・チャンドン(監督)&ムン・ソリ(女優)インタビュー

 『ペパーミント・キャンディー』に関するイ・チャンドン監督と主演女優ムン・ソリのインタビューはこちら

資料提供:『電影城市』、『フィルム・ゴア』



投稿者:SUMさん 投稿日:2000年1月1日(土)23時34分05秒

 脚本も見事で、役者もいい。過去によって現在のシーンの一つ一つの意味が明らかにされていく構造で、頭をフル回転させながら、頭の中で「これがこのシーンにつながったのか?」とシーン同士の関係を推敲していき発見していくスリリングな楽しみのある映画。

 最初に彼が歌う『ナ オトケ(1979年大学歌謡祭の受賞曲)』が、感情がこもっていながら手垢の付いた演歌のようでありながら、最後にみんなが歌っているのはほんとに、青春ソング、名曲。

 光州事件がらみのシーンから、民主化運動のシンボルでもあった禁止曲『朝露(アチミスル)』を歌う彼らのピクニックのシーンにつながったとき、ぽろっと来た。そして、最後のシーン、当時そのままのシーン=事実に違いないけれど、20年を過ぎた彼がそれを踏まえての脚色を含んで回想しているとして見ても通じるような、台詞にまた泣かされた。

【注】 『ナ オトケ』については、『韓国カルチャー・ナビゲーター』(一ノ橋海甲,れんが書房新社,1998年)に収録されている「韓国ロックの歴史」(佐藤行衛)が詳しい。

【評価:★★★★★】


【ソチョンの鑑賞ノート】

 1999年末に第3回アジア・フィルム・フェスティバルで鑑賞。

 味わい深い映画でした。映画の冒頭、ソル・ギョング演じるキム・ヨンホが鉄橋の線路の上に立って自殺をしようとします。迫り来る列車。ヨンホの頭には、3日前の出来事、5年前の出来事、12年前の出来事、15年前の出来事、19年前の出来事、そして20年前・・・と過去20年間の個人史が走馬灯のように蘇り、観客は時間の流れとは逆に現在から過去へとキム・ヨンホの一生を彼と共に「旅」します。20年前のキム・ヨンホは何を思い、そして何が現在のキム・ヨンホを形作っているのでしょうか?

 「旅する」と書いたのは、合計7つのチャプター(=章)からなるこの映画、章と章の間は、緩やかに、そして流れるように走る列車から(時間を溯っているから)逆走する廻りの風景が写され、観客はあたかも列車という名のタイムマシンに乗って時間を旅しているような感覚に陥るからです。『グリーンフィッシュ』の冒頭でも列車が印象的に使われていましたが、『ペパーミント・キャンディー』の列車は更に印象的。イ・チャンドン監督は「列車」に何か特別な思い入れがあるのかも知れません。

 上映時間は135分だったのですが、全く「長い」とは感じませんでした。そんな所にも、この映画の出来の良さが伺えます。各章に、韓国現代史における重要なエピソードが盛り込まれているためか、ティーチ・インで「この映画は社会派映画か?」との質問がありましたが、監督の答えは「否、個人の映画だ」。その答えの通り、韓国現代史を実体験していない(知らない)我々日本人でも楽しめる作品になっていました。ただ、韓国現代史を潜り抜けてきた人であれば、更に楽しめるであろうこともまた事実です。鑑賞後ある方がこのようにおっしゃっていました。

「この映画の主人公と同世代の40代の韓国人男性は、我が身の人生を省みて、涙せざるを得ないだろう。」
 この映画は章と章の間で描かれていない出来事を想像する楽しみがあります。映像で描かれていない部分は想像して楽しむ。そして、その想像を確かめるためにもう一度見る。更に見る。またまた見る。どんどん見る。何度でも見る。あぁやめられない、止まらない。スルメイカか、かっぱえびせんか・・・ 全く困った映画です。そして、映画の中に全ての答えがある訳ではないので、観客は我が身を振返ってしまうのです。「自分のたどって来た人生を振返る時間旅行」。これがイ・チャンドン監督の狙いでしょうか。

2000年1月1日執筆


韓国の「文学と映画」

 『ペパーミント・キャンディー』は色々な解釈が出来る映画ですが、この映画はひょっとしたら、小説家出身の監督イ・チャンドンが、古き良き時代、文化の中心を担っていた頃の文学に送るオマージュなのかも知れません。『ペパーミント・キャンディー』は光州事件がトラウマとなって破滅する男の物語です。光州事件以降、文学は民主化闘争の手段として韓国文化をリードしてきました。しかし、1990年代に入り民主化が達成されると文学は精神的支柱を失って迷走し始めます。そして1999年、大ヒットした『シュリ』は同年最高のベストセラー小説の販売部数の20倍にものぼる観客を動員するに至ります。

 『ペパーミント・キャンディー』は1999年の春、自殺しようとするヨンホの姿から始まります。「人生は美しい」とネーミングされたチャプターは1994年の春ですが、それまで文学作品を映画化することによってヒット作を生み出していた韓国映画は、この頃から文学作品を映画化してヒットする作品が激減しました。そして、現在日本でも注目されている新世代監督達がオリジナルのシナリオを持って映画界の門を叩き始めます。1999年現在、韓国の大学にある映画学科は大人気で入学志願者数はうなぎ上り。映画には未来があり、文学は荒廃してしまったのか?

 『ペパーミント・キャンディー』のヨンホの一生は、最近20年間の韓国文学の盛衰を表しているように見えるといったら言い過ぎでしょうか・・・

2000年1月1日 ソチョン執筆



投稿者:はーちょんさん 投稿日:2000年9月16日(土)01時30分12秒

 熊本在住の者です。9月15日、遅まきながら『ペパーミント・キャンディー』をアジアフォーカス福岡映画祭で見てきました。上映10分前に会場に着いてみると、200〜300あると思われる席はすべて埋まっており、立ち見客がぞろぞろいる状態。前評判が良かったせいでしょう。実際、内容は期待を裏切らない素晴らしい作品でした。

 すべてを失った中年男が20年前の仲間が集まる同窓会に参加。順調そうな仲間を見るうちに自暴自棄になり、会場である河原のそばの鉄橋によじのぼって、列車に引かれて自殺しようとする、というシーンから話は始まります。死の直前、主人公が列車に立ちはだかる姿が大写しになった途端、逆走する車窓からのレール風景が登場。レールは人生を暗示するかのように曲がりくねって走り、伴走するように主人公の記憶が涙のごとく画面にあふれ始める・・・ 音楽も良く、巧みなストーリー展開にすっかり引き込まれてしまいました。

 単にノスタルジーにひたっていないところがいいです。3日前、10年前、20年前へとさかのぼっていく記憶は、主人公の失われた青春(=ペパーミント・キャンディー)の出発点を探る旅であると同時に、そこが私たちの目指す(していた?)未来かもしれない、というところにこの映画の深い余韻があるように思えます。主人公の過去、私達の未来。その真中に映画がある、なんて解釈はちょっときれいすぎるかな・・・・ 映画の余韻に浸っているため、あまり論理的に書けないのが残念です。

 ちょうど買ったばかりの尹東柱詩集にこの映画のテーマとシンクロするような散文があったので、以下抜粋しておきます。

尹東柱『終始』(1941年)

 私は終点を始点に換える。
 私の降りた所が私の終点だし、乗る所が私の始点になるからだ。このわずかな時間、人々の中に私を埋没させるが、私は彼らに対してあまりにも皮相的になる。彼らに私の人間性を発揮するすべがない。この人々の喜び、悲しみ、痛みを推しはかることができない。あまりにも漠然としているのだ。人というものはものごとに出くわす回数や量が多い場合、しごく安易で皮相的になるらしい。そうなるほど己だけを大事にするのに夢中になるようだ。
 信号を確かめて汽車がしゅっと出発する。故郷にむかう汽車ではないが、なぜか胸が高鳴る。汽車はゆっくり走り、息切れすれば仮の停車場にも止まる。

(中略)

 やがてトンネルが口をあけて待っているが、地下鉄でもないのに街なかにトンネルがあるのはなんと哀しいことか。このトンネルとは人類の歴史の暗黒時代であり、人生行路の苦悶の姿なのだ。むなしく車輪の音だけが響く。胸の悪くなるような悪質の煙が入り込む。しかし私たちには遠からぬ未来に輝く天地がやってくる。

(中略)

 いますぐに終点と始点を入れ換えなければならない。だが私の汽車にも新京ゆき、北京ゆき、南京ゆきの札を掲げたい。世界一周ゆきと掲げたい。いやそれよりも私の本当の故郷があるなら故郷ゆきにしたい。到着すべき時代の停車場があるならさらによい。

『空と風と星と詩 尹東柱全詩集』(影書房刊,伊吹郷訳)より

 ペパーミントキャンディーの主人公にとって、故郷や到着すべき時代などないことは、言うまでもありません。

【評価:★★★★】



投稿者:薄荷飴さん 投稿日:2001/1/13 00:54:58

 最近韓国映画にはまってこちらにお邪魔するようになりました。

 それで思ったのが、ハン・ソッキュはすごい人気で、彼の映画は評価が高いのに、ソル・ギョングって人気ないのかしら?ってことと、この映画は女性に受けなかったのかな?ってことです。

 たしかに暗くて、洗練された映画とは言い難いですね。私も最初見たときは心がずーんと重くなりましたから。でも、時間の経過とともにじわじわとこの映画が心を占領してくるのです。

 「今」は「過去」の積み重ね。だるま落としみたいに、嫌な部分だけ都合よく落とすことなんて出来ない・・・ 現在から過去へと時間が遡るのを見ていたら、運命の残酷さと人生の切なさを感じ、それでも生きてゆく人間というものをいとおしく感じました。

 ヨンホとは全く違う平凡な人生を歩んできた人でも共感できる作品だと思います。そして、ヨンホを見事に演じたソル・ギョングという俳優もとっても素敵です。

【評価:★★★★】



投稿者:カツヲうどんさん 投稿日:2001/4/8 18:37:36

 私は、この映画見たさに韓国にオーバーステイしました。でも、その価値は十分あった作品です。

 まるで初期のホウ・シャオシェン(侯孝賢)や、エドワード・ヤン(楊徳昌)を思わせる、良い意味での極東アジア的感性の秀作です。日本であんまり評判にならなかったのは、残念。

【評価:★★★★★】



投稿者:ポッピさん 投稿日:2001/12/25 22:08:19

 私はヨンホの設定年齢と同年の日本人です。

 1999年末のアジア・フィルム・フェスティバルでの初上映からニ年近く経ってから、BS11(NHK衛星第二)で初めてこの映画と出会いました。

 これほど完璧な構造の映画を、他に見たことがありません。静かな水のように目から流れ込み、心の一番深い所に棲みついてしまった映画を・・・ そして、この作品の完璧さを作りあげたものを思い、激しい痛ましさに打ちのめされ、いまだに呆然となっています。

 うわべしか知らなかった国、一つの記号と同じだった国、時に反日感情の飛礫(つぶて)を投げつけてきて、耳を塞がせ、顔を背けさせてきた国。この映画は、その国にまるで自分の傷口から血が通っていくかのような、痛みとも快感ともつかぬ感覚を与えてくれました。今、韓国を愛し、学び始めています。

 それにしても「人生は美しいか?」という問いに、明るく澄んだ声で答えられない者に、薄荷飴の味は爽やかすぎる。私が泣きながら呟けるのは「この映画は美しい」ということだけです。イ・チャンドン監督へ、感謝をこめて。

【評価:★★★★★】


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