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錦紅よ錦紅よ


題名
英題
ハングル
錦紅よ錦紅よ
Keum-Hong, Keum-Hong
금홍아 금홍아
製作年 1995
時間 97
製作 泰興映画
監督 キム・ユジン
出演 キム・ガプス
キム・スチョル
イ・ジウン
ユン・ジョンビン
パク・チイル
コ・インベ
チュ・ホソン
キム・ウラン
ハ・ドクソン
日本版
Video
DVD
なし

 日帝時代の詩人兼小説家イ・サン(李箱)の半生を、友人の画家ク・ボヌンと愛人のクモン(錦紅)との関わりを通して描いた作品。

 1932年に日本留学を終えて帰国したク・ボヌン(キム・スチョル)は青年詩人イ・サン(キム・ガプス)と出会う。意気投合した二人はほとんど毎日のように会い、奇行を繰り返す。療養のため黄海道へ行った二人はクモン(イ・ジウン)という女性と出会う。ボヌンは心の底からクモンを愛するが、彼はイ・サンと奇異な愛情行為を繰り広げるクモンを見守らざるをえなかった。

 不倫を描いた作品『激しい恋』カン・スヨンの相手役をしたキム・ガプスが、この作品でデビューしたイ・ジウンと濃厚な演技を披露。二人の淫らな愛欲演技が見所か? 『鯨とり ナドヤカンダ』への出演や『風の丘を越えて〜西便制』の音楽担当で有名なキム・スチョルが、この映画ではボヌン役で出演し、かつ音楽を担当している。

 第34回(1996)大鐘賞美術賞(キム・ユジュン)・衣装賞(イ・ヘユン,ホ・ヨン)・新人女優賞(イ・ジウン)、第16回(1995)青龍賞新人女優賞(イ・ジウン)、第15回(1995)映画評論家協会賞新人演技賞(イ・ジウン)、第6回(1995)春史映画芸術賞女子新しい顔演技賞(イ・ジウン)・音楽賞(キム・スチョル)受賞作品。

初版:1998/11/7


詩人イ・サン(李箱)とは

 李箱(1910-1937)。詩人、小説家。本名金海卿。ソウル生まれ。京城高等工業学校建築科卒業。1929年より33年まで朝鮮総督府勤務。その間『朝鮮と建築』誌の表紙図案懸賞募集に入選、『鮮展』に自画像が入選するなど多才な一面をのぞかせるが、20歳ころより肺を病む。文学活動としては、1930年長編小説『十二月十二日』を朝鮮文『朝鮮』誌に連載。1931年には『異常ナ可逆反応』をはじめとする一連の日本語詩を発表。これらは数字や記号、語句の反復、無関係な事項の羅列などを特徴とする技巧的な詩で、その奇抜さと難解さにおいて他に類のない前衛的作品であった。1934年「九人会」に入会、『朝鮮中央日報』に詩作上の成熟をうかがわせる『烏瞰図』(朝鮮語)を発表するが読者の不評をかい中断。喀血、妓生(キーセン)錦紅との同居、喫茶店経営のたびかさなる失敗、詩人としても認められない不安と絶望のなかで小説に取り組む。1936年錦紅との生活を背景とした『翼』(朝鮮語)を発表。世俗の介入を許さない密室的空間を絶対視し孤独な遊戯を楽しむ主人公を通じて人間の意識の表裏を映し出してみせた。この年卞東琳と結婚、「20世紀出張所」と彼が呼ぶ東京に単身渡る。しかし徘徊のあげく、奢侈と虚栄を見出し失望した。ついに1937年東京帝大付属病院で肺結核のため世を去った。私生活、文学両面において既成概念を打ち破り、独自の方法と思考によって自意識を洞察し提示した李箱は、その独特な風貌からもモダニストと称された。活動期間は短いが現代社会への転換期にあらわれた特異な文学者であった。『全集』が刊行されている。(小川佳世子)

大和書房『朝鮮人物辞典』より

 イ・サン(李箱)を題材にした映画には他に『建築無限六面角体の秘密』(1999)がある。


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