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初恋


題名
英題
ハングル
初恋
First Love
첫사랑
製作年 1993
時間 108
製作 三豪フィルム
監督 イ・ミョンセ
出演 キム・ヘス
ソン・ヨンチャン
チョ・ミンギ
キム・ヘヨン
アン・ヘスク
チェ・ジョンウォン
日本版
Video
DVD
なし

 男性監督が作ったとは思えないような乙女チック&メルヘンチックな初恋の物語。オープニング・クレジットに始まり、随所に散りばめられたアニメーションが面白い。

 ヨンシン(キム・ヘス)は、地方の大学の美術学部1年生。大学生になったら素敵な出来事が起こるだろうと期待している平凡な19歳の女の子。そんなヨンシンの演劇クラスの演出者として、ある日チャンウク(ソン・ヨンチャン)がやってくる。そして、ヨンシンの初恋が始まる。

 脚本は監督のイ・ミョンセとアン・ソニが執筆。撮影はユ・ヨンギル。照明はキム・ドンホ。後に監督となるキム・テギュンがライン・プロデューサーを、そしてク・イムソと、後に『101回目のプロポーズ』の監督をするオ・ソックンが助監督を担当している。

 第8回(1994)福岡アジア映画祭、第6回(1993)東京国際映画祭、第38回(1993)アジア太平洋映画祭、Karlovy Vary国際映画祭、香港国際映画祭、バンクーバー映画祭、インド映画祭、カイロ映画祭、第1回(1996)釜山国際映画祭「韓国映画回顧展」部門出品、第1回ロシア・ソチ映画祭本選、ジオバンニ映画祭本選進出、キリスト教文化大賞、第29回(1993)百想芸術大賞美術賞(チョ・ユンサム)、第14回(1993)青龍賞女優主演賞(キム・ヘス)・脚本賞(イ・ミョンセ)、第13回(1993)映画評論家協会賞美術賞(チョ・ユンサム)、第38回(1993)アジア太平洋映画祭特別賞(イ・ミョンセ)受賞作品。1993年度映画振興公社選定「良い映画」。

初版:2000/4/9


【ソチョンの鑑賞ノート】

 1996年の釜山国際映画祭でイ・ミョンセの『初恋』を観ました。

 ストーリーは一言で言うと「『高校教師(ちょっと前の日本のテレビ・ドラマ)』しなかった人たちの話です。大学に入学したてのヨンシンは、演劇部の演出家チャンウクに恋心を抱き、あの手この手でアタック。しかし、彼には妻子がいることが分かり、彼女の淡い初恋は失恋に終わる。

 チャンウク演じるソン・ヨンチャンは、うっちゃんとジャッキー・チェンとチャゲを足して3で割ったような優男。ヨンシン演じるキム・ヘスは、最近では「韓国一(?)のグラマー女優」などと紹介される事が多いですが、この映画では、まぁ〜可愛らしいこと可愛らしいこと。デビュー当時ののりぴーをちょいふっくらさせた感じかな?

 映画のほうは、もうどうでもいいや(爆)。

 いわゆるアイドル映画ですぅ。キム・ヘスのぉ〜、へたっぴぃでぇオーバーなぁ台詞を聞いているとぉ、脳みそがぐにゅぐにゅになってきますぅ。あんましお金かけられないのかぁ、セットもちゃちぃしぃ、それよりも何よりも、こっ恥ずかしいのはぁ、映画の所々に珠玉のようにちりばめられているアニメですぅ。『釣りバカ日誌』でぇ、浜ちゃんと奥さんが合体するときにぃ、ちょこちょこアニメが挿入されてますがぁ〜、あれをもっと恥ずかしくしたものだと思ってくださいぃ。上映開始数十秒で、花びらの嵐ピュ〜ウゥ〜。お星様きらきらのお目目をした女の子のアニメが出てきた時にゃぁ、私よっぽど劇場を出ようかと思いましたぁ。(^^;

 でもぉ、出ても他にやることないしぃ、我慢して見てたらぁ、結構楽しめたのでぇ、不思議ですぅ。のりぴー言葉を使ってたらぁ、いつのまにかのりぴーファンになっちゃうようなもんでしょうかぁ? とにかくぅ、普通だったら絶対観ない類の映画を観れたのでぇ、韓国映画に感謝ですぅ(笑)。

 とはいうもののぉ、アイドル映画ファンとぉ、キム・ヘス ファンの方はぁ、この映画を観ずして韓国映画を語ることはぁ許されませんー。あと主人公の家の周りの風景などノスタルジックでいいですねぇ。思わず『赤とんぼ』を歌いたくなってしまいましたぁ。

1997年6月29日執筆


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