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『ブラザーフッド』
イ・ドンジュン音楽監督インタビュー



Reported by 鄭美恵(Dalnara)

日時:2004年6月17日(木)
場所:パークハイアット東京
通訳:孟信美


 2004年6月26日に公開された『ブラザーフッド』で、音楽監督を担当したイ・ドンジュン氏に話を聞いた。

 遅くに音楽の勉強をはじめたにもかかわらず、才能の発露は実績からいっても韓国映画界きってのもので、天才のオーラを感じさせる。その一方で親しみやすい笑顔とやわらかい語り口が印象的な巨匠だった。



Q: 日本にいらしたことはありますか?
A: 日本には時々来ます。(音楽を作曲した)演劇『NANTA』の公演の時、何回か来ました。

Q: カン・ジェギュ監督と仕事をするようになったきっかけをおしえてください。
A: カン・ジェギュ監督のデビュー作『銀杏のベッド』ではじめて一緒に仕事をしました。私がデビューした後、突然電話がかかってきました。映画『KUMIHO/千年愛』の音楽を聴いてオフィスを訪ねてきたのです。体が大きい人だというイメージをもたれていたようで、私と会って驚かれたようです(笑)。監督のお考えでは、音楽が重要な映画なのですが、気に入った作曲家がいないということでした。韓国的な情緒が(音楽に)強く出ているような作曲家は合わない、というお話でした。それから脚本を読んで、2週間で映画の音楽を作るというテストのようなものを受けました。そこで私が作った音楽に監督が感動したそうです。

Q: 『ブラザーフッド』の作曲をされたなかで一番好きな曲はどれでしょうか。
A: 『イタリー・シューズ』に一番思い入れがあります。ふつうはプロローグやエピローグの音楽がテーマなのに・・・と思うかもしれませんが。

Q: 韓国の国楽器を曲に取り入れていることについて聞かせてください。
A: 在学中、舞台音楽を作曲していたとき、曲とよくマッチしていたので国楽と混ぜることをしていたのです。大学卒業後も舞台の音楽の作曲は楽しんでよくやっていました。映画『KUMIHO/千年愛』では韓国の伝統的な歌い方と韓国の太鼓をシンセサイザーと合わせました。映画『銀杏のベッド』で国楽器をはじめて取り入れました。その音楽で名が知られるようになったのです。これからも国楽器を作曲に活用していきたいです。

Q: ふだんどのような音楽を聴いていらっしゃるのでしょうか。
A: テクノ音楽、クラシック、ワールド・ミュージックなどさまざまな音楽を聴きます。ヒップホップ以外は何でも聴きます。

Q: ロック・バンドをされていたと聞いていますが、ロックは今もお聴きになるのでしょうか。
A: 1991年のメタリカ以前まではロックも聴いたりしていました。それ以降のオルタナティヴはほとんど聴かなかったですね。

Q: 『ブラザーフッド』について一言お願いします。
A: 本当にたいへんな作品です、非常に率直につくられた映画だと思います。また、映画音楽にも気をつかって観ていただければと思います。


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