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ソン・ヌンハン


名前
漢字
ハングル
ソン・ヌンハン
宋能漢
송능한
性別
監督作品
1997ナンバー・スリー
1999世紀末

 独特の毒舌が効いた脚本を書くシナリオ作家兼監督。シナリオ作家ソン・ギラン(宋吉漢)の弟。ちなみに、ソン・ギランは『キルソドム』,『チケット』,『ミョンジャ・明子・ソーニャ』の脚本、『シバジ』『曼陀羅』,『チャッコ』の脚色などを担当している。

 1959年生まれ。ソウル大学フランス語教育学科卒。大学生時代にキム・ホンジュンパク・クァンスらと映画サークル「ヤルラション」を結成する。大学卒業後は「ヤルラション」出身のキム・ホンジュン,パク・クァンス,キム・ドンビン,ファン・ギュドクらと映画団体「ソウル映画集団」を設立し、インディペンデント映画運動に参加する。ソウル映画集団での活動時期には『新しい映画のために』(1983,学民社)という歴史的な書籍の共同執筆に参加した(チャン・ソヌも執筆)。この本は「民主化」という時代背景の中で、8mm,16mmなどの「小さい映画」で社会変革を促すための理論的啓蒙書で、『キネマ旬報』2000年1月下旬号(No.1300),p.29 のインタビュー記事によれば、ハン・ソッキュはこの本を読んで映画に目覚めたという。

 その後、シナリオ作家として活動し、『泥沼から救った私の娘2』(1986)、『太白山脈』(1994)、『ボス』(1996)などのシナリオを担当。1995年に『その男、58年戌年』で韓国映画振興公社のシナリオ公募大賞を受賞し、シナリオ作家として認められる。

 自らシナリオを書いた監督デビュー作『ナンバー・スリー』は興行的にヒット。『トゥー・カップス』風の社会風刺を帯びたその作品性が評価され、監督自身第18回(1997)青龍賞で新人監督賞と脚本賞を、第34回(1998)百想芸術大賞でシナリオ賞を、第18回(1998)映画評論家協会賞で脚本賞を受賞した。

 最新作は、退廃的な世紀末のソウルを描いた『世紀末』。この作品で、第23回(2000)黄金撮影賞新人監督賞を受賞する。

 2000年3月に留学のため家族と共にカナダに移民した。

初版:1998
最新版:2000/3/20


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