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イム・サンス


名前
ハングル
イム・サンス
임상수
性別
監督作品
1998ディナーの後に
2000ティアーズ

 「体験に基づくシナリオがベスト」が身上で、監督作品はすべて自らのインタビューを元にシナリオ執筆する。そのせいか監督した2作品は、いずれもドキュメンタリー・タッチな作品となっている。

 1962年4月27日、ソウル生まれ。映画評論家イム・ヨンの息子。1988年に延世大学社会学科を卒業し、翌年韓国映画アカデミー5期入学(韓国映画アカデミー卒業製作作品『クー氏のカメラ』[16mm短編、13分38秒、1989年]は第25回(2003)ぴあフィルムフェスティバルで紹介されている)。同年の『九老アリラン』から演出作業に参加する。その後、イム・グォンテク監督の下で『将軍の息子』『将軍の息子2』,『開闢』の制作に関わり、『キムの戦争』でキム・ヨンビン監督の助監督を、パク・チョンウォン監督の『永遠なる帝国』ではシナリオ脚色を担当。1995年に『注目に値する映画』で映画振興公社シナリオ公募に当選した経験を持つ。

 1998年の『ディナーの後に』で監督デビュー。自らシナリオを書いたこの作品は、第3回(1998)釜山国際映画祭で若手監督を対象とする「新しい波」部門に出品され、監督自身第19回(1998)青龍賞で新人監督賞を受賞する。

 常に写実的に映画を作りたいと願う監督は、『ディナーの後に』を製作するにあたって、職業を持った20代後半の女性を対象に6ヶ月間に渡るインタビューを敢行。またリアリティーを出すために女優陣にもヌード演技を要求した。三人の女性のセックスと彼女らと関係する男達を描いたこの作品で監督が考えていたのは「映画の通念と『接続』に見られるような女性のシンデレラ・コンプレックスを壊してみたかった。男が酒の席で猥談をするのと同じように女性も自由にセックスについて話すことができればどんなにいいか。男は常にセックスの主体にならなければならないという強迫観念を持っているが、それから自由になれたらどんなにいいか。女性がセックスの主体になったら、女性の立場からセックスを眺め、男達を評価したらどのようになるのか。世の中を逆に眺めてみたら女性と男性の地位は入れ替わるのだろうか。」といったことだったという。

 2000年には、不良少年・少女を主人公にしたドキュメンタリー・タッチの作品『ティアーズ』を発表。『ディナーの後に』と同様、実際に不良少年・少女達と6ヶ月間生活してシナリオを書いたこの作品は、第5回(2000)釜山国際映画祭でワールド・プレミア上映され話題となり、第51回(2001)ベルリン国際映画祭パノラマ部門に招待された。また、監督自身、この作品で、第38回(2001)大鐘賞新人監督賞を受賞する。

 『三人友達』『太陽はない』にちょい役出演している他、『ほえる犬は噛まない』にもカメオ出演。また自分の作品『ティアーズ』にも出演と、いずれもちょい役ではあるものの俳優としての活動も活発。

 最近作では『インディアン・サマー』の脚本も担当している。

 次回作は『浮気な家族』。

初版:1998
最新版:2001/6/18


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