HOME団体概要support シネマコリア!メルマガ登録サイトマッププライバシー・ポリシーお問合せ



サイト内検索 >> powered by Google

■日本で観る
-上映&放映情報
-日本公開作リスト
-DVDリリース予定
-日本発売DVDリスト
■韓国で観る
-上映情報
-週末興行成績
-韓国で映画鑑賞
■その他
-リンク集
-レビュー&リポート
■データベース
-映画の紹介
-監督などの紹介
-俳優の紹介
-興行成績
-大鐘賞
-青龍賞
-その他の映画賞


CINEMART六本木オープニング記念
『僕らのバレエ教室』監督&俳優記者会見

資料提供:グアパ・グアポ
2006/3/14



 2006年3月10日(金)、開館を明日に控えたCINEMART六本木で、オープニング記念記者会見が行われました。

 ゲストは同館のオープニングイベント「韓流シネマ・フェスティバル2006プレミア」のオープニング作品に選ばれた『僕らのバレエ教室』のビョン・ヨンジュ監督と主演のうちの一人オン・ジュワンです。

 会場:CINEMART六本木スクリーン1
 司会:田代親世
 通訳:根本理恵、大塚毅彦


韓流シネマ・フェスティバル2006プレミア
 2006年3月11日(土)〜4月7日(金)@東京・CINEMART六本木
 2006年4月1日(土)〜6月2日(金)@名古屋・シネマスコーレ
 2006年4月15日(土)〜4月28日(金)@大阪・CINEMART心斎橋
 2006年4月29日(土)〜5月19日(金)@福岡・シネテリエ天神
 2006年5月13日(土)〜6月16日(金)@札幌・スガイシネプレックス札幌劇場
 ほか順次全国開催予定

 詳細は以下のサイトまで!
 http://www.cinemart.co.jp/han-fes2006/



田代: 皆様、大変お待たせ致しました。本日は「CINEMART六本木オープニング記念記者会見」にお越しいただきまして、誠にありがとうございます。本日司会を担当いたします田代親世と申します。どうぞよろしくお願い致します。まず会見を始めます前に、撮影に関して皆様にお願いがございます。本日は時間の方も限られておりますので、会見が円滑に進みますように、質疑応答中の撮影はお二人のゲストがそれぞれ一問ずつ答え終わるまでとさせていただきます。そして一旦撮影をお休みいただきまして、また、記者会見の最後にフォトセッションの時間を設けておりますので、またそちらで撮影をしてください。よろしくお願いします。さて、今私たちがいますこの劇場「CINEMART六本木」は明日3月11日にオープンを迎えます。アジアエンターテイメントの情報発信地として始動いたしますこのCINEMART六本木。オープニングイベントと致しまして、「韓流シネマ・フェスティバル2006プレミア」を開催いたします。オープニング作品は『僕らのバレエ教室』。こちらは明日の夜7時15分より、こちらのスクリーンにて上映されます。また、3月18日〜24日までは、当劇場スクリーン2で上映されますので、ぜひ記者の皆様こちらの方も記事にして下さいませ。よろしくお願い致します。本日はこれを記念いたしまして『僕らのバレエ教室』のビョン・ヨンジュ監督、そして出演俳優のオン・ジュワンさんにお越しいただきました。また、この記者会見終了後は2階のシネマートホールにおきまして、「韓流シネマ・フェスティバルの世界展」オープニングイベントといたしまして“オン・ジュワンの巨大シートサインセレモニー”も開催いたしますので、こちらの方もあわせてご取材の方よろしくお願い致します。また、CINEMART六本木オープニング会見にもあたるこの場をお借り致しまして、当劇場の運営にあたります、株式会社SPO常務笠井も一緒に登壇させていただきます。それではお待たせ致しました、ゲストの皆様にご入場いただきましょう。どうぞ、大きな拍手でお迎えくださいませ。

田代: それでは最初に当劇場の運営責任者、株式会社SPOの常務笠井より皆様にご挨拶をさせていただきます。
笠井: 皆様、今日はお足元の悪い中お越しいただいてありがとうございます。私、当劇場CINEMART六本木の運営をいたします株式会社SPOの笠井と申します。どうぞよろしくお願い致します。ご案内の通り、私どもCINEMART六本木はアジアのエンターテイメントを発信する基地として、お役に立てたらということで約一年前から計画をしてまいりまして、昨日はやっと業界の方々約630名にお越しいただき、無事、内覧会を開催することができました。そしてまた本日は、ご覧の通りこのCINEMART六本木の記念すべき開業日にあたります。これもマスコミの方々の後ろ支えがあって、やっとここまでこぎ付けられたのかなということで、大変、心より感謝する次第でございます。それから今日は先ほど司会者の方からもご案内いただきましたように、オープンに際しまして素晴らしいゲストの方をお招きしております。『僕らのバレエ教室』という作品の出演俳優でありますオン・ジュワンさん、それから監督をされましたビョン・ヨンジュさんのお二人の方にお出でいただいております。私の挨拶が長くなりますと、皆様の取材の時間が短くなりますので、この辺で切り上げさせていただきますが、今後ともCINEMART六本木あるいはお客様お二人の方の後ろ支えをしていただければと切に願う次第であります。本日はどうもありがとうございました。

田代: ありがとうございました。それでは今後、アジア交流の旗手となっていきますCINEMART六本木の成功、そして今後の日韓エンターテイメントの交流を願いまして、ビョン・ヨンジュ監督、そしてオン・ジュワンさんと一緒にスリーショットで写真撮影を行ってまいりたいと思います。皆様、中央の方にお寄りいただけますか。

田代: それではここで笠井の方は失礼させていただきます。ではこれより『僕らのバレエ教室』の質疑応答に入らせていただきますが、ゲストのお二人は皆様に質礼して腰を掛けさせていただきます。本日の通訳は根本さんそして大塚さんです。よろしくお願い致します。最初に申し上げましたように、最後にフォトセッションの時間を設けておりますので、質疑応答の時間は一問目までとさせてください。ではまず私の方からお二人に簡単に質問させていただきたいと思います。まずビョン・ヨンジュ監督にお伺いしたいんですけれども、何度も映画祭やお仕事で来日されていますが、今回は「韓流シネマ・フェスティバル2006プレミア」オープニング作品『僕らのバレエ教室』のプロモーションでの来日ということでご感想お聞かせください。
ビョン: まずオープニング作品に選んでいただいて非常に光栄に思っております。CINEMART六本木で最初に映写機で流れる映画ということで本当にわくわくする思いで、ありがたく思っています。ここで多くの観客の皆さんに楽しんでほしいと思います。本当に最初の映画に選んでいただいてありがとうございます。

田代: では続いてオン・ジュワンさん。オン・ジュワンさんにとってはこの『僕らのバレエ教室』がデビュー作ということになるんですけれども、この作品で来日も初めてということなんですが、この映画でのプロモーションそして初来日に対する感想をお聞かせください。
オン: 私は海外に二回目ほどしか行ったことがないんですが、日本も来たいと思っていながら今回はプロモーションという機会をいただいて初めての来日になります。私ぐらいの年代ですと関心があるのはファッションですとか、日本は母国と違ってユニークだと聞いておりますし、映画ももちろんですけれど、個人的にはファッションなどにも今回の来日では関心があります。『僕らのバレエ教室』に参加した俳優たちで今回は私ひとりが来ましたけれども、ぜひ皆さんにこの映画を観ていただいて、マスコミの方にもよく書いていただきたいと思っています。

田代: ありがとうございました。では、それぞれ一問お話しになりましたので、ここで撮影は一旦お休みいただきます。ご協力よろしくお願いします。では引き続きまして、ビョン監督にお伺いしたいんですが、なぜ新人のオン・ジュワンさんをこの映画に起用しようと思われたのでしょうか?
ビョン: この『僕らのバレエ教室』という映画をつくる当初から、私はこの映画というのはおそらく新人の俳優さんたちがデビューする映画になるのではないかと思っていました。この映画でニューフェイスの方たちに思う存分エネルギーを発揮してほしいという思いもありました。今回、オン・ジュワンさんが演じたのはチャンソプという役だったのですが、映画の中ではダンスがうまい設定で、主な男性の出演者三人の中では兄貴分というような存在ということでしたので、非常に真摯な姿勢を持っているということが必要でした。そういう点でオーディションをしたのですが、最初に彼を見てすぐに彼がいいなという気持ちになりました。そして、すんなりとキャスティングが決まったわけです。実際、本当に一生懸命、うまく演じてくれたので、満足しています。

田代: ありがとうございます。オン・ジュワンさんはスクリーンデビューとなる本作に出演されていかがでしたか? 何か苦労された点はありませんでしたか?
オン: 私はこの映画がデビューになるんですけれども、バックダンサーや歌手になることがこの映画に出る前までの夢でした。しかし今回のこの映画に出てから、監督に映画の素晴らしさを教わり、バックダンサーや歌手になるよりも今は俳優としてやっていきたい気持ちが強いですし、そういう気持ちにさせていただいたのが監督だと思います。今回の映画に出演して苦労した点よりも初めての作品だったので緊張していたからだと思うのですが、今は作品がようやく完成したことに関する満足ということの方が大きいですし、現場でも監督や周りの俳優と呼吸がうまく合って、完成させることができた満足の方が多いです。

田代: ありがとうございます。オン・ジュワンさんは実はこの2月にベルリン国際映画祭で初の主演映画の『ピーターパンの公式』が出品されまして、ヨーロッパのマスコミからもその演技力を高く評価されています。この『ピーターパンの公式』は4月に韓国での公開が決まっておりますので、より一層、韓国映画界でも注目を浴びていく、まさにライジングスターといった存在でございます。それでは記者の皆様からの質疑に応じたいと思いますので、質問のある方は挙手をお願い致します。係の者がマイクをお持ち致しますので、質問される際には所属およびお名前をお願い致します。では、ご質問のある方はいらっしゃいますでしょうか?

Q: ライター斉木と申します。こんにちは。監督にお伺いしたいんですけれども、今回『僕らのバレエ教室』に起用されている若い俳優さんが、オン・ジュワンさんもそうなんですけれども、イ・ジュンギさんとか韓国で大ブレイクしていますけれども、それについてのご感想をお伺いしたいんですけれども。
ビョン: とにかくすごくうれしく思っています。隣にいますオン・ジュワン君の場合には次の映画で主演のキャスティングも決まっていますし、その作品は多分皆さんもご存知の、クァク・ジェヨン監督の次回作になります。それからイ・ジュンギさんの場合には今韓国で最も人気のある『王の男』という映画に出演しています。で、キム・ミンジョンさんの方も韓国でやはり人気のある『恋の罠』という映画に出てまして、皆さんそれぞれワンステップ成長していったような気がしています。そして、ユン・ゲサン君は国を守っています。この『僕らのバレエ教室』の後、それぞれの俳優さんがみんなうまくいっているので非常にうれしく思っています。ひとつ、私としては残念なのが、私と一緒に仕事をしていたギャランティが安い時に次の作品の契約をしておくべきだったのですが、弁護士とそういう話が出来なったのが非常に残念で、心が痛くてお腹まで痛くなってきています。皆さんが私のことを忘れないでいてくれるのが願いです。

Q: ライターの杉本です。先ほど、はじめは歌手がよかったが今は俳優にすごく興味があるというふうにおっしゃっていましたが、今後どういった俳優を目指しているのか、また、憧れている俳優さんがいらっしゃいましたら教えてください。
オン: 韓国でもこれからどういう俳優になりたいですかとよく聞かれるんですけれども、その時にある俳優さんはもっとうまく演技できるようになりたいですとか、観客を没入させるような俳優になりたいです、あるいはこういうキャラクターやこういう役がやりたいですとおっしゃるんですけれども、そういう風に俳優としておっしゃるのはもちろん当然だと思うのですけれど、私が思いますのは、俳優としてそういう願いがかなえば幸福ですよね。ですから私はそういう幸福な俳優になりたい。自分の演技に満足してもらえるような俳優になりたいと考えています。具体的に憧れるような俳優や先輩がいるかというご質問なんですけれども、この間『ピーターパンの公式』という映画がベルリン国際映画祭に出品されたので、私ベルリンに行ってまいりました。その時に、ジョージ・クルーニーさんをお見かけしたんですけれども、全く常人とは違う光を放っている素晴らしい方だと感じました。女性の方ですとブラッド・ピットが好きだと言う方が多いと思うんですけれども、私はジョージ・クルーニーさんの方がということをベルリンで感じました。また韓国でということでありますと、リュ・スンボムさん、ファン・ジョンミンさんのような大先輩、本当にキラ星のような大スターな方ですけれども、そういう方を尊敬していますし、そういう方のようになりたいと思うのは、後輩の俳優として当然の気持ちだと思っています。

Q: ホットチリペーパーの星川と申します。監督にご質問したいんですけれども、オン・ジュワンさんの俳優としての個性や持ち味はどこにあるのかお聞かせ願えますでしょうか?
ビョン: 今、韓国で20代の若い俳優さんの中には、元気などの「気」の多い俳優さんがたくさんいます。でも、その中には自分が今何をすべきなのか、そして真摯な態度でいるということがなかなかできないという方もいると思うんですけれども、オン・ジュワンさんの場合には、本当に真摯な態度で、自分が何をすべきかということを充分にわかっている人だと思います。今回この映画の中で、キム・ミンジョンさん以外は全員新人だったのですが、その中で演技が毎日変わっているなという風に感じられたのは、ユン・ゲサンさんとオン・ジュワンさんのお二人でした。本当に真摯な態度で演技に臨むという点が、彼が成長する下地になってきたのではないかと思います。ですので、次の作品、またその次の作品も期待される俳優です。先ほどどなたかが今もっとも注目される新人というような表現をおっしゃっていたかと思いますが、その点に関しましては私も100%同意しています。

Q: 映画の内容についてなんですけれども、クライマックスがバレエのシーンだと思いますが、そのあたりの面白いエピソードとか、あとバレエで誰が一番上手だったかとか、そのあたりを監督の方にお伺いしたいのですが。
ビョン: 今回、バレエのトレーニングをしてくださった先生がいたんですけれども、その先生がオン・ジュワンさんにバレエをぜひやってみないかと誘うくらい、見込みがあると思われていたオン・ジュワンさんが一番バレエが上手でした。一番下手だったのはユン・ゲサンさんです。彼の場合は演技が下手とかではなくて、踊りの方がとても下手で、ただ幸いだったのが、ミンジェという役は踊りが下手だという設定だったので、それは幸いだったかなと思います。今回、俳優さんたちはこの映画に出て一番大変だったのは、普通でしたら撮影が終わったら家に帰って休めるわけですが、皆さんその日の撮影が終わったらまた練習室に行ってバレエの練習をしなければならなかったので、その点がとても大変だったのではないかと思います。あと、服装がなかなかそれを着たまま外に出かけられない衣装でしたので、撮影中もずっと外に行けず、中で撮影しなければいけなかったので大変だったのではないかと思います。監督の私としては、そんなに大変ではなかったのですけれども、皆さん本当にうまくやってくださいました。でも、きっと俳優さんたちの労働量というのは大変なものだったのはないかと思います。

田代: ではせっかくですので、一番うまかったと言われたオン・ジュワンさんにバレエに挑戦した感想を伺ってみたいと思います。
オン: この『僕らのバレエ教室』という映画に出る前は、私は中学校のころから本当にダンスが大好きで、ブレイクダンスでありますとかモダンダンスやジャズダンス、いろんなダンスを好きでやっていたのですけれども、そこで唯一やったことがなかったものがバレエでした。それで『僕らのバレエ教室』に出る前にシナリオをいただいた時に、そういえばバレエもダンスだけどやったことがないなということで、挑戦してみようという気持ちもありました。それで一生懸命やってみたんですけれども、私はバレエがうまかったとかそういうことではなくて、本当にダンスが好きでそれで挑戦してみたのが実際だと思います。

田代: ありがとうございました。それでは質疑応答はこれにて終了させていただきます。


Copyright © 1998- Cinema Korea, All rights reserved.