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『もし、あなたなら〜6つの視線』公開によせて

シネマコリア代表 西村嘉夫
2005/1/18受領




『もし、あなたなら〜6つの視線』
第1話「彼女の重さ」

 おかげさまで、私にとっての初配給作品『もし、あなたなら〜6つの視線』(http://cinemakorea.org/mosianata/)が無事、1/15(土)、新宿武蔵野館にて公開されました。週末は悪天候にも祟られ、ちょっとスローな出だしとなりましたが、一人でも多くの方にご覧いただくべく引き続き頑張っていきたいと思っています。なお、『シネマコリアNews』読者の方々からも何通か「観てきました!」メールを頂戴いたしました。寒い中、映画館まで足をお運びいただきまして、ありがとうございます。

 さて、思うところあって、『もし、あなたなら』とシネマコリアについて一筆したためさせていただきます。是非、最後までお読みいただければ幸いです。

 今回、『もし、あなたなら』は西村嘉夫個人の資格で共同購入しましたが、この作品は私にとってはシネマコリアの延長線上にあるものですし、またシネマコリアの活動歴がなければ、今回この作品を配給することにはならなかっただろうと断言できる作品です。


第2話「その男、事情あり」

 『もし、あなたなら』を買い付けるにいたった経緯については、公式サイトの2つの記事

● 子猫の異常な愛情、または私はいかにして心配するのをやめて
  『もし、あなたなら〜6つの視線』を配給するようになったか? 〜キノ・キネマ代表 岸野令子
 http://cinemakorea.org/mosianata/sp_1.html

● 『接続』から『もし、あなたなら〜6つの視線』へ 〜シネマコリア代表 西村嘉夫
 http://cinemakorea.org/mosianata/sp_3.html

に書いてありますが、簡単にまとめますと、私にとって明確な意思を持って日本で上映したいと思った最初の韓国映画は1997年に釜山映画祭で観た『接続』で、この作品を何とか上映すべく、最初にコンタクトを取った業界人が今回『もし、あなたなら』を共同で買い付けた岸野さんです。残念ながら当時の状況では『接続』を公開するには至らなかったのですが、その時、岸野さんから受けたアドバイスは、シネマコリアを始める引き金のような役割を果たしました。

 岸野さんとの出逢いがなければ、シネマコリアは存在していなかったかも知れないわけです。そんな岸野さんから『もし、あなたなら』をやってみたいという話しを伺い、かつ、シネマコリアを通じて親しくなった韓国の配給会社の人間が本作のセールス担当者だったという偶然も重なり、今回この作品を共同で買い付けることになりました。


第3話「大陸横断」

 私が韓国映画を紹介する際に常に思っていることは、韓国には色々なタイプの映画があるので、選り好みせずにたくさんの映画をご覧いただきたい、そして、そこから色々な顔の韓国を知って欲しい、ということです。昔は、そもそも韓国映画自体が全く知られていなかったので、インターネットのホームページを通じて、<その時>韓国で公開されている全作品を紹介してきました。『シュリ』以降は話題の超大作・アクション系の映画は劇場公開されるようになったので、韓国には素敵な恋愛映画もたくさんあるということを知っていただきたく思い、『ラスト・プレゼント』『純愛中毒』の公式サイトの運営を引き受けたりもしました。ここ1・2年は、なかなか日本には紹介されないけれど、韓国のコメディ映画は面白い!ということで、コメディ系の映画をシネマコリアで上映する機会が増えています。

 昨年から始まった本格的な韓流ブームにより、現在では、特定のスターが出演している作品は漏れなく日本でも劇場公開されるようになり、そこそこの興行成績を残すようになりました。しかし、その一方で地味かつ真摯な作品は劇場公開されても苦戦の連続というのが現状です。今年も同じような傾向が続くようだと、2年後、3年後にはスター映画と、ネームバリューを獲得した一部の作家映画以外は、日本に紹介されなくなるのでは?と、ちょっとした危機感を持っていたりもします。

 そんなときに、岸野さんから『もし、あなたなら』のお話しを伺って、私自身、リスクは大きいけれどお手伝いしようと思いました。先日、新宿武蔵野館の方とお話しをしたのですが、実は映画館サイドも全く同じことを考えておいででした。新宿武蔵野館というと昨年の『純愛中毒』の大ヒットが記憶に新しいところですが、それ以前から大小織り交ぜて様々な韓国映画をロードショーしてきた映画館です。担当の方いわく、作品そのものの良さに加えて、「スター映画ばかりヒットするのでは寂しいし、もっと色々な映画があることを知ってもらいたい」との思いで、『もし、あなたなら』の公開を決断してくださったとのことです。

 『もし、あなたなら』は、大変なリスクを負ってでも公開する、という強い意志を持った配給会社と、それに理解を示してくださった映画館の存在により、無事劇場公開されました。あとは観客の皆様に観ていただくのを待つばかりです。シネマコリアは総収入のほとんどを入場料収入でまかなっている、全国でも珍しい映画祭です。お客様の支持なくして続けることは決して出来ません。それと同様に、「映画を劇場公開する」という行動が継続できるかどうかも、最終的にはその作品をお客さんが支持して下さるかどうかにかかっています。


第4話「神秘的な英語の国」

 今から2年ほど前、当然公開されるだろうと思っていた『純愛中毒』が、どの配給会社にも買い付けられていない事実を知って、シネマコリアでの上映を決めました。上映決定の報を流した後に、数多くの方から「上映してくれてありがとう」との感謝のメールをいただいたのを昨日のことのように憶えています。その後、イ・ビョンホンのファン・サイトの皆さんからも連絡をいただき、陰に陽に宣伝協力いただきました。シネマコリアでの『純愛中毒』のチケットが販売開始2、3日で完売したのは、ファンの皆さんのご協力あってのことだと思います。ファン・サイトの皆さんとの協力関係は、その後の『純愛中毒』劇場公開まで続き、時流に乗ったこともあり、同作は大ヒット。今では「ビョンホン」と名の付くあらゆる物が日本に来るようになりました。でも、ほんの2年前までは、超話題作である『JSA』を除いて、ビョンホン作品は劇場公開されなかったのです。

 映画というのはかなり特殊な商品ですので、制作・配給・宣伝サイドの力が強いような印象があるかと思います。何を公開するかは供給側が決めることで需要者である観客はそれをただ待つだけだと。確かに一作品毎の単品で見ればそうかも知れませんが、「韓国映画を公開し続ける」という長い目で見た場合、最終的にどんな映画が公開されるのか、それを決めるのは<観客>です。映画祭にしても、映画の配給にしても観客の支持があれば続けられますし、それがなければどんなに高い志を持っていても継続することはできません。

 韓国の映画人と話しをしていて特に印象に残ることがあります。それは彼らが心の底から観客に感謝しているということです。自分たちの映画を支持してくれる観客がいてこそ、自分達の創作活動が続けられる、現在の韓国映画界の隆盛は観客のおかげだと・・・

 日本においても状況は同じだと思います。観客の強い支持があれば、これからも様々な韓国映画が日本にやってくることでしょう。逆にそれがなければ、特定の俳優や監督の作品しか来なくなってしまうのかも知れません。昨年後半からマスコミから受ける問い合わせで一番多いのは「韓流ブームはいつまで続くのか?」ですが、それを決めるのは観客の皆さんだと思っています。


第5話「顔の価値」

 作品の魅力そのもの以外の部分で、多くを語るのはある意味邪道ですが、この『シネマコリア News』を読まれている皆さんは、現在の日本での韓国映画の紹介のされ方に不満をお持ちであったり、もっともっとたくさんの韓国映画を観たいとお思いの方が多いかと思いますので、特に一筆したためさせていただきました。

 2005年という年が、地味めの作品でもなんとか公開し続けられるような、そんな下地ができる年になれば、と思います。『もし、あなたなら』は本当にささやかな映画ですが、皆さんの支持 ─それは映画館に足をお運びいただくことです─ が受けられれば、それに勝る喜びはありません。


第6話「N.E.P.A.L. 平和と愛は終わらない」

★ 『もし、あなたなら〜6つの視線』公開予定(2005/1/18現在)
  1/15〜  東京・新宿武蔵野館(モーニング&レイト)
  2/11   秋田・あきた十文字映画祭(オープニング作品として上映)
  3/19〜25 名古屋・シネマスコーレ(モーニング&レイト)
  公開予定 大阪・OS劇場C・A・P(モーニング)
  公開予定 京都・京都みなみ会館

※ その他地域でも順次公開予定

★ HP、ブログ、掲示板など運営されている皆様へ
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http://cinemakorea.org/mosianata/mosibanner.gif

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http://cinemakorea.org/mosianata/

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