イ・ヨンナン

　1978年、演劇『腕白小僧エルビラ』でデビューし、第14回東亜演劇賞女子演技賞を受賞。

　映画はなんといっても『つぼみ』で演じたイ・ジョンヒョンの母親役が有名。主役の少女（イ・ジョンヒョン）が狂ってしまう原因となる母親の死亡場面は見る者の脳裏に焼き付いて離れない。この作品の演技で第41回(1996)アジア太平洋映画祭で最優秀女優助演賞を受賞。他に、『情事』では妻に不倫をされる夫（ソン・ヨンチャン）の友人役で、『恋風恋歌』では済州島にやってきた男と恋に落ちる主人公コ・ソヨンの母親役で登場する。

　2000年の『ハーピー』では声のみの出演をしている。2001年にはイム・ジョンジェ監督の『二十四』に出演。

初版：1998
最新版：2002/3/18